Mumは２人で逢うつもりなのにミントさんも...

今日はMumディルはDrディルではなく、Mumディルとして、MrsSugarと２人で話すつもりで、Cafeにやってくるはずでした。
それが、勘の良いミントさんは、察してさりげなく出逢った感じで、一緒についてきました。そうするには、マルベリーやクランベリーから、Mumディルの行動の連絡を受けて“今行くみたいよ”と連絡受けて、Cafeに行く道で出逢うようにしたのです。

やはり、皆Mumが時間もなく、２人がほとんど話をした事が無いのは気になってました。父親は異性なので、受け入れには“セージが愛した女性なら...”と心から思っていますが、母親は嫁は同性で若見えする女性と言うと、ちょっと気にかかる相手です。

理性的な女性ですし、夫がナンバーワン男性なのですけれど、一人息子には日頃は、余り執着していないようなのですが、微妙な気分なのです。
気難しいNanや、口うるさい友人のDrマリアンヌのお気に入りと言うのも気になる存在
なのです。
　　　　
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Mumディル《もっと早くにお逢いしたかったんですけれど、私も忙しいものですから、失礼いたしました。たまたま今回此方に仕事できましたので、ゆっくりお話しがしたかったんですのよね。

MrsSugar《私も研究が忙しくなさっていると伺っていましたので、ご無沙汰してしまって！
皆さんお元気になさっていると、ミント達から聞いて居ましたので、その内にと...

ミント《セージがね。結構口煩いのよ。Sugarは巧くフォローして、夫として立ててくれているわ。Mumもセージって、意外と気難しいの知っているでしょう。
明るいし、穏やかそうにみえるけれど...！誰に似たのかしらねぇ？Mumとは違うし、Dadとも又違うしねぇ。

Mumディル《お爺様に似ているのよ。一見明るいしあたりは穏やかそうなのは、ホップスみたいですけれど、内面はお爺様みたいだわ。

MrsSugar《お爺様の話は時々聞いていましたわ。何か教える時はとても厳しい方だったけれど、そうではない時はとても優しい方で、真逆な性格をお持ちだったようですね。

Mumディル《素敵なジェントルマンでしたわよ。とてもシャープな感じですが、Nanの事はとても愛妻家でしたわよ。セージは優しいですか？我儘いっぱいなのではないかしら...
貴女とは、逢った時から珍しく話が合う様子で、吃驚したとミントから聞きましたけれど！

ミント《そうなのよ。初対面の時から、あの素っ気ない感じでは無くて、笑いながら楽しそうに話していたので、調子狂ったわ。機嫌が良いから,Cafeの手伝い頼んだら、もう満更ではない様子で、結局は休み中アルバイトしたのよ。

MrsSugar《とてもよくやってくれて、大助かりでしたので、長期休みの時は、来てくれるのを当てにして、若いのに本当に心配りが出来るのには、驚きましたわ。

Mumディル《まぁ、外面が案外良かったのね。だからパーティに行っている頃など、かなり大モテでしたのよ。それなのに、素っ気ない態度なので、女性には恥ずかしがり屋なのかと思いましたらそうでは無くて...。

うちは女性だらけなのが、良く無かったのかもしれないと思ったりしていたのよね。パーティで見た様子では、誰が相手でもきちんとリードしていた様でしたしねぇ。

ハッキリ言って母親としては、扱いにくい子だったわね。小さい時は本当に可愛い子でしたのにねぇ。今でも可愛いですけれど、楽しそうにしている時に抱きしめたいと思っても、年頃になる頃には嫌な顔されましたからね。

ミント《Sugarとは、全く態度が違うのよ。あんなに楽しそうなセージは観た事なかったわ。
Mumが思っている様に、Sugarからセージにあれこれ言う事は無くて、セージの方が楽しんでアルバイトと、家に帰ると物凄い勉強していたわね。どうしても此処の大学に来たかったんでしょう。

何時もアルバイトに来られるからね。Sugarったら、苦学生なんだと思っていたんですって！セージも初めて自分で働いてお金を稼いだのよね。

MrsSugar《ミントも何も言わないので、由緒ある家柄の出だとは、思いませんでしたのよ。とても気さくに話されて居ましたし...。

Mumディル《うちは、家系では本家に当たるんですけれど、セージ達からしたら曾祖父の時代から、医学博士になって仕事をして、変り者一家だと言われていたんですよ。
やはり、趣味だけではなく、好きな事を仕事に出来たら楽しいですからね。私達夫婦
は只の夫婦だけでなく、仕事上でもパートナーですと、寄り愛情深くなれますわ。

ミント《まさか、職場などでイチャイチャして居ないでしょうね？もうね、家では本当に子供はごく小さい時まで、母親するけれど後は一応母親で、メインは夫婦でべったりしているのよ。でも、流石に長男の嫁だけは気になったようなのよ。

MrsSugar《あのぉ、私何かの時には何てお呼びしたら良いかしら？話題に出た時はセージMumと言っていますけれど...

Mumディル《良いんじゃぁないかしら？ディルでも構わないんだけれど、セージが一緒に居れば“Mum”って言うでしょう？でも貴女に同じに呼ばれるのは、抵抗がありますしねぇ。でもセージMumならね。

ミント《そう言われればそうよね。Sugarは私の友達でもあるけれど、妹でも有るのよね。でも妹と言うのに抵抗は無いわよ。面白いわねぇ...人間関係って！

Mumディル《今回此処へ来たのをチャンスに、親しくなっていきましょう。私はSugarって呼ばせてもらいますよ。意地の悪い事言って、セージが機嫌悪くなっても、後がややこしくなっても困りますものね。

ミント《Mumったら、考えが甘いわ。意地悪どころか、凄く私達仲良くしていても、セージを放っておいて、女同士の話で盛り上がっていると、不機嫌そうな顔しているのよ。

最近セージも男として認められる年齢になったから、男同士の話の仲間に入って話して
居るから、随分変わったけれどね。たまにファミリーの集まりすると、子供達がセージが一番若いと言うのが解るらしくて、皆寄って行くのよ。

歳上だけれど仲間って感じでね。セージは迷惑そうな顔しているけれどね。でも、子
供には案外優しいのよね。諦めたのか、仲間として話しているわよ。
でもあの子ずっと以前から“自分の子供は欲しくない”って言っていたのよ。だからSugarは子供がの事は、全く気にしないで良いのよ。むしろSugarが妻でセージは偶然でも、ラッキーって思っているわ。

MrsSugar《そうね。以前は時々長男ですし！って気になった事ありましたけれど、マリアンヌの研究に協力と言う話が出た時、本気で嫌がってきっぱり断っていたら“気を使って我慢する時が来たら”って気になったんですけれど、本当に子供は欲しくないって解って...ホッとしました。

ミント達が男の子産んでくれたので、セージ自身もホッとしたみたいでした。

Mumディル《さて、私は仕事に戻らないと...！又お茶飲みに来ますわ。マリアンヌ達と来ると思いますけれどね。３ヶ月有ると言っても、今研究している事は、そんな簡単な事ではないのよね。

何処でもこれから先ずっとでしょうから、後継者を残さないとならないでしょう。歴史的病と言っても、ウィルスは人以前から、存在していたのですからね。巧くかわしながら暮らしていかないとでしょうね。

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Mumディルは、MrsSugarと逢って、お互いの呼び名が決まって、一番ほっとしたのでは無いでしょうか...。ミントさんも一緒で、変に気を使って話さなくて良かったとも思いました。

ミントさん達が、気を使ってMrsSugarをかばおうと思っているのも感じて、複雑な気持ちがかなりはれました。ちょっぴり癪だと思うかもしれませんが、可愛い息子が愛した訳も少し判った気がして、やっぱり来てよかったとも思ったのです。

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