何時もの事ですが、診療室に集まって出の、気楽な雰囲気でのミーティングが開かれました。それ以前は、きちんと会議室でやっていましたが、今はシェルター内が随分変わりました。
まるで雑談をするかのように話した方が、皆活発に意見交換が出来ます。世の中が、決して明るい状態ではなくなったので、なるべく重たい物は取り除いて...と言う事でです。
一応教授達は、普段はきちんとネクタイをしていますが、その他の人はかなりユニホームの下は、ラフな服装です。
今日は冬休みも終わるので、2月からはどのように仕事をしていくか、カンファレンスその他の話です。
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リヴェール教授《何だかだんだん皆、家族的になってきたねぇ。仕事さえきちんとやって居れば、悪い事ではないですね。
モーリス学部長《プランテーションの仕事が入ったら、他の国民達も沢山、ボランティアに参加してくれ
たからね。
まるで田舎の農家のような、雰囲気になってきましたよ。
今までは、あまり話をしたことのない人も、何かと話をするようになったりしてね・笑
Dr.カルディ《病院の方も、又遠隔サポート依頼も来ていますし、此処の中は安定していますが、仕事量はかなり増えましたわ。
此処の看護師、保健婦達が優秀なので、手分けして過労にならないような、ローティションが組めていますからね。助かりますわ。
クランベリー《サポート依頼は沢山来ているのですけれど、どこかで線引きしないと、此処の国民に
不調者や怪我人が出たら、困りますからね。
幸い皆健康的な暮らしをしてくれているので、有難いのですよ。でも事故が原因で、生命の危機が有ったのが、毎年1件あったのよね。もう今年は無しで有って欲しいわね。
ルネ理事長《そうだったねぇ~。後は外科的なオペがあったけれど、まぁ新しい試みの臨床例になるオペだったからね。経過を見ながらなんだけれどね。
モーリス学部長《そうですね。人工骨などの開発した物を使ったので、その後どのくらいの耐久性があるかとか、アレルギー反応が出ないかなど見守り状態だね。
新開発した特殊金属も使っているからね。アレルギーが出ないかも、チェックしながらだね。
長い間には、科学的に作られた物は、体内で摩耗して成分が溶けだしてくると言う事も有るやもしれないからね。
Dr.マリアンヌ《その後ローズさんの産後の調子は悪く無いんでしょう?子供も問題なく、母乳で
イケているのよね?
Dr.カルディ《それが、長く母乳を飲ますと、胸の形が悪くなると、人工栄養に切り替えてしまっているんですよ。
一応問題なく、離乳食も進んでいるのですけれどね。
クランベリー《女の子は、もう既に早くから、女同士気分になってしまう人も、多いようですね。男児の母親は、結構長い目に甘やかす傾向があるみたいですけれど...。
後は極端に一卵性親子みたいに、娘と母親がベッタリしていたりね。これは夫婦関係が問題しているみたいね。
夫婦が何時までもLoveLoveだと早く子離れするようですけれど、子供が育っても、うちの娘は優しくて...って子供に依存している母親もいるわよ。
片親は、やはり手短な相手に、依存しやすい人が少なく無いようよ。やはり親子だから、楽ですからね。
他人の自分の仲良しの友達を作るのは、努力したり妥協したりと気遣いが居るから、逃げてしまう様なのね。
ルネ理事長《一見仲良し親子で良いようだけれどね。子供に恋人などが出来にくかったり、出来ても巧く結婚に、結びつかなかったりと...。
娘が結婚して、子供が出来た時に、母親頼りになって、自立した母親にならなくて、基本子育ては夫婦でと言う風にならなかったりも有るようだよ。
モーリス学部長《その先まで考えるのが苦手な女性は、割合多いからね。男とは又考え方が違うんだね。
男は結構反対なら、配偶者と別れたら、再婚する人が多いけれどね。
女性は子供が居たら、まず子供になるか、男性を取ったら、場合によっては相手次第で、子供は邪魔な存在になったりなぁ~。
Dr.カルディ《きちんと子育てに関して、話し合いが出来ていたら、良いのでしょうけれどね。
結婚して子供も出来て、本当ならとても良いようですけれど、それから離婚したりする夫婦も少なく無いわ。
再婚同士が子連れでも、まぁ問題が出て来たりで、生きていくのもよく考えないとよね。
楽して生きてはいけないわね。私達がそこまで考えなくてもと思いますけれど、3歳までの健診をすると。子供の病気の原因は、家庭内にあったりしますからね。
モーリス学部長《子供が欲しくて、診療に来る人も居るけれど、簡単には引き受けられない場合もあるしねぇ。
Dr.マリアンヌは、不妊治療の研究を、今後もしたいようだけれどね。なかなか、巧く進まないものなんですよ。
方法は色々あるのですが...。
Dr.カルディ《それで、眠ってしまった卵子を目覚めさせて、体外受精などで、受胎させる方法ね?もうかなり、研究したんでしょう?
一番良いのが、歳の差婚のMrs.Sugarさんの所みたい位、妻が結構な年齢で、夫がまだ凄く若い夫婦という例ね。
その反対は、結構妊娠しているのよね。Mrs.Sugarみたいに、妻が何だかの理由で、凄く早くに閉経してしまったと言うのが、魅力的なのでしょう?
リヴェール教授《そうなんだよ。セージはまだ成人した大人に成りたてだしね。Sugarは卵子も冬眠状態になってしまったのが、まだ30歳代の時と言うのが、魅力的なんだそうだよ。
しかしね。確かにセージが言う様に”自然のままに妊娠したのなら良いけれど、そうまでして子供が欲しかったら、養護院に捨てられた子供を里子にして、可愛そうな子供を減らして欲しい“というのも正論だからね。
クランベリー《Ahahaha、、、。セージは元々あんまり子供は好きでは無いし、不思議と子供はセー
ジの事は友達みたいに思う様なのよ。
あいつは意外と焼きもち焼きだったから、Sugarが自分の子であっても、嫌みたいよ。独占したいみたいだからね。
Sugarが姉の私達と、仲良く女同士の話に熱中しても、あんまり機嫌は良く無いのよ。
ですから”たまには家族で集まろう“なんて提案しても”何時も側に皆居るのに、わざわざ逢う事は無いよ“ってね。
Dr.マリアンヌ《気持ちは解るけれどね。でも少子化は進んでいますからね。今回の感染症を考えても、これから結婚して、出産する人が減ってしまったら、困るでしょう?
私その件では、すっかりセージには嫌われてしまったわ。ま、その他にも色々研究はしたい事がありますからね。今はまずは、感染症の広がる中での、妊娠は困った問題よね。
体内感染した子供が生まれていますからね 今は何の問題も無く、健康に育ってくれているようなので、良いのですけれどね。
リヴェールが心配しているように、只のウィルスではなく、変種も出てきているし、麻疹や風疹に近い性質だと、子供に影響が出やすいせすからね。
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大変な時期になってしまいましたが、結局は自粛出来ない人が、多いから、今みたいな状態に、なってしまったのだから”西欧人夫婦は特にもっと、夫婦が離れて暮らす様にしないと、此処の中でも少し
自粛してみようか...“と一度は決めたのですが、同性の友人同士でも、何かとボディタッチが多い民族です。
でも近いうちに、日常的習慣を変えて、”実験的に、距離を取った暮らしを真剣にしてみようか....“と真面目に話し合いもしました。何も起きる前に実験です。
夫婦は別室で暮らして、家庭内別居。朝晩その他の挨拶のKissやハグをやめて...と西欧人は皆がストレスの塊になってしまいそうです。
日本人からごはんやみそ汁は食べないとか、家の中は土足で過ごせと言うのと同じような事でしょう。
でも”試しに今のうちに、”ライフスタイルを変える実験を数か月やってみても...“との話が出ています。
約丸1ヶ月半、世代別にシェルターを分けて暮らしてみた経験があるのですから、期限付きなら、やって出来ない事はないだろうとも言っています。
移されない事より、自分が無症状の感染者だと思ったら、周囲の愛する人に感染させて、死なせてしまったり、治った後の酷い長い後遺症を思ったら、出来ない事は無いだろうと、話したのです。
storyteller🐑