まだ多少まばらになって、サービスブレックファーストを食べにくるお客さんが来ていますが、時間が少しばらけています。
そして、代わりにサンドイッチと容器をもって来て、お茶を買っていくお客さんが増えました。
店が広くなったので、お茶のみにふらっと店内に入ってくる人も増えたし、会釈しあって間を取って相席になる人もです。
その様な雰囲気は、昔オープンした頃のCafeに戻ったような感じです。
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MrsSugar《今日も良く働きました。ご褒美のお茶を飲んだら編み物しないとね。注文したお客さんも皆のんびり待っててくれているけれど、急に北風が吹いたら、ロングマフラーが欲しくなるでしょう？
ポプリ《どのくらい冷え込むのか予想がつかないわね。昨年も突然の大雪や寒波の所や、降るはずの雪が降らない所も有りましたしね。
寒いのには慣れている人が多いけれど…。
Auntサフラン《しかしまぁ、今年の夏と言ったら、私は暑いのにも寒いのにも弱いから恐ろしいわ。
夏はずっとこの間まで、のろのろ家事を少しやるだけで、安静状態でしたわ。姪が居てくれて助かったわ。日頃は呆れるくらい何もしない娘なのに、今年は流石歳だわねぇ。
ポプリ《Auntサフランとしては、まだ結婚していない姪でよかったわね。結婚したら幸せとは限りませんことよ。
私みたいに、若くして最愛の恋人に死なれたときは、本当に不幸だと思いましたけれど、今となっては何時までも若いままでの愛する人が居て、凄く幸せよ。
自分が老いた姿見せなくても良いですし、浮気の心配も全くないですしね。
MrsSugar《あぁ、そうとも考えられるわね。何でも考え方ひとつだわね。確実なのは、何時だか判らないけれど、必ず死ぬ時が来ると言う事だけだわ。
Auntサフラン《Sugarさんは2回くらい危篤状態になったんでしょう？セージ君勉強が大変な時なのに、自宅で看護しながら勉強していたんですってね。
本当に愛されていたんですねぇ。なかなか出来る事では無いですわね。最初の時はまだ１９歳位の時でしょう？
MrsSugar《そうなんだけれど、結構彼は合理的に考えたって言っていたわよ。入院していたら様子が気になって勉強が出来ないから、在宅でそばにいたら、余計な不安や時間がいらないからってね。
で往診に来てもらっていたのよ。側にいられるし…って！
ポプリ《それは確かね。行ったり来たりウロウロするよりも、良いと思うわ。セージ君はこれからも、Sugarちゃんの介護する事もあるでしょうからね。
まだ若いから、介護疲れも少ないでしょうしね。
Auntサフラン《いつまでも若いと思っていたのに、エルダーなんてもう３０歳近いなんて...。本当にかわいい息子だったのに、今でも可愛いんですけれどね。
MrsSugar《でも、アニーと結婚して良かったじゃぁ無い？アニーは見た目派手だけれど、なかなか素敵な女性よ。
嫉妬深くは無いですし、どうしたってエルダー君の周りには女性が寄ってきやすいでしょう。
ポプリ《そうなのよね。見た目があんまり男性的な容貌じゃ無い、美形男性ですからね。お友達になりたい女性は多いわよね。声かけやすいんでしょうね。
Auntサフラン《年々父親に似てきて、夫も若い時はあんな感じでしたよ。無口で美しい女性みたいな感じで…。
私の方がはねっ返りでしたのよ。それが何だか気が合ってしまって、何時も話をちゃんと聞いてくれてね。
私が一方的に話していたかもしれませんわ。私最初だけシャイなんですけれど、実は話好きですからね。
MrsSugar《うんうん、それは良ーくわかっているわ。
ポプリ《そうでしたわね。はじめてCafeにエルダー君と来た時は、病弱そうに見えましたしね。
エルダー君も本当に優しく相手をしていて、まるで恋人みたいでしたわね。
Auntサフラン《あの頃はまだ私も落ち着ける先が無くて、不安だったんですよ。エルダーの上の子供たちの所に行ったり疲れて家で一人で過ごしたり...。
で他の子供たちに末の「エルダーは独り者だから、世話しに行ってみたら？」と言われてね。
エルダーは嫌な顔せず、あっさり「暫く居ても良いよ」って言ってくれたのよ。本当にまさかの今の私だわ。
MrsSugar《ここで、皆とおしゃべりしていれば、気が紛れてエルダー夫婦の事は気にならないでしょう？
ミントの所で仕事手伝うようになった時、アニーが一番声かけてくれて、皆と仲良くなれたんだから…。ミントは細かい気づかいはしないでしょうしね。えこひいきもしない代わりにね。
Auntサフラン《ミントさんはSugarさん大好きですからね。家族の中でも、お婆様とミントさんがSugarさんファンの様ですものね。
「他の女性とセージが付き合っていたら、私は意地悪小姑だったと思うわ」って言っていましたよ。
ポプリ《おぉ～、怖い怖い。ミントさんセージ君の事凄く可愛がっていますものね。「可愛すぎて虐めてやりたくなる」って言ってたことありましたわよ。
MrsSugar《ホント、女って誰でも意地悪い心があるのよね。私もミントに「セージを時々玩具にして、虐めると楽しいわよ」って苛め方教わったわ。
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本当に女性って、怖いんですよね。カラッとしているような人でも、陰湿な苛め意識や嫉妬深かったりのようです。
男性はそれを知って、巧く対処できないと不幸な結果になるでしょう。
相手を変えても、結局女性の特質は同じ事で…。セージ君は女性ばかりの姉弟で育ちましたし、元気な魔女のような祖母や、母親もですから、美しいだけやセクシーなだけの女性は見抜けるようです。
特に一見美しい女性はセージ君のお姉様方ですから、その本性を良く知っているので、見た目には全く興味ないようです。
Storyteller@Sugar
