一通り午前中の仕事を終わらせた後は、今は外来もないですし、役員達はセカンドカントリーに視察に行っていて、静かなので、皆でのんびり一休みです。
冬休み当番は決まったので、皆今年は他国の遠隔サポートなどで、忙しかったので、初めてのゆっくり冬休みです。太っ腹なリヴェール教授ですから、忙しくしなくてはならない時は、やむを得ないで、かなりのハードスケジュールになります。
今少しサポートも終わったので、今冬休みは、たっぷりゆっくり休む事にしたのです。せっかくの長期休みですが、出入国は禁止なので、まぁ皆それぞれに家族とゆっくり過ごしたり、読書やスポーツジムなどに行ったりのロングホリディを楽しみます。
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Drローソン《僕は、息子たちがわんぱく盛りだからねぇ。相手をしてやらないとならない休日だろうね。妻とゆっくり2人で過ごしたいときは、育児室に預ければ良いからね。
Drマロウ《何歳になったのかい?ついこの間生れたような気がするけれどもうわんぱく盛りなのかい?
Drリンデン《4歳くらいだろう?来年にはもうキー・ステージ1になるん
だな。スコットの所はもう今1なんだろう?
スコット《あぁ、イリスの所の子供と2人一緒だし、イリスの所の2番目の子供
とDrローソンの所は一緒だよ。授業は皆一緒の部屋で、育児室の隣が教室なんだよ。
Drトーマス《先生は誰が?教職の資格持ちは沢山いるだろう?でも低学年はベテ
ランで若くないと大変だって言うよな。
Drローソン《あぁ、年齢が行けば教師は指示したりして、自分たちで色々出来るようになるけれど、キーステージ1じゃぁ、教師が先頭に立って、色々やら無いとならないから、体力も居るしね。
Drマロウ《各自能力に合わせて、どんどん進めて指導しているんだそうだよね。決められた教科以外にも、授業が終わったら、課外授業で、水泳をしたり、楽器遊びなど表現するものを、遊びながらやらせたりだって聞いたよ。
Drローソン《どうしても英才教育になりがちなんだよ。課外授業は、いくらでも
教えるものが居るからね。音楽や美術が得意な、医療関係者や、アートカレッジの講師もいるからね。
これからの子供の育て方は、今までとは大きく変わるのではないかと思うんだよ。
スコット《此処の国に生まれてしまったら、1日の大部分は育児室や教室で過ごす事になるからね。なるべく早い時間に迎えに行けるようにはしているんだよ。
休みの日はなるべく一緒に遊んでやったり、一緒に料理したりね。遊びながら、家事も教えたり、ちょうどやりたがり屋の年齢みたいだから、何でも出来るようになった方が良いだろう。
Drトーマス《そういえば、君の所の子は、俺の義理の甥になるんだよな。鳴き声が凄い子だったよなぁ? めったに泣かない子で機嫌が良いのは良いけれど、泣きだしたら恐怖の泣き声だったんだよな。
歌手にでもなるとか、ルチアーノとかみたいにオペラ歌手なら、アートの講師にボイストレーニングの講師がいるぜ。
Drローソン《歌が好きなのは、うちの息子たちだよ。マルが“双子のデュオでデビューするんじゃぁないかしら?”って言っているんだよ。
以前セージがギターを弾いたら、興味津々でね。実家から古いギターを送ってもらったんだよ。もし壊してしまっても、良い古いのがあったからね。
セージには気が向いたら、ギターを教えてやってくれるように、頼んでいるんだけれどね。ま、なかなか逢えないから、僕がそう上手くは無いけれど、簡単な曲が弾けるくらいは教えたんだけれどね。
セージが言う様に、課外授業の時、アートカレッジにプロのギタリストが居るから、その人に、きちんと習った方が良いって言われているんだよ。遊びであっても、基礎をやって置いたら、役に立つときがあるかもしれないから...ってね。
今の所誰も、医者になるって言うのは居ないんだ。開業医ではないから、父親の仕事を見る事はないからね。
Drリンデン《此処の国はシェルター暮らしだけれど、平和な雑談だよなぁ。それも、早々とシェルター暮らしに入ったおかげだよな。
その後に、感染症の話題が出てきたんだものな。それ以前にオリンピック会場での仕事要請が先で、調査に行って日本の気候の悪さに、参っていたんだよな!
アスリート以前に俺たち医療関係者が、熱中症になるんじゃぁないかとか、地震の話していたんだよね。集中豪雨とか、とにかく教授や理事長達が、何度か行って、その度に、日頃は何も言わない人達なのに、もう“参った参った”って言っていたんだよ。
Drマロウ《最も気候が悪い時に、オリンピック開催だなんてな。結局1年遅れで今
年開催になったんだけれど、棄権した選手も結構いたんだよね。
倒れて走れなくなった人や、感染症が陽性になったりの、酷い盛り上がらないオリンピックになったんだよ。無差別テロでもピリピリしていたからね。
この2~3年は落ち着かない年だったよなぁ。
Drマロウ《19年の秋に、ラファエル財団理事長が、此処の飛行場にヘリから降り立った途端に、ドローンが飛んできて、狙撃されそうになったんだよな。
少し離れていたセージ君が気が付いて、助けに行ってラファエル財団理事長をヘリの中に押し倒したら、危害を加えられると思い込んで、セージ君を蹴り出したので、身代わりになって狙撃されたんだよな。
あれは忘れられない治療になったよなぁ。エルダー君もセージを助けに行ったら、腰を撃たれたし...良く助かったよね。
セージ君はもう心肺停止していたんだよな。ただ此処の飛行場だったし、ヘリだったからへりポートだったのがラッキーだったよな。即緊急救急治療室に搬入出来たからね。
その前も毎年秋から冬にかけて、Sugarさんは巻き込まれ事故から、危篤になったりで...
Drリンデン《あぁ、そうだったねぇ。病気と言う病気は此処では出ていないんだけれど、大怪我2件と、プールでおぼれて肺炎1件が重大事件だったなぁ。それ以外は皆検診はしても、細かい注意がある中高年くらいで、国内は暇な診療所なんだよね。
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そんな思いで話もしながら、まだこれから感染症は、終息には時間もかかるでしょうし、数年前みたいな平常通りに戻るとは思えないと言う話などをして、休憩していました。
天候異変も、近隣国ではもう数年前から起きていますし、彼らは地球も生きているからそういう時期に、出逢ってしまったんだと、巧く防御しながら暮らす事になるだろうと話した休憩時間でした。
いくら注意勧告しても、素直に聞けない人は必ずいるし、武器会社が大儲けしている以上、戦争やテロ、内紛はどこかで起きているだろうし...と西欧人は、結構身近な陸続きの国で起きているので、遠い国の話ではありません。
最先端医療もですが、プライベートな時間に、何も持っていなくても、乗り物や駅などで「お医者様はいませんか?」と言う放送が有って、即周りに居る人の持ち物を借りたりしながらの、緊急治療に入る事も有りうるので、超アナログ治療の練習や知識もないと困るのです。
ですから、長期休みが取れる時は、しっかり休みもしますが、きっと勉強もする休みになる事でしょう。という事で、明日まで外の家で過ごせますが、後は又新種ウィルス拡大で、シェルター内での暮らしで扉は閉じられます。
storyteller🐑