今日はカイザーセラピスト達とヘリオット教室のメンバーと新開発の話になりました。それは、外科チーム等とも話していたことで、医療用ロボットの話で、筋肉の電気信号を読み取って使える筋電義手等の開発を考えて欲しいと言う噺です。
セラピスト達はシンプルに根気よくリハビリをしますが、事故や先天的な欠損等の患者が使う義手や義足などが、人体発電を使って脳から伝達が行くようにした良い物が出来ないかと言う話です。
今も良い物が出来て居ますが、もう少し自然な感じで使える物を...が希望なのです。それもエコに体の中の電気を使ってです。
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クローネ研究所員《それは俺達も時々話していた事なんだよ。今のよりももっと自然な出来上がりで聴かないと解らない様な仕上がりでな。
グレン研究員《そう言えば昔よりも先天的な欠損がある子供が増えているのは、やはり大気汚染と関係あるとか、後は医学の発達で、昔なら何か問題のある子が出来たら流産とかしていたのを、今は止めてしまう体とも、聞いた事があるぜ。
ウッディー《医学的な詳しい事は俺は詳しく解らないけれどな。でも記録を見ると、外見では解らない内臓などの先天的異常とか、増えた様な気がするよな。その年に寄って波はあるんだろうけれどな。
カイザー《薬害も考えられるだろうし、その状態をどうとらえるかだよな。先天的な子供は今早くに判るから、その時点でウォッシングしてしまう人も少なくないと言うし。
命は大事だけれど、生まれて一番苦労して生きるのが苦しいのは、その子供でもあるからな。その様な子供をしっかり育てれば、親は周囲から称賛されるだろうけれどね。
ラレー研究員《その子が年頃になった時の事を想うとなぁ。恋をする場合も有るだろうし...。
クローネ研究所員《それが問題だよな。恋だけでなく、性の問題も、何処の国でも、研究対象になって居るんだよ。男女とも形は違うけれど、生理現象の対処には、身体的に不自由だと、自分で出来無いだろう？
グレン研究員《物凄くデリケートな動きが出来るアンドロイドやロボットが出来れば、寝たきりなどになった人のおむつ交換とかも良いかもしれないしな。それは当事者にしか判らない気持ちだしな。
余計に惨めな気分になるか、恥ずかしく無くて良いのか．．．
ウッディー《研究チーム内に、実際に障害を持っている研究者が増えると良いんだよな。
カイザー《「車椅子の物理学者」の事かい？彼はALS発症したんだよね。発症から5年程度で死に至る病って言われているんだけれど、発症から50年以上研究活動したんだよ。
ラレー研究員《あの人は一般人とは違う頭の出来だから、アイトラッキングやコンピュータプログラムが使いこなせたからね。天才だよね。
クローネ研究所員《両親が熱帯医学の研究者と哲学者だったよな。もうDNAからして違うんだよ。遺伝も馬鹿にならないぜ。生活環境も学問をする方向へ行くだろうしな。
必ずしも恵まれた環境では無かったし、普通の学問の成績がずば抜けていた訳では無かったけれど数学的な頭脳や、周囲には恵まれて居たんだとも言われていたんだよな。
グレン研究員《俺ならもう直ぐにめげてしまうかもしれないよなぁ。でもカイザーを見ていても何時も思うんだけれど、勉強が足りないし努力も足りないしなんだよな。
ラレー研究員《持ちつ持たれつで良いんじゃぁないのかい？此処の国の「お互い様」精神や「怠けず、慌てずコツコツと」って言うじゃぁない？
クローネ研究所員《 「Less is more.」ともね。それが受け入れられる者が定住して、国民になったりしているんだからな。人の考えや価値観はいろいろだからなぁ。
俺なんか責任は果たすけれど、多くは出たとこ勝負だし、何時も妻のローズに厳しい事言われるんだぜ。結構時が経つと口煩くなるもんだぜ。
ウッディー《そう言えばウォーキングインストラクターのマリーの双子のお姉さんと結婚したんだっけね？
超セクシー美人じゃぁないか。ファッションモデルなんだろう？
君は根っからのパリジャンだから、粋な口説き文句でも言って落としたんだろう？マドモアゼルも将来が楽しみな子だよなぁ。
カイザー《良いんじゃぁ無いか、リップサービスが巧いのも大事な事だよ。なかなかお似合いの夫婦じゃぁないか！そうだ子供も居るんだよね。ベビースィミングに来ているだろう？
ウッディも雰囲気はパリジャンって感じでは無いけれど、フレンチだから患者や講習を受ける人たちには、
言い方が巧いから、人気者だろう？俺は巧い事煽てて声掛けとかは下手だからな...ウッディが居て助かっているよ。
グレン研究員《大概の事は、皆で協力し合えば、何か方法は見つかる物だよ。でも、今の様子で行けば、今後も必要な事だから、開発は煮詰めて行こうよ。
これからも周辺国など、争い事などもどうなるか判らないからな。商売的にも開発品の特許が取れれば、結果良しだからな。
クローネ研究所員《ま、そう言う事だな。研究費とか、必要な本とか情報も、出来る範囲で惜しみなく出してくれるから、その基になる収入源も確保出来る時に、黒字にしないとだよな。
教授は何時も、穏やかに笑ってるけれど、だからこそ責任は感じてしまうよ。
ラレー研究員《独特のオーラのある人だからなぁ。怒った所見たことなく何時も上品なジェントルマンだけれど、一般人とは違う格上感のある人だよ。まだまだ当分元気で長生きして欲しい人だよな。
でも、次世代を継ぐのは弟のローソンだろうな。あの重々しさは無いけれど、人間的には好感度高い人だからね。俺達と同世代の３０歳台だろう？
若いけれど、落ち着いて穏やかで、出過ぎないでシッカリサポートしているよな。
クローネ研究所員《普段は気軽に話してしまうけれどな。考えたら俺達もしっかり色々な事の責任を果たしたり、サポートが出来るようにならないとな。
俺達の教室では、ヘリオットとジョルジュが居るから、これまた２人共少し地味目だけれど、頼りになる人達だから、自由に取り掛かったら良いんじゃぁないか？
クローネ研究所員《ほら、あれだよ。ターナー教室みたいに、ゴチャゴチャへ理屈言っているより、ある程度まとまったら、試作品作ってしまうのが良いんじゃぁ無いか？あそこは取り掛かると形にするのは結構早いよな。
後からそれ見ながら、修正したり皆で意見だしたりしているみたいだぜ。
グレン研究員《そうそう、場所が離れているから、余り解らないけれど、呑気そうにギター弾いたり歌ったり、前何て何だっけ、シャッフルダンスとか踊ったりしていたぜ。教授も知っているようで“良いねぇ、若い子達は切り替えが巧くて、あのくらいの方が良いアイディアが出て来るようだよ”って言っていたからな。
ラレー研究員《そうそう、日本のアニメって人気だって言うだろう？結構見ている奴も少なく無いみたいだよ。休みの日にはどっぷりつかって、観てしまったりするそうだよ。
ウッディー《そう言えば、セージがプライベートでゲームソフト作っていて、それを応用して、リハビリ用ゲームも作ったんだよ。まだ簡単なものだけれど、ミラーセラピーの時の補助具として使っているけれど、評判は悪くないようだよ。
カイザー《そう言うアイディアは、やっぱり若いからなぁ。Sugarさんがゲームやアニメ等が大好きなので、休みの日など一緒に遊んでいるみたいだからね。Sugarさんがなかなか楽しい人なんだよ。
日本人のイメージとは違う雰囲気の人で、かなりオープンマインドな感じだよ。セージ君のアイディアの元はSugarさんLoveが発端だからね。
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雑談風会話ではありますけれど、違う分野のセラピスト達と話したりも、刺激になって早速開発しようと思っている事の試作品に取り掛かろうと思ったようです。
理論派も押いので、取り掛かりが遅くなりがちの教室なのですが、もう少し試作品は早く作って、それを見ながら又改良したり考えたりは効率が良い方法でしょう。イメージがつかみやすいでしょうからね。
Storyteller@Sugar
