今頃の時期は、何時も夏休みの計画の話で、盛り上がります。しかし、残念ながら今年も、休みは休みですが、国外に出て行くことはありません。
北半球は夏なのですがまだ感染者が多いので、一応収束に向かっているらしい国も増えて来たのですが....。微妙な感じです。
それよりも此処ではこの国ならはでの、時間の有効活用で、今年いっぱいは半休日と決めて、ゆっくり休むなり勉強しても良いし、前へ進むのではなく、足元を見直し固める年にしたのです。
講習会の計画は持ち上がっていますが、それもまだ色々な希望や意見が出て決定はまだです。今後どうなるかはまったく、判らないので、そういう時は“現状維持で、立ち止まりましょう”なのです。全員有給休暇です。
何処にも行けない夏休みですが、多少はぼやきはありますが、不満を言う者は居なくて、それなりに結構楽しく話して居ます。
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Drターナー《夏休み中には『食事指導とトレーニング講習会』はやるらしいけれど、まぁ今はなるべく、全員週一位は出席してくれると良いなぁ～って言っていたぜ。
エルダー《週一位なら、皆出るんじゃぁないのか？筋肉はせっかく出来て来たから、まだ完成ではないからな。食べ物も重要だそうだからね。
来年はセカンドカントリーでは『筋肉美大会』はやるって言うからね。
シムノン《そうだってね。俺達は年末位にセカンドカントリーに移動する時は、全員体は出来上がっていて、先に行った皆を驚かせようって言う計画だってね。
エルダー《セージなんて、もう毎日ジムなどに行かない日は、家でやっているって聞いたぜ。やらないと気持ち悪いんだってさ。
シムノン《そうなったら、毎日の歯磨きと同じだよな。リヴェール教授達は、それが理想だっていっていたよ。
患者達にアピールするためにも、良い見本になるからな。確かに食事や、生活習慣を進めるドクターが、体がたるんでいたら、説得力がないからなぁ。
エルダー《俺は完全に、まだトレーニングしているけれど、肩幅とか筋肉がついて服のサイズが変わったよ。緩かった服がパチパチになったからね。
一回り以上大きくなった気がするよ。そうなると、家にいる時などは、セージじゃぁ無いけれど、裸で過ごしたくなるんだよ。
アニーも使うから、大きい鏡があるからね。何となく鏡の前を通ると、チェックしちゃうんだ。アニーに“ナルシストみたいで、気持ち悪い”って言われるんだけれどさ。じっくり眺めるだけで、締まってくるそうだよ。
シムノン《結構なナルシストなんだね。容姿の事を言うのは良くないけれど、君は本当にきれいだからね。それで体も理想的に作ったら、教室で地味な仕事しているのは、もったいないようだね。
Drターナー《俺も皆が大きい鏡を買った時、付き合いでなんとなく買ったけれど確かに、有ればまずは見るだろう？で、結果が見えてくると、ひとりでニヤ付いたりして、完全に自己満足だよ。だから、筋肉美大会だよ。
その内彼方此方気になりだすんだよ。前は俺の側通る時、セージに直ぐに脇腹の贅肉摘ままれたんだよ。
鏡見る様になって、本気で「ヤバイ」って思うようになって、ジム行ったり、水泳やったりするようになったら、摘ままれても皮だけになったぜ。
半年かかったよ。それから、筋トレする気になったからな。
エルダー《そうそう“あれ？効果出た”って少し感じる様になるのは３ヶ月かかったし、ハッキリしたのは半年後だったかな？
そう解ったら、やっぱり嬉しくて、きちんと毎日でなくても、結構間を置かずトレーニングしているよ。
やり始めは億劫でも、終わってシャワー浴びると、凄い気持ちが良いからなぁ～。
シムノン《そんなに違うものかい？じゃぁ、俺もやってみるかな？とりあえずは
ジムに行って、トレーニングメニュー作ってもらってからかな。
時間が有っても、きっとまだ毎日はやらないかもだけれどね。話だけでも悪い事ではないからね。
Drターナー《シムノンはセージの親戚なのに、彼が水泳のジュニア大会で２種目優勝したの、知らなかったのかい？
シムノン《全然、子供の時しか行き来していなかったからね。
エルダー《そうか、１０年くらい前の話だぜ。シムノンは何していたんだい？
シムノン《１０年前は１５～６歳の時だろう？何して居たかなぁ？寮で暮らしていて、コンピューターは好きだったけれど、それを仕事にするとは、思っていなかったかな？ でも何となくプログラミングなどには興味持っていて...。
ま、特に大したことして居なかったかな？GFと付き合って居たかな？
エルダー《俺と同じ歳だよね？俺も色々な複数人GFと付き合って、遊びでテニスやったり、スキーやスケートややっていたかな？
そうそう、ぼんやりリニア（Maglev）に憧れて、ドイツの大学病院内にある工学部に行こうと思っていたんだよ。
流体力学に行こうと思ってたら、その道の研究者で知る人ぞ知る教授が、此処の大学でも講師をやって居るって言うから、何となく此処へ入ったんだよ。此処の方が雰囲気が良かったんだ。
シムノン《へぇ～。そうなんだ。リニア（Maglev）って、日本や中国が利用されているのが多いんだろう？ま、後はドイツ製があるみたいだよな。
Drターナー《その志で、此処に入学したら、ある日突然俺の医工学教室に座って居たんだよな。PO（義肢装具士）になっても良いかって？
エルダー《う～ん、まぁロボットとかにも興味あったしね。リニア（Maglev）は趣味で、仕事として成り立つのは、医工学の方が、直ぐに作品が見られるからね。
シムノン《確かに、年齢と共に、考えが大人になったってわけだね・笑 ここは何か研究や勉強したい人には、条件が最高に良いからね。
一見年俸とか安いけれど、トータルして考えると、凄く良いんだよね。雰囲気も俺も気に入ったんで、大学は他を出たけれど、大学院で編入して、南の方で仕事していたんだけれど、此方北に移動になったんだよ。
だから、全くセージとは出会う事がなくてね。ミントが居るのは知って居たんだよ。夏休みが、旅行とかできなくなったけれど、此処の暮らしは嫌いではないんだ。
俺も、ジムやプールに行くようにしてみるよ。
エルダー《シムノンは母親と同居かい？
シムノン《いや、まさか！別々だよ。母親はたまたま帰国するはずの時を感染症拡大になって、もう少し収まるまで、滞在することにしたんだよ。
手伝う仕事も有ったから、パートタイマーでね。何だか昔の学生時代の友達が、集まって来ていたので、すっかりくつろいじゃってね。
夫婦の危機になるんじゃぁ無いかと思うけれど“若いころみたいな気分になって悪くないわよ”って言っているからね。
俺は趣味の本読み放題と、アニメのDVDも沢山借りたから、それを見て過ごそうかな。
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そんな話などしながら、皆曖昧でハッキリしないプランなのだけれど、そのいい加減さを楽しんでいるようなのです。
何といっても、此処で中にさえいて、一応の注意さえしていたら、コロナだろうがその他の感染症であっても、ワクチンを打っていたら、実に気ままに自由に暮らせているのは、条件付きですが、他の国にはない自由でほぼ安心な国です。
Storyteller@Sugar
