最先端ＬＥＤ電球の研究開発を...。

現在も既に、LEDの植物栽培は始まっているのですが、電子部品が故障しやすいとか、配線の都合で設置が誰でも簡単にできるものなど、考えたいところです。

高温にも弱いので、もっとプランテーションが広く活用されるようになるでしょうから、シェルター内に合った物にしたいと思っているのです。

どの成長段階で何色の光が必要なのか、使用場所にあった色なのかなども、更に使い勝手良い物をとモリアティエンジニアが最先端ＬＥＤ電球の研究開発を始めました。

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モリアティエンジニア《さぁて、始めようかねぇ～。どうする事がもっと良くなるか、長期に使えるように、電球交換も楽なように、考えないとだな？　

皆の国ではどのような電球で水耕栽培しているか、知り合いから、資料を送ってもらってくれないか？色々まずは参考にしたいんだよな？

早くに食糧難を考えて、水耕栽培のプランテーションを作って居れば、きっと工夫しているだろうからね。

アルフィ《モリアティは違う分野の仕事だろう？何だって最初の研究課題が、LEDになったんだい？オペ室の照明機器って言うなら又別だけれどさぁ？

本業は最先端医療機器のメーカーからの出向エンジニアだろう？今話題のエクモとかその他の操作とかさ？

モリアティエンジニア《そうだよ。人工透析装置、人工心肺装置、人工呼吸器などの医療機器の操作をドクターの指示に添ってやったり、管理点検をやるのが主な仕事だよ。

でも、これからは新しい生体信号処理法・生体計測法の開発や人工臓器、心音自動診断システムの開発などもやってみたいと思ってね。

皆同じ生命体の事だから、差し当たって早く必要な事で、植物を健康に巧く育てて収穫できることをやってみようと思ったんだよ。
特に水耕栽培が管理しやすくて、良いと言うから、水の管理と言う事を考えるつもりなんだけれど、これは時間がかかるから、太陽光代わりになる照明機器からにしたんだ。

水の管理は人工透析装置から、アイディアを貰って考えたらとも思っているんだよ。

アルフィ《セージが怪我した時にエクモも使ったんだろう？何やら色々な機器を使ったって聞いたよ。冷温療法と合わせてさ。

モリアティエンジニア《あぁそうだね。エクモは通常の治療では直ちに絶命、または臓器が回復不能な傷害を残すような超重症呼吸・循環不全患者に対し、治癒・回復するまでの間、呼吸と循環の機能を代替する治療法だよ。

あそこまで救命緊急はなかなか西欧では使っていないからね。アメリカは必要な機器だから発達しているから、此処のドクター達も1年くらいは皆ERに研修でアメリカには行っているよ、被験者の宝庫みたいなものだからね。

俺も大学院の時には、研修で行っていたよ。

エルダー《あそこは銃社会だし、どこかの戦争や、テロや色々な事に関わっているから、ERの稼働率は凄いだろうね。
俺もやはり研修には、アメリカの大学には1度は行っているからね。

フランツ《都会のERなどは、設備が整っているようだけれど、医療関係のかける予算は全然足りなくて、経営には四苦八苦しているとも聞いたよ。

何たってあの広さだから、州によって事情が全然違って、何時の時代？って言うくらい、アンティックな所もあって、ネット事情も悪い所もあるそうだよ。

モリアティエンジニア《俺も何か国もの国に出向で行ったけれど、自分も好きな事を勉強したいなら、此処の国が一番環境も条件も良いんだよ。

不便な国と言っても、西欧なら似たような所は沢山あるし、収入は確かにけして良いとは言えないけれど、暮らしに困る事は無いからね。

歓楽街がないから、自然に早寝早起きの、健康的な暮らしになってしまうしねな。

アルフィ《センターポイントのメンズクラブくらいかな？でも女は全く居ないんだよね。ゲームテーブルやビリヤード室が奥にあるけれどさ...。

寂しいバチュラ―クラブって感じだよ。ま、男同士くだらない話で盛り上がって居るけれどね。皆、行ってみたかい？シングルの時も有っただろう？

セージ《俺あそこでダーツの練習したんだよ。でも意外と飽きちゃって、ビリヤードの方が面白いかな？バックギャモンとか、幾つかあるんだよ。

お金はかけられないけれど、ゲームテーブルで、ウェイターに言えばゲームを借りられるんだよ。ブリッジばかりやって居る人達もいるしね。

セージ《エルダーやフランツは、モリアティのサポートに入るなら、何時でも良いからね。俺は感染症がもう少し収まるまでは『MRS1』作りをするしかないみたいだからね。
まさかこんなに注文が入るとは思わなかったよなぁ～。当分リハビリ用のゲームソフトは今位のままだね。

エルダー《ミラー療法の応用編ソフトかい？それはそれで、必要なんだろうけれどね。此処が遠隔サポートしているのは、感染症以外の重症患者になんだろう？

TV電話なども使って、診察しているそうだから、リヴェール教授が“皆総合医に...”がさっそく役立っているみたいだね。かなり忙しそうだったよ。

フランツ《何処だかに買った島も、打ち合わせは済んで、他国のこの病院役員がもう、プレハブ立てて、工事が順調に始まっているそうだからね。

既に工事は感染症が流行る前に入った人だけで、やっているそうだから予定通りに順調に見たいだよ。地上波最低限の建物は出来ているそうだから...も雪が積もる頃だろう。

モリアティエンジニア《その島に移住出来たらは魅力的だけれど、やはり地下シェルターから作って居るんだろう？地球上に暮らすなら、シェルターは絶対に必要って事なんだよな？

フレーバーセキュリティエンジニア《まぁ、そこは直ぐには出来上がらないだろうから、まだずっと先の話だろう？　国民も増えるそうじゃぁないか？

でもリヴェール教授は慎重な人だから、この国が巧くいったら、他は他で数ヶ国が集まって、同じような国って言うか、コミュニティを作る様に勧めているんだそうだよ。

極小国だから、トラブルが少なく纏まっているんだからってね。工事も今では最先端になっているから、早く出来上がるようだよ。建築材もグンと良くなっているからね。

アルフィ《２～３ヶ国が新たに参加って言うか、移民してくるようだよ。何処だかは判らないけれどね。それに、必要に応じて最先端技術は使うようだよ。最先端技術が最先端技術に破壊されない内に、早くに仕上げたい事だからね。

セージ《今は数人しか此処には居ないけれど、ドイツとか北欧とか東欧あたりの人が一緒になるかな？

エルダー《宗教的な事も考えないと、これまた難しい問題があるからね。メインがUKが多く、教会もプロテスタントだろう？カトリックは少数で、皆一応キリスト教だよね。

フランツ《あぁ、さらに一応キリスト教で、毎日曜日にミサに行く人だって凄く少ないしね。他国民が移民で同国民になるのは良いけれど、一応宗教問題も考えてだろうね。
会員患者も、だから希望されてもトラブルに繋がりそうな人は、断っているようだよ。

セージ《そうだよね。今後食糧難が来ることは、一番近い危機なのに、宗教によって食べ物が違ったり、オペ出来ないとかの問題もあるそうだからね。

一応何食べても問題ない宗派の人だけだろう？ま、ベジタリアンは居るけれど、ビーガンは居ないそうだよ。
でも食糧難になったら、何時かは自然とベジタリアンになるんだろうね？
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まだ少し時間に余裕があるので、モリアティエンジニアも途中から皆のお喋りに参加して、今日は食べ物の話で盛り上がりました。
何れベジタリアンになるかもですが、セージ君は今のうち大好きな乳製品やハードボイルドのゆで卵など、食べて置かなくちゃぁと、食いしん坊な事を、真面目に考えてしまいました。

Mrs.Sugarと食べるカリカリトーストのバターの香りや、チーズの香りなどが、味わえなくなるなんて、とても寂しい事です。

幾らなんでも、シェルター内で牛や、鶏は飼育は出来ないでしょうしね。今は真空缶詰で、乾燥ミートなどが大量に保存されているようですが...。食事の楽しみが減るかもです。

　　　　　　　　　　　　　　 storyteller🐑