主な女性役員達は此処の国へ移動です。

 プライベートジェットで、来訪してきた女性役員の面々は、まだ暫く滞在して、Mrs.ハドスン特別財務役員だけは仕事が有るので、帰国予定です。

まだここでの仕事も残って居るのです。金融国でもあるライモン君の大使館に行かなくてはなりません。
大使館には小国の領事達が事務員として、いるので仕事の話もしなくてはなりません。

彼女の夫が財団理事なのですが、一人では手が回らず、彼女が副理事として、サポートしています。皆Drマリアンヌとは学生時代の時からの仲良しで、学生結婚したDrマリアンヌとリヴェール教授の良き理解者で、陰で支えてきた人達です。
　　
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Dr.ジーン医療人類学教授《それで、私達はもうこのまま此処の研究室で、仕事しようと思っているんだけれど、ハドソンはまだセミリタイアは無理ね。

アイリーン医療心理学教授《そうそう、貴方の頭の中は、電子計算機が入っているんですからね。まぁ～世界の終わりが見えてこない限りは、現役で彼方此方飛び回っていないとね。
感染症次第で、巧くテレワークも使って、引きこもって仕事でしょう？でも案外その方が旦那様と一緒時間があって、何回目かのハネムーンじゃぁないの？

Mrs.ハドスン特別財務役員《実はそうなのよ。不謹慎みたいだけれど、今みたいに一緒に過ごすなんて、いったい何年ぶりかしらね。今回は此処に出てきましたけれど、帰国したら又周辺国の様子見てね。

此処の国は長々と３週間も滅菌室に閉じこもらないと、入国できないから、完全終息しない限り、そう簡単には来られないわね。

Dr.ジーン医療人類学教授《私の研究は此処にリヴェール達が暮らしているなら、一番研究が進みますし、結果が手に取るように見えますからね。
ちゃんと、アンテナは張ってきたわ。

アイリーン医療心理学教授《私もね、シェルター暮らしを、いち早くスタートされたので、何時かその様な暮らしに、ならなくてはかもですから、シェルターで暮らして、皆がどう変化したかが知りたいですしね。

でもザックリ見た所、異常は見られ無いようね。多少カップルが増えたくらい？後は
此処で生まれた子供達がどうなのか、見守りたいわね。

Mrs.ハドスン特別財務役員《何だか話して居ると、私一人だけ現実的に、夢が無いお金の事ばかり考えているわ。本当に凄いスピードで汚染が進んで、被害が発揮し可視化出来る様になったら、もう経済破綻どころではないでしょうからね。

Drローソン《ハドソン財団は最も大きな財団の一つですからね。感染症の様子によって、基金援助もしないと成り立たない国も少なくないでしょう？

Drターナー《関係医療機関や製薬会社などの手配とか、その為の資金集めとかだよね。でも最も重要な事だしなぁ。

Drローソン《僕達の忙しさとは又別の事で、頭が痛いですね。今は格差が激しくなっているでしょうし、他国の事まで手が回らないと言う所も多いでしょう？

Drターナー《ま、今のうち自分もガス抜きして、せっかく学生時代の仲良しが集まったんだから、ゆっくり皆でクラス会でもやると良いんじゃぁないですか？

Drジーン医療人類学教授《そうよね。これで後ディルがいたら、本当にクラスは違うけれど、皆仲良しグループが集まった事になるのよね。
ディルだって好きな研究暮らししているんでしょう？結構早い目にリタイアしたのよ。
“夫とゆっくり一緒に過ごしたいしね”とか言っちゃって！

アイリーン医療心理学教授《あそこの夫婦の中の良い事ったらないわよね。確かに現役の時は、夫婦になっても、なかなか普通の勤め人みたいな暮らしは、出来ないけれどね。
結構夫婦で連動して研究出来る事だったから、一緒に居られたんじゃぁ無いの？これから必要な事研究しているんじゃぁ無いのかしら？

Mrs.ハドスン特別財務役員《そうそう、温暖化になってきたから、歴史的病原菌などが活動始めるかもとかって、前に逢った時に言っていたわ。
ローソンは彼女の双子の次女と結婚したんですから、色々聞いて居るんじゃぁないの？

Drローソン《いや、日常的な家族の話とかくらいしか、しませんからね。相変わらず両親とも、とても仲が良いと言う事と、祖母が超高齢になってきたけれど、足腰が少し弱って来ただけで、ほとんど頭もハッキリしているようですよ。

でもま、もうかなりの高齢ですから、最後に一緒に暮らしたいと言う事のようですよ。義父の方より、嫁の義母の方が、祖母と仲が良いんですよ。

Drターナー《Ahaha、、、。そうそう、魔女みたいに元気で、何でもお見通しなようですよ。あのくらい元気なら、超高齢者になっても楽しく暮らしているでしょう。
未だにチャーチル家本家のドンだそうですからね。気合が入っていますよ。

Drローソン《今はあの家系の人が此処の職員で、結構な人数が集まっていますから、安心しているようですが、若いセージが幸せな結婚生活が出来て居るかは、気になるようですよ。

Dr.ジーン医療人類学教授《そうみたいね。長女夫婦も此処にいますし、ローソン、貴方は次女の夫ですしね。３女の夫は薬学で薬局に居るんでしょう？

アイリーン医療心理学教授《年の離れた男の子って言うのがもう結婚しているのが気がかりなんでしょう？確か思い出したように１０年間隔で、高齢出産して、未熟児を生んだって聞いて、心配したのよね。

高齢出産だから、もう絶対に帝王切開よねって思っていたわ。彼女お産は意外と軽かったって言っていたのよ。最後の男の子は早産で小さかったから、普通分娩で産んじゃったけれど、２ヶ月くらい早く産んじゃったのよ。

Mrsハドスン特別財務役員《今なら急に高齢出産が増えたから、驚かない年齢だったけれど、あの頃は２０年位前ですから、心配したわよね。本人は３回目のせいか、結構呑気そうな顔していたけれどね。

Drジーン医療人類学教授《ギリギリの体重だったから、母子共無事に済んだのよ。初産の時が双子だったから、産むときは小さめな子を２人で、結局普通の体重は３女だけだったけれど、経産婦だったから、確か安産だったのよ。

で３人目は早産で又小さい子だったから、本人は割合お産は楽だったんじゃぁない？
ラッキーよね。

で、ローソンの所も双子だったって言うしね？男の子だって言うから、わんぱくで育てるのが大変でしょう？
女の子は楽だけれど、男の子は育てるのに体力いるわよ。

Mrsハドスン特別財務役員《そうよぉ～。小さい時はわんぱくだし、思春期は反抗的だし、女の子は女同士だから、適当にできるけれど、異性の子は気を遣うわね。
話さなくなるし、うちは理屈っぽい子だったしね。

で、マープルも親戚でしょう？そしてその息子が、此処のセキュリティエンジニアとして、仕事しているのよ。他人の事言えないけれど、近しい間柄の親族が集まり過ぎているわ。これって、結構気を使わないと、良くない場合もあるのよね。
良い方に向かう様に、よく話し合って誤解を招かないようにしないとだわ。周囲の他人に気を使かって、皆同じように扱わないとだわ

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皆仲が良いから良いのですが、熟女がたくさん集まって来て、纏めるのが大変そうです。Dr.ローソンとDr.ターナーは近しい間柄の女性群なので、言いたい放題言われてもさほどストレスにはならないようですが、そうでない人達は、当たらず触らずのソーシャルデスタンスを取っています。

スイスの研究所から移ってきたアイリーン医療心理学教授、ジーン医療人類学教授はUKから、その他の２名も一足先に南側の方で、仕事をしていたのが、北の方に移ってきてでの仕事です。

北の住人も、職員たちも割合静かですが、偶然ですが南側の人達は、賑やかな人が多いのは、そのような部署の部屋が多いせいかもしれません。
同じ院内や研究所なのに、雰囲気がかなり違います。

                      　　　　　　　　　　　 storyteller🐑