アルフィー研究員は、皆と馴染みたくて、よくお茶飲みにやってきます。

今日は以前、一緒に仕事をしていたアレン君と、Cafeでお茶を飲む事にして約束しました。アレン君も素っ気無い話し方をする人ですが、性格はそのような事は無く、けっこう楽しい人なのです。

愛想よく話すのが苦手なだけです。どうやらここに居る人達は、愛想よく話す人は少ないようです。特に若い世代は、仲良くなったら、とっても優しく思いやりがあるのですが...。

ちょっと生意気そうだったり、素っ気無い感じがあるようです。きちんとした丁寧な話し方は出来るのですが、それも又年齢が行くうちに、こなれて来るのかもしれません。

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アレン＼どうした？新しい教室の雰囲気は、馴れないのかよ？

アルフィ研究員＼う～ん、今一つよく判らない人が多い様な気がするんだよね。でも特に何かって訳じゃぁないよ。

Mrs.ローリー＼皆さん年齢が少し高い目ですものね。も少し同じ世代がいれば良いのかしら？今までのこの辺りに来ている人とは、雰囲気違いますよね。

アルフィ研究員＼仕事だから、そんな事言ってられないんだけれどね。

アレン＼えーと誰だっけ？　モーリス学長とジョルジュかエリオットにリーゼとハンスにクローネだよなぁ？

皆40歳近いか越しているんだぁ～。一番若いのが堅物のジョルジュかぁ～。俺と動機だぜ。リーゼとハンスって研究員は俺全然知らないんだよな。

クローネは、結構良い奴だぜ。そう見えないかもだけれどさ。

Mrs.ローリー＼リーゼさんとハンスさんは何だか女主人と、下僕みたいよね・笑

アルフィ研究員＼みたいでなく、そうなんじゃぁないのかなぁ？仲良しって言うよりも、ハンスさんは捕らわれの身みたいな雰囲気だよ。

ハンスさんは見た目よりも、さばさばした人みたいなんだけれどね。うっかり話して居ると、リーゼさんが来てハンスさんは呼ばれるんだよ。

そして、何か用事を言いつけられるんだよ。最初はカップルかと思ったんだけれど、全く違うってハンスさんは言ってたからね。

ま、チャンスがあったら、クローネさんと話してみようとは思っているんだ。何だか前途多難かなぁ～と思ったりしてね。

アレン＼どうやら、そのリーゼとか言う女帝がネックだな。そう言うのって、独身だろう？仕事大好きで、結構出来るんだよな。

だから、仕事Loveで本物のLoveを忘れちゃった人に多いタイプじゃぁないのかなぁ！って偏見かな・Ahahaha、、、、

Mrs.ローリー＼アレン、笑ってるんじゃぁ無いわよ。アルフィー研究員は扱いに困っているんだからね。

アルフィ研究員＼ローリーさん女性の目から見てどうですか？彼女の事見た事あるでしょう？

Mrs.ローリー＼彼女の事は置いておいて、ラッキーにも夏休みでしょう？今年はジムやプールで体つくりする人が多いようだから、そこで話しかけて、クローネさんやハンスさん達と仲良くなったら？

サウナなんて、男女別々で裸の付き合いだから、親しくなれるんじゃぁないの？
この辺りによく来る人達は、愛想は無いけれど、馴れて来たら良い人達よ。

アレン＼あぁ、そうだよ。結構ムシムシした感じの日多いからさ、サウナ前とか彼方此方に皆出てきているぜ。

食事も共用キッチンで作って、ダイニングで食べる様になるしな。お前ひとりで部屋の中で、簡単に食べているだろう？

出て来て、皆と食べれば良いんだよ。ところで、アルフィの部屋って何処のブロックにあるんだい？

アルフィ研究員＼シングルのＡブロックですよ。アレンさんは何処なんですか？全く逢った事ないですよね？

Mrs.ローリー＼あらっ、私達ファミリータイプのＢブロックよ。それじゃぁ共用部分は一緒のはずじゃない？逢った事ないわねぇ～。

私達も後片付けとか簡単だから、ほとんど共用キッチンで作って居るのよ。自分の部屋はお茶沸かすが、レンジ使うくらいでね。

アレン＼あぁ、匂い等が部屋のこもらないしね。お前も休みの日のランチや週末の夕方は共用のダイニング使えば、いつの間にか友達が出来るぜ。

アルフィ研究員＼何だかあの仲間意識って、煩わしくないのかなぁ？

アレン＼あぁ、それは無いない。その為に1人の時間も大事にするために、共用部分を充実させてあるんだからね。

大きなＴＶもあるし、ゲームや色々が居間に置いてあるしな。抜けたくなったら、さっさと抜ければ良いし。それでゴチャゴチャ言う奴は居ないしな。

Mrs.ローリー＼本当に、そう言う所も『お互い様』でね。あっさりしているわよ。あとはこのあたりの庭や、マダムシャノアールの所にいたら、自然に友達になれるわよ。

アルフィ研究員＼そうか、それなら良かったよ。こちら側は役員とか、偉い人も多いから、気を使わないとならないかと思ったよ。

アレン＼それも無いない。世代が違う人達も、プライベートでは気楽なもんだよ。異性問題のマナーだけは、ちょっと厳しいけれどな。

それでも、ひとのものにモーションかけなければ、問題ないよ。セクシーな女性観ても、色目なんて使わなければ問題なしだよ。

相手がシングルだったら、楽しむのは自由だからな。でも人を傷付たり裏切る様なのは駄目だぜ。それを守ってでの自由だからな。

Mrs.ローリー＼此処は狭い国ですから、変な事したら直ぐに多分バレるわね。そうしたら、罰としてずっと言われるわよ。

日頃は他人の悪口など言わないけれど、罰を受けるような事したら、ずっとその本人のレッテルは貼られてしまうのよ。

アレン＼そうなんだよ。それは仕事にも響いてさ、信用が無い人になってしまうんだよ。
だからね、まぁイケてる人見て、噂したり一瞬ドキドキするくらいまでかな？

アルフィ研究員＼一瞬でもドキドキしたらさ、又ずっとドキドキして仕舞わないかい？　まだそんな気分になって居ないから、判らないけれどさ。

アレン＼だから、まじめに付き合えば問題なしだよ。あとは覚悟して結婚だよ。精神的にだって、相手のいる人と継続したら、浮気と同じだからね。

ここでは基本、同棲している人にちょっかい出してはいけないんだよ。それがちょっと、此処の国の厳しい所だけれど、本当に愛していたら、ま、問題無い事だよな。きっぱり断れるだろうからね。

Mrs.ローリー＼そうよ。あなたはまだシングルですから、色々な人とデートできるし、良く選んで一生添い遂げられるような相手を見つけるのね。

アルフィ研究員＼そうだね。相手が居ないって言うのが、良い様な悪い様なだね。何だか1人でいるのが、寂しい気もするしさ。

アレン＼他人とずっと一緒に暮らすって言うのは、案外大変な事もあるんだよ。最初は皆幸せいっぱいだろうけれどよ。

良い時ばかりじゃぁ無いからな。それでも、その相手がいる事で、一緒に乗り越えていけるようでないとな。

もうさ、そうなると本当に、話しあえて、相性も良く無いとね。好みが違ったら相手に譲れるかとかさ。もし喧嘩しても、直ぐに仲直り出来るとかね。

アルフィ研究員＼仲直りする時は、どうやってきっかけを作って収めているんだい。

Mrs.ローリー＼それは決まっているじゃぁない。うちは大概はアレンが謝るのよ。アレンの我儘が原因が多いんですからね。

私は言い過ぎたって思ったら、直ぐに“ごめんなさい言い過ぎたわ！”って言うわよ。

Mrs.Sugar＼まぁ、聞こえちゃったわ。

アレン＼どうせ、皆で聞いていたんだろう？それに、ローリーからも聞くだろうしね。

Mrs.ローリー＼あらっ、私は“アレンをやっつけてやったわ”なんて言わないわよ。

アルフィ研究員＼あぁ、もう此処では日常会話で、事の成り行きは話しちゃうんだぁ～。

うっかりした事言ったりやったら、皆にもう直ぐに冷たい視線に曝される訳だね？それもきついお仕置きだなぁ～。

セージ＼こんにちわぁ～。Sugarお待たせ！

セルフィーユ＼おやま、珍しいファッションだね？

ポプリ＼やっと、汚さないように着替えるようになったのね？ちゃんと作業着があるんじゃぁないの！

Mrs.Sugar＼終わったの？

Mrs.サフラン＼あらまぁ、夏休みじゃぁなかったんですか？

セージ＼ちょっと判らない所が有ったから、格納庫に行って見て来たんだよ。今日は作業して居るって聞いたからね。あそこは油がついたりで、汚れるから作業着に穿き替えたんだよ。

アレン＼お前試験受かったんだろう？後は夏休みが終わってから、時々実習を念の為にするんだったんじゃぁないのかい？

セージ＼そうなんだけれどさぁ、まだよく判らない事が一杯残っているからね。教えてくれるって言ってくれたから、時々行く事にしたんだよ。

忘れない程度にね。だって、ほんの少ししか判って居ないのに、受かっちゃったんだぜ。運がよかっただけでさ、実力はないんだからさ。

Mrs.ローリー＼セージ君は何時も真面目ね。

アルフィ研究員＼あぁ、そうだよね。でもとても良い事だよ。

セージ＼たとえ一時的に必要な資格だったとしてもさ、来年は必要な事が有るかもしれないだろう？

その時に“判りません”なんて、許されない事だよ。最低納得が行く位は知って居ないとね。自分が一生後悔しちゃうだろう。

Mrs.Sugar＼で、私つい“セージってえらいわぁ～”って言っちゃうと、怒られるのよ。

“偉いって言われなくて当たり前なんだから、偉いなんて言われている様じゃぁ、どうしょうもないだろう。

力不足だから言われる言葉だ！”ってね・笑　確かによね。代りにその位気軽に“愛している”って言葉を言って欲しいて！

ポプリ＼なぁ～に、まだ言い忘れるの？呆れたSugarちゃんだわ。もうね、何でも良いのよ。
普通の会話の所々に“Mon sauge le plus important”って言えば良いのに！

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今日はアルフィー研究員は、凄く満足した気分です。普通に楽しく会話した感じです。Cafeの皆が、普通に親しみを込めて話してくれましたし・・・

アレン君が妻のMrs.ローリーにも、声をかけて置いてくれたので、これからは、気楽にお茶飲みにこられそうです。セージ君夫妻は直ぐに帰ってしまいましたが、暫くアレン夫妻と話をしました。

大分様子が解ってきて、安心した様です。これからは自分の方から、プロジェクトの仲間にも声をかけて、めげずに話す様にしようと思いました。

一番若いのですから、色々教えてもらえば良いのですからね。