私のユニホームもあるかしら？

今日は昔からの仲良しグループの、女性役員達が皆でCafeに集合です。ぼちぼちDrディルは作業などは最後の詰めに取り掛かり、帰国する事を考えて居るからです。

全員が一応同窓生が集まって、時々お茶を飲んだり食事をしたりで、仕事は忙しく過ごしましたが、楽しい時も過ごしました。予定には無かった集まりになったのです。

全員がまだ今は元気に逢えましたが、時には老いも感じる微妙な年齢になってきたので、次に全員が健康な状態で逢えるとは限りません。

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Drディル《まぁ今回は皆に逢えて良かったわ。こんなに長期間夫と離れて過ごしたのは初めてよ。息子や娘や、孫とも逢えましたし、後は仕事を終わらせたら一区切りついた感じだわ。

ちょっと忙しく仕上げの仕事をしますから、ユニホームがあるかしら？ノッて来た時は何日か寝る時間以外は、缶詰になる時があるでしょう。

Mrs.ロリエ国際看護師協会理事《ディルったら若い時みたいな事いっているけれど、食事と睡眠時間はたっぷり取るのよ。いくら昔の同世代よりも若く見えても、体の中は年齢なりの、耐久力だと言うのを忘れないのよ。

Drジーン医療人類学教授《ホント、忙しい数か月になったわね。でも可愛い一人息子に逢えて、良かったでしょう？高齢になってからの一人息子は、可愛いって言うじゃない？たっぷりスキンシップを取って、話もしたかしら？

Drアイリーン医療心理学教授《お嫁さんとも、初めて面と向かって話したんでしょう？

Mrsマープル メディカル秘書《でも、丁度仕事が巧く行って、ノッて来ている時に出産だったから、複雑な気持ちだったでしょう？育児の時期だけは、最愛の夫と２人で息子優先だったんでしょう？
でもその後は、早くからお任せ育児で...夫婦ファーストですものね。子離れが早かったって聞いたわ。

Drマリアンヌ《それで、セージは久しぶりに逢う母親にも、あっさりした態度なのね。彼も両親と同じに夫婦ファーストですものね。

クランベリーチーフナース《其処はそつなく子供から離れてはいけない時期と、離れやすい時期を見極めて、離れたのよ。

でも一応３歳までは家に帰って来ていたわね。私とマルベリーは最初の子で双子でしたから、結構たっぷり愛情を注がれたけれどね。セージは男の子ですし、祖父母に押し付けたのよね？可哀そうな子なのよ。

Drディル《ま、人聞きが悪い事言うのね。でも貴女達の子でも良い位の歳が違う姉弟ですから、よく観ていたのね。不思議な事にセージが本気で好きになった人が出来てと聞いて、“へぇ～どんな娘かしらね？”って夫と言っていたんですけれど、姑から聞いてちょっと驚いたわ。

年齢が離れすぎていてね。娘から仲良しの友達と聞いては居たんだけれど、歳離れているとしても、ミントくらいかと思っていたのよ。

でも、まぁセージの方が夢中だそうですし、観察力抜群の姑のお墨付きなので、超特急で結婚させてしまったんですからね。ちょっと癪だったわ。

初々しい可愛い息子が、バツイチの私達と同じ世代の女性とだなんて...。

Drアイリーン医療心理学教授《母親としての所有欲と女としての嫉妬の狼煙が上がったわけね。最愛の夫が居て救われたわね。

で、今回初めて此処で出逢ってお茶のみして、観察した訳ね。嫌みの一つも言ってやろうって思ったでしょう？　これだから女は怖いのよね。

Mrsマープル メディカル秘書《でも、ミントが察して付き添って来たし、癪だけれど思っているよりも感じが良かったのでしょう？

セージと一緒でも逢って、敗北感でも味わいました？Ohohoho、、、、。

私は息子の事は、もう良い出逢いを待つだけだわ。セージはまだ凄く若かったけれど、息子はもう何時でもチャンスが有ったら、余程問題が有る女性でない限りは、やれやれですわ。

まずは本人達が幸せであってくれたら、何の問題も無いですわ。娘もまだですしね。結婚したら幸せだとは限りませんが、仲の良い夫婦が自然な幸せだと感じますものね。

Drアイリーン医療心理学教授《良いじゃぁ無いの。色々凄く苦労して辛い思いもしたそうだけれど、セージ君にとってはラッキーアイティムみたいな妻じゃぁない？

セージ君も大変な事に巻き込まれたけれど、今は完全に元に戻れて元気なのも、ラッキーな妻だからなんじゃぁないの？　今ではすっかり落ち着いて、良い仕事しているそうですしね。

Drディル《それはそう言う考えもあると判りましたよ。もうこうなる運命だったんでしょうね。

Mrsマープル メディカル秘書《とても、魅力的な方よ。若々しくて明るくて、美女と言うのとは違いますけれど、東洋人はミステリアスな雰囲気で、時々とてもエレガントな所作をされるのよ。

セージがイチコロだったとしても、不思議では無いわ。でも誰にでも合うと言う感じでは無いと思うわ。女っぽさやセクシーさを求めたら、少し違う様な気がするのよね。

Drマリアンヌ《そうよね。アッサリしていて、率直に話するし、男性的な感じもするかもよ。でも結婚して暫くしたら、若々しく色気も出てきたかしらね。

やっぱりホルモンバランスが良くなったんでしょうね。最も私の研究対象になって欲しいんだけれど、セージにはきっぱり断られたのよねぇ。

あの子大概は協力的なのに、そのことに関しては絶対に嫌だって言うのよね。偶然万が一事故とかで死んだ後でも、私の研究に関しては夫婦とも協力しないって、書類に書かれたわ。それ以外は心臓以外の臓器献体OKなのにね。

クランベリー《セージは心臓は愛だから駄目って言うのよね。

Mrsマープル メディカル秘書《脳じゃぁないんですか？だって、脳が支配しているのでしょう？

Drアイリーン医療心理学教授《ま心理的に彼はハートが大事なのでしょう。辛い時などは、脳は痛くならないで、胸が痛くなるし、ときめくのも胸だからってね。幸せだと胸が暖かくなるしってね。

そう言われると理論上はどうであっても、確かにですものね。

Drディル《まったくねぇ、嫁と姑って微妙な気持ちなのね。娘達も夫の母親からはこんな気持ちで、付き合わされているのかしらね。

私もですけれど、皆夫の方が歳下ですしね。ま、何時も顔つき合わせて居る訳では有りませんし、考えたら私もかなり良くしてもらっているけれど、未だに義母には、苦手な所があるわね。

まったくボケて居ないのよね。もう直ぐ100歳よ。

Drマリアンヌ《ディルはもう一息ね。予定よりも気持ち早くに終わりそうで良かったわ。伸びてしまったら旦那様に、恨まれてしまいますものね。

主治医の長男の仕事に付き合わされて、こんなに離れていて夫婦の危機だって思われても困りますものね。

ディルだってそうでしょう？一人が寂しくて、その間に浮気でもされたらと心配でしょう。男は余程意志強固でないと、人の夫が好みだと言う女性もいますからね。

Drディル《むっふ、そうね、私が居ない時を狙って愛人といちゃついて、家に帰らずに添い寝しているんじゃぁないのかしら？長年じっくり過ごすのを待ち焦がれていた愛人と一緒ですからね。

Drアイリーン医療心理学教授《それは大変じゃぁないの。歳取ってからの浮気は重症だと言うわよ。

Mrs.ハドスン特別財務役員《おやおや、確かに立派な地位も財力もある男性が、つまらない女の誘惑に乗ってしまったりするじゃぁないの。信じられないわよね。

Drマリアンヌ《まぁ男性と女性では生理的に違いますからね。でも本当に愛する相手が居て、理性が有ればそんな話には乗らないと思うわ。

Drディル《でも、彼の愛しているのはプテラノドンと言う翼のある翼竜なのよ。大型爬虫類かしらね。翼があっても羽の構造上飛べないらしいのよ。口は歯がない嘴みたいだそうなのよね。
でも、グライダーのように上昇気流を活用した滑空は出来ると結構最近判ったらしいのよね。なもんで色々知りたいことが一杯で、彼の頭の中はそれでいっぱいみたいよ。

きっと添い寝して、話しかけているんじゃ無いかしら...。限界があるでしょうけれど！
ストップかける存在はセージが居るから、絶対に浮気はしないと思うわ。　彼は息子をとても愛しているから、父親として男として、みっともない事はしないと思うわ。

浮気して結果が良かった話は無いでしょう？尊敬される父親で有りたいと思っていますからね。彼の父親、セージの祖父がそうであったように、最後まで妻一筋で、クリーンな家庭を守る人だと思うわ。

本気は又別物ですから、私と離婚したら、どうかは判りませんけれどね。

Drマリアンヌ《だそうですから、これからは少々忙しいでしょうから、皆が集まれるのは今日が最後かもですけれど、ハドソンとか、マープルとか、他にも帰国予定がある人が居るでしょう？

今少し収まっているから、移動するには今のうちが良いと思うわ。その時はパッと行ってしまいますから、皆元気で又何時か逢えると良いわね。

Drアイリーン医療心理学教授《そうなのね。息子にはカッコ良い男、父親で有り続けたいから、冷静にして居られると言う心理があるのね。

息子は父親を同性の男同士と言う目で見ますものね。ですから、結婚したら、妻をとても大事にするのが普通の事なのね。それに母親が早くに子離れして、祖母が代わりに身近に居れば、多くの知恵も有るでしょうし、妻の年齢にはこだわらなかったでしょう。

賢い祖母を見てきていれば、豊富な話題で話もしたいでしょうし、愛する人の条件が多かったでしょうね。

クランベリー《どんな状況になって行くのか判りませんけれど、私はセージが愛する女性が出来た事だけでも、なんだかホッとしましたし、Sugarは同性から見ても好もしい人だったから、もうそれだけで、歳の差など問題では無かったわ。

あの子は女性を愛すことが、出来ないかと思っていましたからね。パーティなどに行っても、儀礼的にダンスの相手などしていましたけれど...。GFが居る様子などまったくなかったのよね。

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その様な時期が今来て、今のうちになるべく早く、帰国組は帰国する事になったようです。でもそれが何時かはわからないので、今日はお別れ会も兼ねての集まりでした。

一旦別れたら、こうして全員が一緒に、又逢えるがどうかは判りません。何れ希望はリタイアしたら、此処のメンバー役員なのですが、それは以前の世界情勢の時の話で、今後はどうなるかは不明ですから予定通りに行くかどうかです。

取敢えずは今の状態は、全員が１００歳位まで元気に生きて居られそうですが...。

                     　　　　　　　 Storyteller@Sugar