Mrsフェンネルはホームシック？

最近ライモン君の奥さんのMrsフェンネルは、あまり調子が良くない様で、元気がありません。

だから何処か具合が悪いかと言うと、そんなことは無いようです。女性ですから陽気によってや生理的に不調などと言うのはよくある事ですが…。

もうずっと一時帰国など出来ていないので、ホームシックなのかもしれませんが…。。

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１Mrs.ロリエ（国際看護師協会理事）《そうねぇ、引っ越しもあったりで、ストレスではないかと思うんですけれどね。

ライモン《もう、結構長い間、帰国していないので、ホームシックなんじゃぁ無いかと思うんですけれどね。

Mrsフェンネル《でも、それほど家に帰りたい訳じゃぁ無いと思うのよ。でも、なんだかイライラしたりもするし、メノポーズにはまだ早いと思うのよね。

Mrs.ロリエ《最近んは凄く早く来る人もいるんですけれどね。一旦暫く帰国してみます？旦那様は良いとおっしゃっているのよね。

ライモン《はい、僕は帰国は出来ませんけれど“軍のヘリに迎えに来てもらって、帰国したら”と言ったんですけれどね。嫌だと言うんですよ。

Mrsフェンネル《今は出国は簡単ですけれど、又入国するのが大変でしょう？　長い間ライモンを一人にしておくのは、心配ですから…。

Mrs.ロリエ《あらっ、大使館は他にも領事官とか色々居るから、皆が見てくれるでしょう？

Drマリアンヌ《それとも、一緒でないと寂しいとか言うのな？私なんて若いころから数年前まで、夫とは週末に逢うだけの暮らしだったわよ。

あまり逢えないと、何時もフレッシュで良いわよぉ。あなた達も結婚数年で、倦怠期でも来たのかしら？

Drローソン《またDrマリアンヌは、そんな事言ってはいけませんよ。女性はデリケートですからね。

生理は乱れては居ないと言っていましたよね。もう少ししたら、もっと暮らしも落ち着くでしょうからね。

住居の住み心地は悪くないですか？気になる事があると、知らないうちにストレスになったりしますし…。
望んでいた赤ちゃんが、出来たりするかもしれませんしね。

ライモン《妊娠しても、マタニティブルーと言うのがあるそうですね？妊娠してから、嬉しくてもなったり、生まれた後に成ったりとか...。

Mrsフェンネル《女性はホルモンバランスが乱れたりでも、良くなるそうですけれど、私は別にそれはないと思いますわ。

一時帰国は考えたんですけれど、夫が一緒でないと、この人女性好きですから、浮気するかもしれませんし、以前はとてもモテていましたから、私がいないのを良い事に、遊びまくると言う心配があるんです。

ライモン《何言ってるんだよ。独身の時とは違うからね。大体この国には遊ぶ場所などないだろう？

メンズクラブで男同士で飲みに行くくらいだし…。信用ないんだなぁ。ま、週末のダンスパーティに行くくらいかな？ただダンスに行くだけだしぃ。

君だって、前に行った時には自分も楽しんで踊っていただろう？

Drローソン《おや、ダンスパーティに行った事があるんだね。楽しめたなら良いんじゃぁないかい。

なるべく楽しく暮らすのが一番良いんだよ。ホルモンバランスの事なら、調べてみようか？直ぐに薬は出したくないから、食べ物や、ライフスタイルの見直ししてみても良いんじゃぁないか。

ライモン《メノポーズって、男もなるそうですね。

Mrs.ロリエ《あるのよ。でも2人ともメノポーズになる年齢じゃぁ無いでしょう？早くても40歳代になってからだと思うけれど、気になるなら、一度2人とも調べてみたらいかがかしら？

Drマリアンヌ《実際には何か症状があるのかしら？

ライモン《僕は２８歳になるし、彼女も同じ歳だけれど、最近全然彼女と一緒に居ても、ときめかないんですよ。

他の領事官達は、昔からの遊び友達だから、聞いてみたけれど、気に成った事は無いって言うんですよ。

Mrs.ロリエ《そりゃぁ、新婚の時と同じでは無くなるんじゃぁ無いの？貴方達仲が良いんでしょう？

ライモン《はい、よく話はしますよ。元々学生の時から、気がある友達でしたからね。もう夫婦としては倦怠期かなぁ。だから、気分転換に帰国してみたら？

Mrsフェンネル《でも、私が離れたら、ゼルダ が早速パーティに行こうって誘ってくるわ。彼女はライモンにも、まんざらじゃぁないんですから…。

Drマリアンヌ《あらっまぁ、そうなの？そういえば彼女はもう滞在期限切れたんじゃぁないの？
マテリアル研究所で、アルバイトしているようですけれど…。雑務があるから、滞在しているなら！って雇ったみたいですけれど…。

彼女が気になるなら、一緒に帰国したら良いじゃぁないの？もう居る必要は無いんでしょう？

ライモン《帰国するように言ったんですけれど、此処が気に行って、何とか居たいって言っているんですよ。

でも大使館も、まぁあんまり必要はないので…。そうだ、君一緒に帰国すれば気にならないだろう？

Drローソン《そうだね。ライモン君は、変なストレスは禁物だからね。せっかく安定して、元気に仕事もしているんだからね。

サイクルクラブの参加も良かったみたいだね。完全に仕事離れてでの付き合いは楽しいだろう？

ライモン《そうなんですよ。何時も皆に笑われてしまうんですけれど、参加させてもらったお礼に、早い目に行って、部屋の掃除とかするのが、又凄く楽しいんです。

生まれて初めての掃除かなぁ。　工具箱の中の道具の名前や使い方習ったりして…。

Mrsフェンネル《家の掃除とかしても良いのよ。プランテーションももっと行ったりしましょうよ。
セージ君達なんて、凄く楽しそうで、幸せいっぱいと言う感じだわ。セージ君なんて、もう彼女にべた惚れと言う感じで…。

Mrs.ロリエ《そうなんですか？でもま、人それぞれですからね。貴方達も同じ様にすれば宜しいんじゃぁないですか...。

Drマリアンヌ《あぁ、あの子達ね。外でべたべたする事は、控えめで、セージは我慢しているんじゃぁないかしら？

もうSugarも慣れたはずなんですけれど…。やっぱり日本人妻ですから、昔の儘に控えめですから、目が“愛している、べた惚れだよ”って言う、愛が溢れた目になってしまうんじゃぁないかしら？

あの目は魅力的よね。言葉以上に愛を伝えているかもね。Sugarは思い切って結婚して、良かったと思うわ。ライモン君も真似してみたら？

真似でも何時もそうしていたら本物になるんじゃぁない？
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セージ君と偶然この国で出逢って、ライモン君もそれまでの暮らしを辞めて、万が一の時に大公継承者だったのですが、継承権放棄手続きをしたのです。

持病の為この国につてを頼って、会員にしてもらい、心臓病を見てもらう為に入院したのです。

その時にセージ君と出会い、早々と結婚していて、とても幸せそうなのを見て、自分も...と思うようになったのです。

本当は、ライモン君はミントさんが大好きで、プロポーズを何度もしているおですが、笑って受け付けてもらえずにいるのです。

もう子持ちになったミントさんですが、変わらずミントLoveは変わらない様です。

                     　　　　　  Storyteller@Sugar