ターナー教室は会話も活発で、一気に明るくなりました。

Drターナー自身は派手な雰囲気性格ではありませんし、特にお喋りでもないのですが、居ると皆が元気になります。外で通りすがりでも、とても印象に残るオーラがある人なのです。

Drターナーだけではなく、セージ君やエルダー君も黙っていても、目に付く雰囲気があるのです。新人メンバー達も、何処か華やかさが有り、フランツさん一人が地味なのです。

多分皆オリジナルな研究開発のテーマがしっかり持っていたり、仕事に前向きな性格で逢ったりするのが、個性として現れるのかもしれません。そんなですけれど、Drターナーと同じように、皆偉そうではなくて、それでいてとても理性的なものが、芯にあるのでしょう。

柔らかな雰囲気の若いセージ君は、比較的アプローチが多いのですが、答えは速攻ハッキリ答えます。そんなメンバーが集まったのですが、日々親しみもわき楽しく作業をしている様子です。
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セージ《何？俺何か問題があったっけ？

アルフィ《いんや、何もないんだけれどさぁ。最近セージやけに熱心に何か調べものしたり、かと思うとやたらにリラックスして、ぼんやりしてみたり、ハミングしながら何かスケッチ？メモ？したり、ひとりで充実しているみたいだからさ。

何かもう具体的に開発が始まるのかな？と思ったりしてさ。

エルダー《まだまだ、アルフィもその内にわかるよ。まだ暫く頭の中でアイディアを転がしているところだよ。でももうぼちぼち何か形につながるような、模型など作るんじゃぁ無いかな。

こんな感じに作ってみたら...って何か作り始めながら、考えを纏めるって感じだよな？今まではだけれどね。

フランツ《なんだよエルダーが解説者かよ。でも客観的でわかりやすいよ。本人は無意識にやっているから、説明が出来なかったりするからね。

セージ《俺そんな事やっていたっけ？あまり記憶に残っていないんだけれど…やっているかも？

アルフィ《そうだよ。こうしてウロウロ歩いている時もあるしさぁ。意外とじっと座って考えては居ないんだよね。突然ノート持って出て行っちゃったりして、ビックリしたことあるんだぜ。

フランツ《外出は、一応トイレ以外の長時間は、行き先を書いて行くんだけれどね。まぁセージは図書館だし、書き忘れも多いんだよな。

発作的に調べものが出てくる時が有るみたいだよ。ちゃんと、今日は何処へ行くって決めている時も有るけれどね。ま、あまり気にしない方が良いよ。
エルダーだって「ちょっと出てくる」って書いてあるだけで出かけちゃうからな。

セージ《建物内に居るから、大丈夫だよ。大したところに行かないしさ。最近は家には帰らないしね。立つのは座りっぱなしだと疲れるからだと思うよ。考え事ならウロウロしながらだって、考えられるだろう？

あっ、後は途中でプールに泳ぎに行く時もあるけれどね。デスクの上に行先書いて行くと思うんだ。多分ね。後は誰かに言っていくとか...。

アルフィ《デスク上のメモは見た事あるけれど、もう少しちゃんとらしく書かないのかい？何時から何時まで図書館とかさぁ。「図書」とか「プール」とか、ホント愛想なくて、馬鹿みたいなメモだぜ。

セージ《えっ！嫌な感じ？わかれば良いと思ってさ。俺馬鹿みたいでなく、馬鹿なんだよ。気になるならもう少し何か書いて行くよ。

じゃ、立ったついでにちょっと研究室のコンピューター使いに行ってくるよ。直ぐに
戻るよ。

Drターナー《うぃっす。何だ何か事件でも起きたか？

アルフィ《いや、事件て程の事じゃぁないよ。セージの言動その他が気になったから、言っていただけだよ。時々突然姿が見えなくなったり、デスクにピッタリ張り付いていたかと思ったら、突然鼻歌歌ったり...。

メモ書かないで消えちゃうときは、何となく用事が有ったらどうすれば良いんだ？って思ったりしてさ。

モリアーティ《大した用事はないだろうけれどな。メモは書いて行くと良いよな。一応決まり事だろう？

シムノン《ま、皆がそうなったら、バラバラではありょな。せめて誰かに言って出ていくとかな。

Drターナー《ま、今までがあまり決まり事無かったようなものだからな。どうしてもの用事の時は、館内放送かければ連絡してくるか、帰ってくるよ。それで済ませていたんだよ。

アルフィ《小うるさい事言うわけじゃぁないけれどさぁ。ちょっと気になったから、言って置いたんだよ。セージはもう問題ないと思うけれど、頭の怪我しているだろう？確かもう4年くらい経つし、毎年検診も受けている

けれど、MRIなど俺見ているし、何かあったんじゃぁって気になるんだよ。忘れていたんだけれど、前にアレンから聞いていて、数年後に問題が出てくる事も有るていう事もあるからね。

Drターナー《そうか、心配かけて悪かったな。あいつが気ままなのは元々の性格でもあるんだよ。でもいい加減な奴じゃぁ無いし、むしろ凄く誠実なんだよ。

此処の教室は、余り縛りはないからな。検査室のスタッフは几帳面だからなぁ。でも、アルフィが言ったなら、忘れないでメモを書いて行く時は、時間とか書いて行くだろ
うよ。

モリアーティ《そういう細かい事は各教室や、研究室で違うよな。ま、本当に馴れるのには1年くらい掛かると思うよ。此処はその場でハッキリ言うのが良いんだろう？

教室によっては毎週ミーティングやって、その時に話し合う所もあるそうだし色々だよ。何処も溜めこまないで話し合うようにはしている様だよ。

俺など不愛想だって、結構言われたぜ。別に機嫌が悪い訳じゃぁ無いんだけれどな。でもそう言われて、気を付ける様にしたんだよ。

シムノン《気を使いすぎも居心地悪いしな。俺はもう最初の頃に言ったように、歌おうと笑おうと気にしないでくれて良いんだ。

煩い時はヘッドフォンして、好きな音楽聞きながら、仕事するからさ。ヘッドフォンしていないときは、それほど神経使う作業じゃぁないからね。

シムノン《アルフィも、見た雰囲気とは違って、結構細やかなんだな。まぁ検査技師だからな。細かくないと微妙な変化とか、異常は見つけられないよな。

結構皆性格に合った仕事選んでいるんだな。此処は希望部署に配属させてくれるし、途中で変わりたい時は、直ぐでなくても配慮してもらえるから良いよな。

一生同じ事したい人は、出来るし可能な限りは希望出来るだけでも良いよな。

アルフィ《それはさ、教授たちTOPの人たちの考えがそうなんだよ、マルチ人間大歓迎だからね。その時の仕事限付けたら、他の資格取って別部門で仕事するのは問題ないんだよ。

正し中途半端でなく、ニーズを熟してからだけれどね。結果元に戻ってと言う人結構いるよね。

シムノン《あぁ、いい加減とは言われずに、経験して新しい知識を身に着けて来たって思われるからね。事実専門馬鹿にはならないよね。

俺も最初の仕事は違う内容の仕事していたけれど、今は同じセキュリティエンジニアであっても、内容は違う事やっているからな。

アルフィ《コンピューター関係でもそうだよね。検査技師も、範囲が広いからね。移動しながら、資格取って色々出来るようにだよ。

アレンさんが凄いんだよ。チーフだけあって、一番若いチーフの一人だけれど、勉強
家なんだよなぁ。最初は怖い人だったんだけれどね。解ってきたらそうじゃぁ無いって解ったよ。

フランツ《俺は人の事言えないけれど、一見愛想のよいのはエルダーくらいかな？優しげだけれど、引きずられる性格じゃぁ無いんだよな。

口下手で頑固な俺が一番影響受けやすいというか、意外と軟弱な性格かもしれないかもな。よくわからないけれど、世代の違いかも…。
セージとは10歳違うと、凄くジェネレーションギャップ感じる時があるよ。

Drターナー《Wahahaha、、、。確かに感じる時があるよな。外に出たら、医療関係者の中に入ると、俺の年齢でも、かなり若手の外科医って言われるけれど、此処に来ると皆が若いから、妙に歳取った気がするしな。

モリアーティが来て、同じ世代が3人になったからなぁ。シムノンは中間年齢だから、あまり感じないだろう？4～5歳違いだろう？

シムノン《4歳違いかな？でも昔何回か逢って遊んだ事有るんだけれど、俺は覚えて居るけれど、まだ２歳位だったセージは全然覚えていなかったよ。

俺は逢って暫くしてハトコのセージだって気が付いたけれど、セージはまったく“初めまして！”だったからなぁ。此処は皆が話せるのが、打ち解けやすくて良いよな。皆顔は知っていても、話した事なかったメンバーだからね。

何事も無かったら、このメンバーでターナー教室で仕事なんだろうね。

Drターナー《あぁ、多分な！何時も俺が居るわけでは無いから、宜しく頼むぜ。今までと違った作業がメインになるかもだからな。

合間にやりたい研究しても良いという事かな？まだちょっとハッキリ決まっていないん
だよ。義手は大事な開発品なんだけれどな。

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皆であれこれ話していたら、何やら本を沢山抱えてセージ君は戻ってきました。今日は金曜日なので後で『食事講習会』の日なので、セージ君はMrsSugarと出席後は、リハビリプールです。

アルフィ君達も都合つけて出席するように、Drターナーに言われたので、早上がりして出席かもです。まだ義手の作業がきっちり決まっては居ないので、時間があるので、今日はDrターナーも当番Drとして出席です。

その後は、皆でプール＆サウナの日になるかもです。

                    　　　　　　   Storyteller@Sugar