ターナー教室に移動したモリアティエンジニアが報告です。

今日はリヴェール教授が診療所に来ているので、モリアティ（biomedical )エンジニアが、報告に出向きました。Dr,マリアンヌやチーフナースのクランべリー、モルト研修医等も、理事長達とミーティング？雑談？色々話し合っていました。

モリアティエンジニアは、南病棟の方の検査室に居たので、北に移って来て、まだ雰囲気が違うので、落ち着かないのでは？と、皆気にかけてくれていたようです。
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Dr.マリアンヌ《モリアティ忙しかったかしら？リヴェールが少し時間が出来たので、その後ターナー教室に馴染めたか、気に掛けていたんで”直接話を聞いたら！“ってね。

リヴェール教授《いやいや、ターナー教室は、若いのばかりだからね。最初の予定とは変わって、身近な医療小物機器の開発をする教室になってしまったんだよ。でもそう言う部門も欲しかったんでね。

君もターナーの事は知っているだろうし、現場と自分の研究と両方やるには、あそこが気が楽だろうと思ってね。

ルネ理事長《若くても、それなりに個性的な連中が集まって居るんだけれど、若いだけに気楽な研究員ばかりだからね。歳下が多いから、ターナーが居ない時に、医学的な質問をされるだろうから、宜しく頼みますよ。

モーリス学部長《ジェネレーションギャップを、感じる事も有るかもしれないけれどね。

Dr.カルディ《本当よね！私とあなたは同じ歳だと思うけれど、モルト君と話して居ると、吃驚する時があるのよ。

７～８歳の差ですえれど、彼だけでなく今の若い世代は、割り切りが良いと言うのか！

ま、深刻さが無いから、良いんだけれど、何かミスしてもケロッとしていたりしますからね。私などは暫く落ち込んだりしたけれど、“失敗も経験のうちですから、これで一つ覚えましたよ！”て、確かにだけれどね。

モルト研修医《そうですか？落ち込んだって、なんの意味も無いでしょう？そんな時間があったら、失敗した原因を調べたり、先輩に教えてもらったりする方が良くないですか？

ルネ理事長《確かにだよね・笑　そう思っても、反省したり落ち込んだりは、若い時は多かったな。確かに今の若い世代は、前向きと言うか、あんまりプレッシャーなども、感じないようだね。

クランベリー《貴方達３０歳前後の人は、中間かしら？個人的性格の違いもあるでしょうけれどね。

モリアティ《国民性の違いもあるでしょうし、でもターナー教室は明るいですよ。まだあんまり話はしていないのですが、セキュリティエンジニアもシェアして、同じ教室使っていますし、検査技師も自分の仕事していますしね。

今はバラバラに、自分がやる事をやって居るって言う感じなので、入りやすかったですよ。同じテーマの研究をやっている最中だと、落ち着かな飼ったと思いますけれどね。

賑やかだと聞いていましたが、結構静かですよ。拍子抜けしたくらいです。

モルト研修医《あっ、それはやっぱり、彼らの日常とは少し違うかもですよ。僕が知る限り、作業しながら歌うたったりしている事も多いし、一人言言ったり、プライマリーの教室みたいだと聞きましたよ。

クランベリー《そうそう、私もその様だと聞いていたわよ。傍で聞いていると、吹き出しちゃう時があったりもするんですってよ！　

問題はそんな雰囲気であっても、仕事はきちんとやって居るから、けして不真面目な
訳ではないそうですよ。誤解なさらない様にね...。

モリアティ《そうそう、研究所の壁面のネームプレート見ても、昨年くらいから名前が張られているのが、多い教室だものね。

なかなか開発品を聞くと、良い所に目を付けて、学生の時に手を付けた物の、開発をしたりしているそうだね。若いからこそ思いついたアイディアだなぁ～って思う物もね。

きっと俺にとっても、良い刺激になりそうだよ。シェアルームみたいなのが、良いのかもしれないよね。

Dr.カルディ《リヴェール教授も、時々訪れていますでしょう？　帰ってくると、何時もニコニコなさって、“やっぱり、若いって素晴らしいよなぁ～。僕もあの素直さや誠実さは、何時までも失くないないものだよ”って仰るんですよ。

モリアティ《そうですね。俺もそうあり続けたいと思いますよ。マナーが悪いりのではなくて、良い意味で軽いのが良いですね。頭の切り替えが早い。

クランベリー《モルト君は、少し若いけれど、几帳面な性格かもしれないわね。”先輩達に言われた通りに、きちんと今はコピーしなくては！“で、目いっぱいみたいですものね。

でも個人的に話をすると、今の若者独特の対処の仕方しているわ。どちらが良いとは、言えないでしょうけれどね。

セージと比べると“失敗をしたくない”って言う気持ちが強いように思うわ。ま、患者さんと向かいあっての仕事が多いですからね。

それも慣れたら、もっと自然に診療出来るようになるでしょうけれど。憧れているようだけれど、外科向きの性格ではないようよ。

モルト研修医《外科の先生ってカッコ良いじゃぁないですか！男っぽくて...。でも僕は今もまだ血は見たく無いんですよね。

ルネ理事長《産婦人科にでもなるかい？子供が嫌でなければ、此処では３歳児健診までは、産婦人科で見ているんだよ。子供を巧く扱えたら、勉強になるよ。

モルト研修医《いやいや、外科以上に僕は苦手です。だって、凄く痛そうですからね。“女性は凄いなぁ～”って、何回か研修の時に見て思いましたよ。

初めての時は、足が震えてしまいましたよ。失神はしませんでしたけれどね。

モーリス学部長《ま、少しずつ慣れて、充実した研究をしてください。僕達は今プランテーションの方の研究が忙しいのですよ。　

まるで又学生に戻ったような気分でね。植物は遺伝などの結果が早くに解りますから、楽しいですよね。子育てしている気分で、手をかけ過ぎも手抜きも良くない。

観察する目を鍛えておかないとですから、リタイアしても、一生研究と仕事ですね。医療と全く変わりませんね。

ちょっと気になった事を、良しと見逃すと、あっという間に悪い症状が一気に進んでしまったりも有りましたからね。見落としは要注意ですなぁ～。

モリアティ《あっ、それそれ、合間見て落ち着いたら、僕も良いポンプを考えてみますよ。上手い事空気を含んだ水の管理が大事なのでしょう？

要所要所に、水を送り出す装置と、ろ過する装置の良いのを作ると、随分違うでしょう？人と同じですよね。

クランベリー《そう言われればそうよね。申し訳ないけれど、今の所私はボランティアに出る時間が、無いのですけれどね。

でも美味しいハーブサラダを食べましたわよ。トマトが抜群でね！患者さんからも定評があったわよ。

Dr.マリアンヌ《私達も、もう暫くしたら、プランテーションの手伝いは始めますからね。コビットは今の様子では、長丁場になりそうですからね。

此処の国みたいに、まだ誰も感染していない内に、飛行場の封鎖をしてしまったし、国民全員に、しっかりと予防対策の徹底化をしましたからね。

マスクをしていないだけで、でも場合によっては即マスクですよ。そう言う所は、リヴェールは中途半端は無い人ですからね。

リヴェール教授《大気汚染などの集まりをやった時に、チラッと”細菌研究所近くで、感染症が出たらしい“と言う話が聞こえてね。

日本では無くて良かったなぁ～と思ったんですよ。すでに何となく嫌な感じがしたんで、帰国後は即ロックダウンしたんですね。

テロの事も問題に出て居たしセージ達の事件も有ったんで、一気にですよ。

”早いかな？“とは思ったんだけれど、その前に“”シェルターに引越しを決めて置いて良かった！”と思いましたよ。

気が早すぎると笑う者もいましたけれど、あの集まりで同意して、即シェルター工事をし始めて、引っ越した所は、未だ１名も感染者は出て居ませんからね。

モリアティ《同じように思って居ても、誰がスタートを切るかですよね。小国ならはでの、素早い対策ですね。

理解していない人には、不義理をしてしまいますけれど、結果オーライで良かったですね。同じに、食糧難対策も、時間があれば俺も気分転換になりますから、手伝わせてください。学校で学んだ事などもそのまんま役に立ちそうですね。

同じ生き物ですからね。

モーリス学部長《根の観察が大事なんだよ。病気と同じで、他人も根が健康で丈夫だと、病気にはなりにくいからね。

ちょっとした症状を冷静に見切れるかどうかですな。

モルト研修医《あぁ、僕はまだまだ、先が長そうですね。思い切りが悪い性格も、かなり治ったけれど、まだまだだものなぁ～。冷静さも、決断力も、修行しなくっちゃぁね。

色々な広い世界に目を向けないと、自分の周囲ばかりだと、それだけの人生になってしまうんでしょうね。教授みたいな人になりたいなぁ～って思っているんですけれどね。

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今日はそんな話で、集まりは解散となりました。モリアティ（biomedical）エンジニアも、皆気さくに話をしてくれましたし、リヴェール教授が気に掛けてくれていると、知っただけでも心強く、やる気が出てきました。

その様な、ちょっとした声掛けなどは、リヴェール教授は、とても丁寧にやってくれる人なのです。余りにも教授は特別のオーラがあって、気軽には話せないでいましたが、皆が憧れて信頼を寄せるだけの人だったようです。

大物になる人は、気取りも思い上がりもなく、気軽に声をかけてくれる人ですが、やはり普通の大学教授とは、違う力を感じます。ですから、会員制の療養所と名目を変えた病院ですが、VIPばかりが集まって、順番待ちしている患者さんも多いのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　 storyteller🐑