続きの組み立て作業です。

今日も早くから出てきて、続きの自転車の組み立てです。終わったら練習用ローラーも作るつもりです。ライモン君などは、以前のシティバイクを乗るつもりでいますが、時にはドロップハンドルのロードバイクも乗りたいでしょうから、準備だけはしてしまうつもりです。

部屋を広くしてくれるにも、出来上がりが揃って、置いてから広さを決めなければなりませんし、間にその他の色々のメンテや手入れなどをするスペースが無いとですし、全員揃った時には、お茶のみが出来る位の広さが必要です。

なので、手慣れている２人が取り掛かり始めたのです。ランチの時間まで限が良い所までやってしまいたいのです。と言っても、結構呑気に日頃は話さないかもの２人の話題を話したりする時です。
　　　　
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エルダー《よぉ～。皆今頃何しているのかなぁ。研修中となると、あんまり休みは撮れなかったりするんじゃぁないか？　覚悟して皆出て行ったんだとは言え、週一は休んでいるだろうけれどね。

大丈夫なのかなぁ。研修中は気が張っているから、やる事はきっちりやってくるだろうけれどなぁ。考えたら医者って、勉強もしないとならないし、患者の治療もしないとならないし、スゲェ重労働だよな。

セージ《そうだよ。俺医者の家に生まれなくて良かったよ。頭悪いし、やってられないよなぁ。病気だって物凄い数の病気があるし、症状の現れ方は個々に違ったりするだろう？

だから色々検査したりするんだけれど、ベテランの医者は、検査なしで触診だけなどで、どんな病気か経験から導き出して、後は推理して...。当てちゃうんだぜ。

リヴェール教授は、インターン生の時には、検査結果が出る前に、病気の様子をもう解っていたそうだよ。そんなのが口コミで患者や信奉者が増えて行ったし、似た様な仲間が増えた結果が今だそうだからね。

エルダー《そんな教授と付き合っていたDrマリアンヌも凄いよな。ま若い時は可愛かったんだろうね！今でもなかなかの美人だものな。最近メイクも前と変わったし。

穏やかな表情に変わって、女らしくなったよなぁ。恐るべし愛の力かな。本人が何時も言っている様に、ホルモンバランスが良くなったんだろうな。

エルダー《最初はさ、Sugarさんと仲良くなったら、何時も気難しい顔して居たのが、変わったんだよ。秘書の子が“Cafeに行って帰ってくると、機嫌が良くなっている”って言ってたんだよ。

プライベートで気楽に話せる友達が出来るって、大事だよなぁ。今みたいに学生時代の友達も此処へ集まってきていなかったからね。時々行き来はしていただろうけれどさ。

セージ《う～ん、きっとそうなんだろうなぁ。俺はSugarは全然変わらないと思っているし、あのまんまで居て欲しいだけだよ。前から可愛かったし、大好きだったからね。そうならなければ、俺は今此処でエルダーとこうして居なかったよ。

何だか不思議な気もするし、運命だったとも思えたり...。男は出遭った女次第で生き方が変わるって、うちの魔法使いの婆さんは言っていたからなぁ。

ほら、犯罪の陰に女ありって言うだろう？男は女しだいで人生が随分かわるんじゃぁない？

エルダー《何だよ、お前だって最初知り合った頃からしたら、凄く変わったぜ。出逢った頃はお子ちゃまだったものなぁ。女と付き合った事は有るって言っていたけれど、ちょっと付き合っただけで、恋していたわけじゃぁなかったら、たいして変わらないんじゃぁ無いか？

ステディな中になって、間もなくあっという間に結婚したけれど、その後しばらくしてから、年齢も背も育って、変わる時期だった事もあっただろうけれど、雰囲気変わったからな。ま、凄く苦労もしたからね。

セージ《教授達は学生結婚したって言うから、結構早くに結婚しているんだよね。それなりに判れないで結婚生活続けるのには苦労したみたいだね。

それぞれが医者で活動していたら、なかなか逢う時間が無いから、早くに結婚しちゃったんだっていってたもんね。Drマリアンヌからのモーションだったそうだけれどね。
でも教授も“彼女が居たから、夢が実現したんだ”って言ってたよ。

エルダー《噂でそう聞いたけれど、本当だったんだ。良いよなぁ～。今はとても仲がよさそうで...。休みの日たまに手を繋いで散歩しているの見かけるよ。

俺の家の近くを通るんだよ。アニーが見つけてさ“俺達も行こうか”って言うんだけれどアニーはインドア派でね。週２回の水泳と講習会と、後はバレェのレッスンにカレッジに行くから家の中でゆっくりが良いって言うからね。

確かに若くても仕事もしているから、家でゆっくりが良いんだろうね。丁度土曜日がバレェレッスン取れて、朝プランテーションに一緒に出て行って、俺は此処へだし、アニーはカレッジへだよ。

セージ《プランテーション回りは皆もう側を通たらチェックは当たり前の事だね。女性達が割り当てで見てくれているし、理事長や森林管理人の人達が良く世話してくれるからね。

前のメインカントリーは、すっかりセカンドカントリーに入れ替わって、食料プランテーションに変わってきているようだよ。日本の蕎麦とかその他オーツとか改良された物が植えられて、今年は収穫があるらしいよ。

エルダー《セージ又寝転がって、良い服が汚れるとSugarさんに怒られないのかい？凄く素材も良いし手縫の物も多いし、ぜいたく品だぜ。もったいなくて無造作には着られないよ。

セージ《着やすいから、あれこれ着ないで３枚決めて、それが駄目になるまで着切てしまう事にしたんだ。今の年齢だから良い物もあるだろう？

第一まだ当分遠出する事もなさそうだし、外出と言っても、仕事はユニホーム着ちゃうし、講習会やプールに行く時は往復着るけれど、水着に着替えちゃうし、後は個々に着る日だけだからね。却ってよい物を普通に着なくちゃぁね。

エルダー《まぁそう言われればそうなんだけれどね。温暖化で厚手コートは着なくなったし、以前みたいに気楽に遊びに国外へ行く事も亡くなったからなぁ。

それに慣れてしまったら、狭い世界だけれど、此処だけでも全くどうと言う事無いしね。アナログでエコな暮らしも全く普通で、手間をかける暮らしは問題なしだね。
俺人生今迄で全然困る事無く暮らしているからね。

エルダー《でさ、コロナはあまり話題に出なくなっているけれど、消滅した訳でなく未だ感染者は居るそうだし、新種もまだ健在だし、中途半端な気分だよな。
此処はまだ暫く、現状のまま海外との流通も規制がかかっているし、解除はしないと言っているよ。でも国内に感染症が入ってしまうよりも、ずっと自由で良いしなぁ。

今回は救急隊員等も研修に出たのは、この後の備えの為にだそうだからね。帰国時は厳しく隔離されてから、初めて入国だそうだよ。出るのは簡単みたいだけれどね。たいした信用度だよね。

セージ《あぁ、ちょっとハンドルの方を支えて置いてくれる？逆にした方が安定するから、此処らへんは俺やるからさ。これは、性能が良いんだけれど、安定性を考えて少し重い目なんだよ。

Sugarは黙って俺の話聞いて、あんまりスピードが出なくて、丈夫で重い目のを選んだんだよ。そうだって話しちゃったからなぁ。

此処に居たら自分達だけで、遊びでレース楽しむくらいだからね。

エルダー《そりゃぁセージ、歳の功でSugarさんにはかなわないだろうよ。お前変に素直に目にでちゃうからな。しっかり目を見て話す人だから、お前の思っている事は今ではバレバレだろうよ。

付き合う前は、目を見て話す人でも、心の中まで見ようとはしない程度だろうけれどさ。もう今のセージは心の中全開で見つめ合っているだろうが！

セージ《何か嫌な感じだなぁ。エルダーも以前ならそんな言い方しなかったよね。かなりシラァ～とした感じだったからね。年中一緒に居るって怖いよな。

でも良い友達だと思っているよ。この国に来て、俺は本当に良い人達に出逢って、自分も格が上がった気がするんだ。それって大事な事だろう？

教授が何気なく言っていることがよく判るようになったよ。“此処の人達は皆財産なんですよ”ってね。失敗を恐れないで、考えたことをトライするし、失敗しないと成功はないだろうしね。何れ積み重ねた体験を利用出来る時が来るとかね。

皆それを理解した人が、この国を選んだんだよ。知識を得る事には贅沢に費用をつぎ込むけれど、他は皆つましく暮らしているよなぁ。

俺は家が元々あまり贅沢する家では無かったけれど、日本人のSugarなどは多分かなりぜいたくな暮らしもしたんじゃぁ無いかと思うんだ。

友人だったこむぎさんって帰国してしまった人の暮らし観ていると、食事でも着るものでもブランド物とか拘っていたからね。

だから、少しは買い物したら？って言うんだけれどね。メイクもしていないしなぁ。

エルダー《そう言えば、何時もすっぴんだってな。でもさ、変な事言うようだけれど、Drマリアンヌの言う通りに結婚してホルモンバランスが良くなったんじゃぁないの？

お前愛されてもいるんだよ。女性も男性も愛する相手が居ると、肌など綺麗になるし、病気にもなりにくくなるそうだよ。

セージだって外ではセーブしているだろうけれど、家に居る時は気にしないで、100％ラテン民族も負けるくらいUne vie pleine d’amourだろう？

セージ《クスッ！さぁね。フレンチやイタリアンが実際どうなのかは知らないからね。イリスは激しかったよ。幼馴染の男の俺にも、少々濃厚過ぎて持て余したからね。

ま、小さい時からだから俺も慣れたし、イリスも俺が嫌がっているの解っていたはずだけれど、にもかかわらずだからなぁ。

エルダー《ま、此処は一応色々な国が集まって居るし、色々な文化がミックスされて丁度良い塩梅になっているんじゃぁないの。今パンデミックのおかげで、被害も大きかったけれど、良くなった事もあるだろうしね。

これから先は、何時かもっと大変な時代が来ると言われて居たのが、早まったようだけれど、一旦は何とか後数年で収まるような気がするよ。

もうその前からくすぶり続けていた、国交問題も表面化したし、賢い国は考えを改めたり、するんじゃぁないかと思いたいね。

馬鹿な国のリーダーは、国民も気が付いて排除されるんじゃぁ無いの？
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そんな話や、こんな話やしながらの半日でした。かなりプライベートな夫婦の話とかも２人の時は話します。夫婦としては、若いセージ君の方が先輩ですが、人生の先輩はエルダー君です。

ですから、お互いに情報交換したりと、穏やかに色々な話が出来るので、皆が集まってでのメンズトーキングとは又別物です。
まだ若い彼らですから、順調に一生を終える事は無く、これから幾つもの試練も味わう事でしょう。そんな時は２人は、生死を分けた経験もしたので、又絆が深いようです。

                      　　　　　　　 Storyteller@Sugar