ねぇ、Cafeの夏休みは？

今年はシェルターの外はぐずついた天気が多く、外の世界からは隔離されているにも関わらず、体調は何かを感じるのか、寒がりの人と、暑がりの人と様々な反応です。

Cafeのスタッフでは、Mrsサフランが寒がりです。もっと寒い北欧から来たのに此処の暮らしになれたら、やっぱり寒がりな様です。
でももう７月ですから、夏休みを今年はどうするかのお喋りです。

Cafeは閉めてしまうのですが、暇も有るし、日々食べるパンなどはMrsSugarは“適当に焼きに来るわ”と言ったら、他の人達も、その日は一緒に....。　

と言う事に成り、それならセルフィーユ君が“半日は週末以外は開ける”と言いだしました。皆よっぽどCafeが好きなのでしょうね。　　　　
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MrsSugar《私は適当に気が向いた日に、パンを焼きにくるわよ。ハーブたっぷりビスケット焼きたいしね。セージも“手伝うから...一緒にやろう”って言うのよ。

ポプリ《ま、それなら私もSugarちゃんと逢いたいですし、セージ君にも逢いたいから、出てきますわ。どのくらいですの？週一位かしら？

MrsSugar《う～ん、今の所気が向いた日に！って言っているのよ。夏休みですから、気ままに決めたいと思うのよ。今の所セージにお任せよ。

Mrsサフラン《まぁ、迷惑でなければ、私も御一緒させてもらいたいわ。プランテーション当番も有りますから、退屈することは有りませんけれど、やっぱり高齢になってくると、家に籠ってしまうと、ボケてしまいそうですわ。

Mrsローリー《サフランさんは、姪の双子の独身の方と同居しているんでしょう？

セルフィーユ《そうそう、今はミントさんのスタジオで仕事しているんだろ？
若い人と暮らして居れば、老け込まないだろうね。

女同士なら話し相手になってくれるだろうしね。何れ結婚して別れるかもだけれどさ。

Mrsサフラン《早くそういう話が出て来て欲しいものだわ。ま、退屈しのぎにはなりますけれど...。女の子は、可愛くないのよね。

喧嘩する事はありませんけれど、結構自分勝手でね。だから、良い相手が出て来ないんでしょうね。

Mrsローリー《お姉さんは、たまに休みの日にセンターポイントのスーパーで、
ご夫婦を見かけるけれど、明るい感じの人よね。

セルフィーユ《そうなのかい？一卵性双生児なんだよね。まったく同じでは無いんだね。正反対みたいだね。

じゃ、俺は週末の2日休みで後は昼まで半日は出て来るよ。試作品作ったり、皆プランテーション当番に出るなら、その後お茶のみに来れば良いだろう？

MrsSugar《まぁ、それも良いわね。皆自分都合で出てきたらよいわ。一緒になったら、お茶したら良いでしょう？

ポプリ《そうね。そうしましょうか！もし逢えたら一緒にが良いわね。お休みの時
はセージ君のSugarちゃんですものね。
日頃は考えたら私達、家族よりも一緒に居る時間が長いんですものね。

Mrsサフラン《そんな事は無いんじゃぁ無いですか？出勤している時間よりも家族と一緒の時間の方が長いでしょう？

Mrsローリー《一緒と言っても、８時間くらいは寝ているんですから、それを引い
たら、起きて話す時間とかは、案外短いんじゃぁ無いの？

セルフィーユ《ま、一緒に暮らしてしまったら、別々で過ごしている時みたいに熱心に話さなくなるだろうね。

GFとして、時々逢っている時の方が充実してる様な気がするよ。

MrsSugar《セルフィーユは、毎日短時間此処の片付けしている頃に、彼女も仕事終えて寄るんでしょう？今が一番良いかもね・笑

２時間くらいここに居て、帰りを送って行って！朝早いから、もうそれで帰って暫くしたら寝ちゃうって言ってたわよね。

セルフィーユ《だから、金曜日はジムに行っているんだよ。後は日曜日に又ジムに行ったり、センターポイントでお茶したりかな？でも、面白いね。

最初は“全く遊興施設らしきものが無いなんて、面白くも可笑しく無い国だ。よく皆暮らしているよなぁ”って思ったんだよ。

でも、今の状況になるまでは、週末は２時間くらいのフライトで、何処かの国の街に出て行けたし、何の不便も感じなくなっていたものね。

Mrsサフラン《私はここに来て、一番社交的な暮らしをしているわ。夫が無くなるまでは、ちょっと立ち話くらいで、家事が大好きな専門主婦でしたからね。
それはそれで、楽しい暮らしでしたのよ。

真面目で、優しい夫でしたし、ただし本ばかり読んでいる夫でしたのよ。息子がだんだん夫に似て来て、不思議な感じですわ。

たまに電話で話すと、夫かと思ってしまうような声で...側で暮らして居るのは、幸せですわね。私が今みたいに、社交的に暮らす様になったら、息子は優しくなりましたよ。

ポプリ《あらっ、昔はまるで恋人みたいに、一緒に歩いていましたでしょう？凄

く優しい息子さんだって、感心していたんですよ。

Mrsローリー《頑張って孝行息子やってたのね。日頃のドン・ジュアン的暮らし
とは別人だったのね・笑きっと、サフランさんには悪いけれど、母親の干渉が強いと、外では別人格になるんじゃぁないの？

もういつ見ても男にしても女にしても、１番の美貌の持ち主ですものね。見とれている女性がいっぱいだったわ。まさかアニーと結婚するなんて！

MrsSugar《あらっ、ミント休憩時間？今皆で夏休みの話していたのよ。

ミント《こんにちわ！Cafeは夏休みにするの？私のスタジオは、皆で当番制で夏
休みを取る事にしたのよ。１０日くらいかなぁ～。週末以外は出て来るわよ。

ま、適当に家族都合などで、誰かと変わってもらったりして、一応２人は店番に出勤よ。休みの日はお客さんが見に来るのよ。

MrsSugar《忙しいのね。お店は繁盛しているそうだって、聞いているけれど！夏休みの方が、家族で来店して、買い物したり予約していったりが多いんじゃぁない？

ミント《そうね、Sugar達永久にストール編んでいる感じですものね。手編みですし、確かにその長さと幅が微妙に良いわよね。未だに人気商品なのよ。

長さもたっぷりしているし、此処の冬ならコートなどより、そのマフラーを自分流に巻いた方が洒落ているでしょう。

ひざ掛けにもなるし、元々は偶然セージが、寒い時にSugarと２人で一緒に巻いたら、それ見た人がカッコ良いって真似したのが、流行った元みたいよ。

ミント《あの子は子供の時から、ただの白シャツ着ただけでも“洒落て見える”って言われる子だったのよ。

誰が教えた訳でもないのにね。シンプルな何でもない無いような、服着ていたんだけれど、学校のユニホーム着ていても、目立つ子だったのよ。

MrsSugar《ミントも同じよ。初めて店に来た時も、妙に印象に残ったわよ。何も
話したわけでは無いのに、又店に来る気がしたわよ。

ミント《私も、お茶だしたら、後は放りっぱなしで、知らんぷりして、ストーブの前で何か手仕事して居るだけなのに、それがまるで絵を見る様で....。

とても温かい気持ちになって“又来ましょう”って思ったのよ。Cafeは一人で楽しみに来る店で、友達とかには教えなかったわ。

ポプリ《私も同じでしたよ。Mmeシャノアールの店に買い物の注文に来て、ふと見ましたら細い道が続いていたので、先はどうなっているかしら？って行ってみたの。

直ぐにどん詰まりで、傾斜の強い崖で森林になって居て、こじんまりしたロッジが在って『にゃん亭Cafe』って言う手作り看板が立っていて、猫と犬が昼寝していたので寄ってみたのよ。

犬が吠えるのではなくて、小さくグフって言うような声で、人が来たのを知らせるようだったのが、躾けたのかしら？って思ったわ。吠えないのが好印象だったわ。

MrsSugar《皆それ以来のお付き合いになったのね・笑　それも運命の出逢いかしらね。まさかその後セージがやって来て、今みたいに夫婦になるなんて！人生って先の事は判らないし、面白いものよねぇー。

じゃぁ、夏休みは毎年の事ですけれど“適当に！”って言う事で、気分次第でやりましょう。ほら、今は完全に、大部分の人が、第一次の移民した人たちだけになったでしょう？あの頃みたいに気楽にだわ♪

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セルフィユ君達は、後から来たのですが、最初の移民の人達の親族ばかりです。１０年ひと昔と言っていましたが、今は３年でひと昔だそうですから、やっぱり時代が知らないうちに、流れてかなり変化したようです。

今回のパンデミックのおかげで、この国はますます過去の良かった時に、自然に戻って行ったような気がします。
更に不便で手間のかかる事を、良しとするようになってきたような感じです。

皆で相談する割には、結果は適当に過ごしましょうと言う結果になるのは、変わらずのようです。パンデミックが完全終息したら、ゆっくり目に此処の国も解除されて、又国外に気楽に遊びに行けるのを楽しみにです。

　　　　　　　　　　　Storyteller@Sugar