丁度教室に戻る廊下脇にあるので、サイクルクラブに寄り道して、休憩することにしました。新しいプロジェクトは脳科学の勉強が大部分なので、とても難しい内容なので、皆勉強しなおしです。
知っている事もありますが、科学は日々更新ですから、色々なことが判明してきます。でも目標はなるべくエネルギーは、体内エネルギー利用である事なので…。
ある程度できたら、検査技師ライセンスも色々持っているアルフィ君に可視化してもらって、確認です。一旦勉強は済ませていても、常に使っていないと、脳の隅っこへ収納されてしまいます。
アレルギーその他の問題点もクリアしなくてはなりません。ロボット工学はエルダー君が一番詳しいのですが、これからは精神的なことも考えて、その先のアンドロイド型義手を考えます。
いずれにしても脳科学の勉強をしなくてはなりません。奥が深く手、なかなかの学びです。
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セージ《運動主体感や運動錯覚とか、結局は何をとっても脳の勉強しないとだよな。俺は前からミラーセ
ラピーで、少しずつ勉強していたんだけれどさぁ、凄く興味深くて面白いんだけれど、難しいんだよ。
エルダー《神経生物学とか、脳・神経科学、身体所有感（SA）に重要な脳内メカニズムだね。
アルフィ《自分の手じゃない感。前頭領域内の脳波の神経ネットワークが運動主体感に重要なんだよな。
これはさ、高齢者の問題にも関係あるんだよな。自分では依然できた足上げ感覚が、実際には上がっていなくて転倒したり、落下したりの事故は少なくないだろう。
アルフィ《う～ん。早い話、理学療法も勉強しないとだよなぁ。“急がなくて良いから、怠けない程度にやれ！”て言う意味が分かったよ。
医学部に入るって、よっぽど頭良くないとだよなぁ。果てしなく勉強だよな。特に西欧の大学の医学部は、凄いんだよな。やる気がある医学部希望者が、来たがるはずだよ。
でも語学も必須だから、最低３ヵ国読み書きクリアと言う、此処の大学の条件は当たり前なんだね。
年俸は安くても、十分暮らせる額だし、一番の魅力は本や研究費には費用出してくれるからね。これが馬鹿にならない魅力だよなぁ。
最初は人間関係が、素気ないかな？って思ったけれど、違うんだよね。じわじわと親しくなるっていう感じかな。そう言う方が長続きする付き合いが出来るんだよな。
アルフィ《セージのずっとやっているゲームソフトつくりは、手指バーチャルセラピーなんだろう？
セージ《うんそうだよ。リハビリとかいうと、誰だってウンザリするだろう。コツコツ継続しないとならないから、それだったら、ちょっとゲームやるっていうと、気が楽だろう？もともとは研究室のコンピュータールームが空いている時、プライベートなゲームを作ってたんだよ。
作ったことなからさ、本読みながら簡単なのを作って、それでSugarと遊んでいたんだけれど、やっているうちに物足りなくなって、少しずつ精密なのを作るようになったんだよ。
それでターナー先輩が、ミラーセラピーの話を持ってきて、楽しくゲームやる感覚でできる物が作れないかってね。それで、簡単なの作ってみたんだ。
アルフィ《結果が悪くないから、だんだん良いものを作るようになったんだな。
セージ《そうみたい。此処の病院は、メンタルを重要視するからね。薬は極力使わないようにでね。
エルダー《さぁて、この歳になってくると、学生の時よりも勉強することが、頭に入りにくくなってきているだろうからなぁ。でも今からそう言っていたら、ターナー達に活入れられるだろうな。
でもさ、もうターナーはとっくに割り切って“GFもいらない、結婚も当分考えない”って言っていたからなぁ。両立は出来ないからってね。
セージ《そうそう、でも好きな人は居るって言っていたよ。ずっと前から...でも好きになったからって、どうにもならない人らしいよ。
ただ、ふとその人の事思うと、安らかな気分、やさしい気分になるんだって！その時初めて“俺も人間らしい心があるんだなぁ”って安心するんだってさ。外科医なんて、忙しいとオペばかりしていると、ロボットになったような気がする時があるそうだよ。
アルフィ《そうそう、だから、忙しいけれど、教室の責任者になって教室に来ると、凄く精神的に良いらしいよ。それはアレンも言っていたよ。
サイクルクラブに出てきて、馬鹿な後輩たちと過ごしていると、人間に戻った気がするってさ・Ahahaha、、、、
で、人間に戻って休日は愛妻とゆっくり過ごせるんだって！
俺はアレンは憧れの先輩だったけれど、仕事場では怖い人でもあったんだ。時々優しい声かけしてくれるんだけれどね。あまりにも精密な目や知識やもっているとね。
エルダー《結局このロードバイクはこのまま、セージの甥達に譲るんだな。もうすぐに乗るようになるだろうからな。
セージ《あぁ、まだ先だろうけれど、あいつらの教室か廊下に設置しておけば、自然と乗るようになるんじゃぁないかな。台を固定して、バイクが倒れないようにして、ペダルは回せるようにしておけば良いんじゃぁないの。
アルフィの乗ってるのも、普通に戻すからな。
アルフィ《あぁ、最初からこういう小さいタイヤのロードバイクがあっても面白いよな。折り畳みのバイクって、このくらいじゃぁ無かったっけ？女性がスカートでも乗れるよな。
エルダー《女性は前のサイズが小さいシティバイクでも乗れるんじゃぁ無いの？Cafeに有ったあの黒くて重いバイクはSugarさんは以前乗っていただろう？
最近は見かけないけれどね。最近はジャンティが荷物運ぶのに使っているよな。
エルダー《セージはこの後教室に戻るんだろう？俺は今日はアニーとジムに行って、この後は半休するよ。脳が疲れたんだよ。
そんな時は体動かすのが一番だよ。セージはジムかプールに行かないのか？
セージ《俺は今日は又図書館へ戻るよ。プールは明日Sugarのリハビリに付き合うから、その時に泳ぐからね。明日はその前には「食事講習会」にも出るよ。
だから午後はそれで御終い。あれ？みんなは明日「食事講習会」に出ないのかい？
エルダー《そうだった！俺も明日は「食事講習会」出るよ。その後ジムとプールにも行こうかな？午前中は気合入れて調べものして…。充実した毎日だなぁ。土曜日はサイクルクラブに出ていくつもりだし…。
日曜日はゆっくり休んで、又月曜からは意欲的にお勉強しますかね。こんなに勉強浸けは、学生の時以来だな。やるなら今のうちだな。今回のプロジェクトは、長期戦になりそうだからな。
セージ《あぁ、やっと今までのような、気楽な研究開発ではない、大きな仕事をやることになったんだろうね。俺たちもだけれど、ターナー先輩もそう言う歳と経験になったんだろうね。前から考えては居たんだろうね。
“オペだけ済ませばよい医者にはなりたくない”みたいな事言っていた意味が、俺もわかるようになったよ。自分も俺たちもが育つのを待っていたんだろうな。
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暫く休憩をして、おしゃべりして、今日はそれぞれの予定をこなすために別れていきました。セージ君とエルダー君は、結構長く付き合っていますから、以心伝心のところが出てきましたが、アルフィ君はまだあまり深い付き合いにはなっていませんでした。
でも少しずつ、色々話したり共に行動することが増えてきたので、気心知れた仲になりつつあるようです。アルフィ君はチャラい目な雰囲気ですが、見かけよりも細やかな心の持ち主だからでしょう。
Storyteller@Sugar
