新しいターナー教室のプロジェクトは何と電動式義手の研究です。今までは外科医はオペをするところまでで、それから先は分業だったのです。
リハビリの様子を見るくらいでした。装具士が義手や義肢を取り付けて、完全に自立して暮らせるまで長い時間をかけて診ていました。
今回Drターナー達は何ヵ国か研修で回って、世界には先天的形成異常者や後天的な事故などで、不自由になった所を補う為の器具を開発する事にしたのです。
医工学系出身者は、一通り授業で勉強しますが、詳しくは学んでいません。Drターナーは誰かが週２回講義を受けてきて、更に知識を得ると非常に良いと思っています。
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Drターナー《全部は出来ないだろうから、一番不自由そうな、とりあえずは手首から先の指が使える補助器具の電動式義手の授業を受けてきて、後は皆自分が出来る所をやってみて欲しいんだよな。
エルダー《あぁ、チラッと人口臓器とかもやったよな。でも俺はまだリニアに拘っていたからなぁ...。セージが一番解りそうな分野じゃぁないのかい。
セージ《俺？俺だって、良くは判らないよ。まさか人口臓器とか義手や義足は考えがいかなかったよ。試験分だけで、学生の時だけ覚えて居たかな？
Drターナー《じゃぁ、やっぱりセージがこの間まで学生だったから思い出すかな？
Drターナー《研究内容としてはどうよ。皆がやりたくないと言うなら多少内容を変えてもいいかなぁ～。
一番ややこしいから長時間かかるだろうし、気長にコツコツとやらないとだからな。俺だって外科で多少は勉強したよ。でももうえらい昔だからなぁ腕の良い装具士は知ってはいるけれどな。
でも、現在もうかなり良い物は出来てはいるんだけれどよぉ。患者の負担はまだ大きいし、高額負担のものだし。
素材も研究すれば、もっと良い物があるんじゃぁ無いかと思うんだよ。
セージ《あのさ、年齢で考えないでくれる？確かに俺が一番若いかもしれないけれど、俺はスキップしているから、終わりは同じ学年になって、院生の時は一緒だったからね。
エルダー《いやいや、可愛いセージ君。性格的には君が一番講義受けるのに適しているんじゃぁ無いかな？全然不思議はない見た目に年齢だからね。
Drターナー《まぁ、年齢はバラバラだけれどね。受講する者の気分の問題だよ。まだ卒業して間もない者の方が、長期休みの後に学業に戻ったって感じだろう？
でももう長い間、そこから離れた者は、何時も学んではいると言っても、再入学した感じじゃぁないか？プレッシャーがかなり違うと思うんだよなぁ。
エルダー《じゃぁ、もうセージって事だよな？オイ、ちょっと留年したと思って行ってみたら。
セージ《なんだか俺巧い事言いくるめられている気がするんだけっれど...気のせいかなぁ？
エルダー《だんだんその気になって来ただろう？ターナーは催眠術にも長けているんだぜ。実際にオペを決める患者と話したり、長くて辛いリハビリ受け差すには、必要な技術とも言えるんだぜ。
俺はすっかり術中にハマって、結構長く腰のリハビリ受けたからさ、結果良好なんだけれどな。
セージ《まぁね。簡単な話又学生に戻れば良いんだろう？でも前の計画では、どんな素材が良いかの勉強もするんだよな？
今はどんどん軽量薄手の素材が増えているからね。って本で見たよ。
エルダー《えらい！セージもう調べて居るんだ。まぁ教室内見渡しても、適任はセージか俺だもんなぁ。
Drターナー《ずっと長くとは言わないよ。とりあえず冬休みまで行ってみたらどうかなぁ。で願わくば夏休み前までがベストだと思うんだ。
すると一区切りつくし、試験通ったら、巧く行けば基本のライセンス取れるんじゃぁないか？本職の装具士とかになる訳ではないからね。
又彼らとは違う路線だからよぉ。
セージ《別に仕事で学生になるんだから、良いけれどね。ただざっくり本読んだんだけれど、一番複雑な機能が必要かもを出来るだけシンプルにして、コストも安くあげて、多くの人が使える様にしたいんだろう？
想像以上に必要としている人が多かったんだね。
Drターナー《よく判っているじゃぁないか！紛争も多い所にも行ったからね。代々放射能など浴び続けていた地区の人は、子供が産まれると、問題有りの子が多い様なんだよ。
生活環境が劣悪な地区は、早婚も多いから、データーも取りやすかったんだ。
エルダー《なんだか俺の方も時々見ていないか？仲良く一緒に学生さんかい？まぁ、一番一緒に作業は勧めるだろうけれどな。解ったよ、セージ学校へ戻ろうぜ...。
Drターナー《そうかぁ、その気になってきたか？教室の知識としては、学んで置くときっとすごく、今後必要な事になると思うんだなぁ。
アルフィー《で、とりあえず2人抜けで、残った俺たちにも、何かオーダーが出るんだろう？それもまた怖いよな。
ターナーは軽くさらっと言ってくるからなぁ。どうしても無理なら断るからな。と言ってもアレンとはさっさと打合せしてあるんじゃぁ無いの？2人は結構グルなんだよな。
セージ《解ってるよ。もう最初から「なぁセージ～💘」の時ン雰囲気ですでに、計画は完全に出来上がっているんだよ。
只どうしても嫌なのは、断れるんだけれどね。大概は次の策は出来ているんだよ。もうさ、その切り替えの早さがね。さすが外科医だと思うよ。
エルダー《ま、オペ事態、予想通りではない症状が出たりするからさ、幾通りもの方法は考えているだろうからね。
パッと切り替えて、結果無事終了に持って行かないと決めなくてはならないからね。それもチーム率いてだからな。
シムノン《だてに長く一緒にいるチームではないよね。良いじゃぁないのかな。上級研究員なんて、元は全く関係ないようなところから色々やって、中年期になって上級で収まって居る人も少なく無いよ。
やっている内に、軌道修正して、本当にやりたい事にたどり着いたりなんじゃぁないの。多分ね。
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と今日はDrターナー達が陰で建てた計画実行交渉の日に
なりました。
もう何日もかけて考えたプラン立ったのを、上の人達に通し
て皆の意見を取り入れ、練り直した結果です。
只ゴリ押しではなく、巧く導いたともいえるかもですが…。
Storyteller@Sugar
