ストールのオーダーをしてきた役員女性達です。

今日も又役員３人組はミントスタジオに行って、ロングストールの注文をしてきて、帰り際にCafeに寄り道してから、仕事に戻るようです。
そんな話の様子を漏れ聞いたMrs.Sugar達も、内職の注文が途絶える事無くあるので、嬉しい様な暇なしで落ち着かない雰囲気にもなるのでした。“絶対に急げませんから”と言ってもらうように伝えてあります。

本格的外注さんは、限が良くなれば自由に休みますが、MrsSugar達は、中途半端な立場で、急いだほうが良いようなら、協力はしなくてはと思っています。商売繁盛で、有難い事なのですけれどね。

Cafeの方はセルフィーユ君に任せたので、彼都合で時間が来たら、若者らしい感覚で、スパッと終わらせています。
　　　　
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Drジーン医療人類学教授《ハドソンったら、３枚も頼んだの？結構待たないとならないのよ。

アイリーン医療心理学教授《大体、３枚もなんてどうするのよ？色を変えてと思っても、２枚で十分でしょう？一応あなたは帰国するから、優先にしたけれど...

Mrs.ハドスン特別財務役員《何言っているのよ。私が色違い２枚でしょう。１枚は夫の分よ。パンデミックになってからは、家の自分の居間での仕事も多くなったから、あれは体をくるっと巻き付けられて、便利でしょう？

アイリーン医療心理学教授《まぁ、長年連れ添った夫婦なりに、まだまだ愛情っぷりなのね？良い事だわ。ジーンの所も、淡々とした愛情で、もう最後まで一緒に！と言う感じで良いわね。

でも、貴女も旦那様も、何れはこの国の国民になって...って思っているんでしょう？

Drジーン医療人類学教授《そうよ。今は私は非常勤講師で来ているけれどね。セカンドカントリーに移る様なら、２～３年内にこの国に移民するわ。
夫も遠隔で仕事が出来ますしね。今は大学に勤めていますけれど、もう執筆は初めていますから、完全にそれを本業にするみたいよ。

Mrsハドスン特別財務役員《皆さん何だか、これからの老後の暮らしも夢が有って良いわね。私は凄く現実的に、財団のお金の管理ですからね。ヨボヨボになっても、スクルージさんみたいに、ゴーストが出てくるまで、強欲に生きてやるわよ。

これでも文学専攻だったのよ。今でも本はよく読みますけれどね。ストレス解消には、難しい本ではなくて、実に柔らかいLovestoryとか、ま、ベストセラーになった本や、くだらない本もそれなりに、面白いのがあるのよね。Ohohoho、、、、、。

さて、私はやることが有るから帰るわよ。

Mrsローリー《ちょっと、オーダーしたって！あの話のまんまだとしても、５枚は注文が入ったって事じゃぁない？結構ストール編みは忙しそうね。
私もオーダーしてあるのよ。でも出来上がるのは何時の事やらだけれど...つい、外のお客さん優先で、譲ってしまってね。

ポプリ《Ohohoho、、、。ローリーはカレッジ卒業なんですから、自分で編んだら良いんじゃぁ無いのですか？真っすぐ編むだけなんですから、長さが凄く長いだけでね。

今は毛糸は届くまで時間がかかるかもですけれど、ミントさんに頼んで、倉庫内の中から譲ってもらったらいかが？

Mrsローリー《私は絵本の仕事をしているから、編み物をする時間はないのよ。ずっとやっていないから、綺麗に編めないでしょうしね。

MrsSugar《編み物だけは、セージが勉強したりしている時などに編んでいても、程々なら問題ないのよね。編み物しているのを見るのは、好きなんですって！

でも、熱中してやり過ぎる事は、嫌みたいなのよ。“自分の事忘れちゃうから”だなんて、そんなものなのかしらね？

Mrsローリー《Ahahaha、、、。セージ君可愛いじゃぁない？正直な気持ちが表れているわ。彼の気持ち解る気がするわ。

彼の国は皆、結構控えめな愛情表現ですものね。その分何かハッキリした物が欲しいんじゃぁないのかしら？うちはもっと極端だわ。
一緒にいる時は、かなりイチャイチャしているかもしれないわ。Sugarさんの所と同じくらいの結婚年数ですけれど...。意外と後はケロッとした顔で、仕事に行っていったり、魅力的な女性みる地、小さくヒューって口笛吹いたりする時が多いのよ。

検査技師って仕事量は多いのよ。疲れるみたいでよく寝ているし、だから最近はずっとサイクルクラブには行っていないでしょう？行きたいみたいなんだけれどね。

セルフィーユ《ま、男は仕事に燃えているか、女に燃えているかの人生だよな！一生カッコ良く生きたいしね。そう思うと結婚するって事は、問題かもなぁ？

Mrsサフラン《あら、フランスの男性は情熱的なんですのね？私の母は祖母がフランス人で大戦後は、ドイツに占領されて大変な時代を過ごして居た時で、中立国だったスエーデン人の祖父と結婚して生まれたハーフでしたのよ。

ですから、フランスが大変だったころ、スエーデンで暮らしていたんですけれど、ドイツに占領されていたフランスよりも、中立国だった、スイスとスエーデンはとっても貧しくて、大変だったようですよ。ヨーロッパはね。革命も有ったりで...男女関係はそれはもうね。

ポプリ《本当に私の国はとても貧しくて、大変だったようですよ。私達世代は、もう戦後生まれなので、貧しかったけれど、子供は遊んだりして、楽しく過ごしたりもしましたけれどね。今のティーンエージャーみたいに、世界に向けて発言はしなかったわね。

セルフィーユ《俺も祖母や母親などから、話を聞いていたよ。何だか他国の男と付き合ったりは出来なくて、戦争中？戦後は、そんな女性は丸刈りにされて、罰せられたとか話していたよ。俺はあんまりそう言う事には詳しくは無いんだけれどね。

そうそう、スペインは又別問題で、悲惨な状態だったって聞いたぜ。

Mrsローリー《アメリカに負けた日本の方が、結構マシな暮らししていたんじゃぁないのかしら？私達世代は、悪くは無くなったけれど、大体レジスタンス的な事を起こす要素は、もう遺伝子の中に、根付いているんじゃぁないかしらね。

MrsSugar《う～ん。それを言われると、私達日本人の戦後生まれの私などは、物資は今よりはずっと少なかったようですけれど、結構お菓子とかも食べて居たし、今より不衛生な暮らしだったけれど、多くの人は戦後の悲惨な話は、あんまり聞いていないのよね。私は祖母からは“関東大震災の方が凄かった”と言う話だったわ。

ポプリ《世界中が1960年代くらいに始まったウーマンリブから、それぞれの国で違た所はあるでしょうけれど、女性の地位を認める様になったのだと思うわ。

日本が未だに、男性中心主義が、残っているのかもしれませんけれどね。それにTVで見ましたけれど、日本の自然災害が凄いわよね。地震はもう年中何処かで、何年か置いてあるようですしね。

セルフィーユ《そう言う話は聞くけれど、俺の身近では何処も女性が多くて、ウーマンリブなんて関係無い様に、皆結構強いぜ！
シャノアールやルナルなんて、凄く強いからなぁ～。

Mrsサフラン《Ohohoho、、、。此処の国が、一番女性の地位が高いかもしれませんわね。元の母国はそれぞれ違いますけれど、とても大事にしてもらえていますものね。UKの人が多いから紳士的なのかもしれませんけれどね。

やっぱり女王陛下がTOPの国ですから、随分意識が違うのじゃぁないでしょうか？
ハッキリわかっているのは、今私はとても幸せに暮らしていると言う事ですわ。

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そんな話をしながら、MrsSugar達はせっせと編み物は、楽しみながら編み続けなければの暮らしの、冬休みになりそうです。
冬休みにも働くような感じですが、実際には休みの日がたっぷり取れる国なのです。代わりに日本みたいに、祝祭日は在りません。土日休みは同じですが...。そして、国のTOP役員の半数近くが女性役員です。

                                                    storyteller🐑