今日は急ぎで、車いすなどのメンテを、しておいてくれるように頼まれました。暫くやっていなかったので、何時でも使える様にしておいてくれるようにとなので、先に済ませる事にして、サイクルルームにやってきました。
いつもと違う事をするのは、気分転換になります。昨年から同じ細かい作業を続けて居ます。今年は少しゆっくりペースでやれるかと思っていたのです。
ところが年明けから新種が発生、ワクチンを2度摂取したり、感染した経験のある人が、再感染したり、インフルエンザとダブルで感染とかの話が出てきたので、やはり今年もせっせと、作らないとならないようです。
💕~~~~~~~~~~~~~~~~~~💖
エルダー《やれやれだな。この調子では、今年は又引き続き同じ作業で、終わりそうだな。 ま、それでも、この国でまだ発症していないだけ、無難だと思わなくてはな!
セージ《ワクチン3回目を打つのかもだよ。もうやり始めた国があるそうだからね。俺は打った方が絶対と言うなら打つよ。益々感染経路が判らないんだろう?
エルダー《新種は症状は軽いらしいけれど、まだ何ともハッキリしたことは、不明なんだろう。結構長期間、発熱など続いた人もいるそうだからね。セージはSugarさんに移したら、大変だものなぁ。
エルダー《自転車もリハビリに使うのかい?いいなぁ、俺もリハビリって事で、自転車乗ってみようかな。でもリハビリで、ぶっ飛ばす訳にはいかないものなぁ。
セージ《そういえばエルダー、腰の調子は問題ないのかい?エルダーの方が、人工骨入れたから、その後何ともないのかい? 俺より傷は大きいんだよな。
エルダー《セージ気にするなよな。俺の傷は出血さえ多くなかったら、命には問題なかったからな。セージは傷は小さく収まったけれど、貫通しないで取り出せない弾が残っているんだろう?
それが問題を起こすって事はないのかい? 俺の傷は、歳取ってきたりしたら、寒かったり陽気が悪い時は、痛みが出たりするかもしれないとは、聞いたけれどね。
セージ《昔の古傷が痛むって言うやつかい。何だか話題が年寄りくさいよな。
エルダー《でもこの話は、2人の時しか出来ないからな。知らなかった人は興味を持ってしまうだろうし、フランツなんかは心配するからね。
新しく来た3人は、事件の事はしってても、俺たちの事だとは知らないだろうからね。
セージ《クスクスッ、まさか俺は一回死んだなんて、まるでゴーストが居るみたいに、怖がられたりしてな。貫通したから、傷の縫った後は、どんどん薄くなっているからね。
あの卵の殻入りガーゼは、凄く効き目が有るような気がするよ。
エルダー《お前まだ若いからな。俺もかなり傷はきれいになっているから、サウナなどで見られても“ちょっと事故で怪我したんだ”で済ませて居るよ。
ターナー達のオペは、傷が小さくて痕が綺麗なので、有名なんだそうだからね。治癒も早いそうだよ。
セージ《そうだってな。傷の縫合トレーニングって言うのは、年中やっているらしいよ。トレーニングマシーンを使ったり、動物に麻酔かけて使ったり、献体を使ったりだそうだよ。確かにガールフレンドが出来ても、デートする暇はないかもね。
だから“結婚もして居る暇はないし、幸せにしてあげるなんて言えないからな”だってさ。楽したいなら、勤務医ではなく、GPまでなんだろうなぁ。
一応時間から時間で終われるからね。日本なんて予約なしで簡単に見てもらえるそうだぜ。混んでるGPとガラガラに空いている所もあるそうだよ。
混んでいる所のGPは、やはり感じが良いとか、患者扱いが良いそうだよ。
エルダー《そりゃぁそうだろうね。特に体調が悪くて行くんだから、感じが良い方が良いよ。国によってシステムが結構違うもんだよな。GPは人気商売だね。
セージ《入院施設があるような大きい病院は、とりあえず街のGPからの紹介らしいけれど、待たされるけれど直接行っても、見てもらえるそうだよ。
それと此処とは大違いで、薬が沢山処方されるんだそうだよ。患者も薬が出ると、治った気がするようだしね。Sugarなんて、此処に来てから、薬はぐんと減って最近は、飲まなくなったよ。
エルダー《大体此処の会員VIP入院患者だって。薬はほとんど飲んではいないみたいだぜ。例外はいるけれどね。俺たちの時だって、オペの後に1週間くらい感染予防?だっけ、の薬飲んだだけだろう?だって、薬って使い方の寄っては毒だろう。
エルダー《そうそう、怪我もたっぷり水分摂って、適度に動いた方が治りは早いってね。入院中だってリハビリは早かったよね。俺なんて末端のリハビリを午前、午後ってやったからね。
セージ《そうそう、それでね。これから長期入院になっているから、車いすや自転車使ってのリハビリもやるそうだよ。高齢の患者もいるから、使ってリハビリするんだってさ。
車いすはひっくり返らないように、錘を載せて押して、慣れたら誰か載せて押して歩くんだってさ。歩行補助機に支えられてよりも、良い運動になるらしいし、自転車はまたがって漕がないで、バランスとって足をついて蹴って、スィーって乗るんだってさ。
エルダー《セラピストや、ナースとか時には担当医が付いて、話しながらやるので、皆結構楽しくやっているそうだよ。
ま、俺たちも似たような事経験済みだけれどな。
セージ《だからね、他のリハビリも、今途中になってしまったけれど、ゲームを取り入れた、ミラーセラピーのゲームもいずれ作らなくちゃぁなんだよ。
遊びながらのリハビリは楽しく出来るだろう?
💖~~~~~~~~~~~~~~~~~~💕
そんな話などしながら、数台の車いすと自転車や、廊下に置かれていた、ストレッチャーなどのメンテをした後に、お茶を飲んで、教室に戻って作業の続きです。
彼らもお茶の時間は多いようですね。でも切り替えが上手なので、その後作業は手早く丁寧にさっさと進めます。
storyteller@Sugar