今日は時間が出来たらライモン君も来たいと言っていたので、セージ君はプランテーション作業の後に、サイクルクラブに出てきました。
珍しく誰も居なかったのですが、直ぐにアレンさんとアルフィ君がやってきました。アルフィ君は、ロードバイクがどうなったか見に来たのですが、まだ手付かずです。ライモン君が、カスタマイズされる前のを観たいと言うので、待っている事にしたのです。
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アレン《サイズさえ大きかったら、最高によかったのになぁ。でも女性が乗るにはこのままでも、悪くないだろうけれど、皆乗らないからな。
歩きなれたら、歩く方が運動になって良いからってね。
セージ《そうだね。大体遠くても1時間も歩かないからね。歩きなれたら歩くのが、一番健康にも良いからね。
今は廊下の彼方此方の壁面もプランターになって居るから、楽しみも有るんじゃないの？手入れさえすれば、欲しい物があったら、持って行って良いんだからアイディアだよね。収穫後は手入れして、次の苗を植えれば良いんだからね。
アルフィ《そうそう、俺以前より生野菜のサラダ食べる様になったよ。ランチの時サンドイッチに挟むのに、ハーブの葉とか取って、食べたりね。
独身者には便利だよ。あっ、ちゃんと後の作業もやるよ。
アレン《うちはよぉ、最初から野菜抜きサンドイッチだったりしてよぉ。どこの廊下通れば“葉物が有るから、それとって挟んで残りは持ち帰ってね”だからな。
セージはそう言えばランチはどうしているんだい？Sugarさんは、Cafeのサービスブランチで忙しいだろう。
セージ《うん、朝はビスケットやスコーンにお茶やヨーグルトなど結構食べるよ。
ランチは俺はキャンティンが多いかな？結構種類が多いし、美味しいだろう？
家ではあまり作らない物を食べているよ。パスタとかね。
アレン《あぁ、パスタとかイタリアンが旨いよな。サンドイッチは、Cafeのパンが
美味いからな。セージは料理が上手いそうだし、夕食は充実しているんだろう。
セージ《Sugarは料理は美味しいから、夜は楽しみなんだよ。交代に適当に作って
いるんだ。最近夜は軽くワインを飲み始めたら、癖になってSugarと毎晩すこし飲むよ。小瓶1本を2人で分けてくらいだけれどね。
アレン《何だよ。小瓶1本かよ。うちは夫婦で、控えめにボトル1本だぜ。良いんだよな夕食の時、色々話をしながらの夕食は....
セージ《うん、そうだね。Sugarが飲まないから、うちでは食事の時にワインくらいかな？マッカランやオールドパーはたまに飲むときが有るから、置いてあるけれどね。
アレン《あぁ、あれは巧いよな。お前飲めるんだから、飲めば良いのに、Sugarさんに気を使っているのか？うちは、嫁がウィスキー好きだから、結構置いてあるぜ、ワインより飲むよ。
セージ《あれっ？そうだったの？そう言えば皆あんまり飲む話はしないよね。医療関係者は、万が一に備えて、飲まないって聞いたような気がしたんだけれど？そうでもなかったんだ。
アレン《前は普通の病院だったから、結構ドクターヘリで搬送されてくる時も多か
ったから、絶対に休みの時しか飲まなかったんだよ。
でも、自分の研究や、勉強時間を作るために、基本サナトリウム医療センターにしたから、ゆっくり飲む時間も出来たんだよ。
だから、前みたいに大酒は飲まなくなったよ。以前は飲める日が決まっていて、少ないと、纏めて仲間と大酒飲む日があったけれどね。
アルフィ《俺も途中からサナトリウムになったから、時間の使い方も随分変わっ
たよ。センターポイントのメンズクラブも軽く立ち寄って、飲んで帰るバチュラー組も増えたよね。
家庭がある人は、滅多に来ないで、家にまっすぐが多いからね。
アレン《セージは行った事あるか？もう立派に成人だから、何時でも行けるんだよな。お前、酒は飲まないって言っていたけれど、本当は結構飲めるそうじゃぁ無いか？
セージ《パーティに行くと、内々のパーティでもあるから、親がOKなら、子供だって飲んでも、咎められる事はないからね。ちょこっと味見程度には飲んでいたよ。
結構レディの方が、酔っぱらう位飲んでいる人が居たかもだよ。
アレン《国によって違うけれど、自転車の飲酒運転は、一応度合いによって違うけれど、罰せられる対象だぜ。ワインの国のフランスは緩いけれど、かなり厳しく罰金取られる国もあるんだぜ。寒い国は酒飲みは多いんじゃぁないのか？
アルフィ《えっ、飲酒運転、そうだったっけ？カッコわりぃー。罰金だけ？よっぽど酷く酔って居なかったら、問題ないんだろう？
アレン《確か、ドイツ？北欧のどこかは結構厳しくて、車の免許取られちゃう国もあるんだぜ。
以前休暇で帰国している時に、知り合いが旅行で来ていて、免許取られちゃって、暫く車に乗れないからってぼやいていたものな。
凄く酔っている訳じゃぁ無くても、判断力が緩くなるからな。足元がやや危ない位だと、もう完全に重罪だよ。
セージ《へぇー。そうなんだ。俺初めて知ったよ。だって、そんなに酔うほど飲んだ人を見たことないからね。女性の酔った人は見たことあるけれどね。
パーティに行く場合は、大概運転手付きで出席だろう。スラムみたいな地区へ行くと、別らしいけれどね。そういうところは又別世界だからね。
アレン《それは、何処の国にもあるよ。そんなところは、普通は行かないだろう。
昼間だって、行かない方が良い場所はあるだろう？お前行った事あるのか？
セージ《いや、流石に用も無いからね。養護院へ送られてくる子供の中には、そういう所の、若い娘が子供産んで置いて行く場合があたからね。
知識としては有ったよ。まだ子供なのに、子供を産んじゃってね。世界は自分とは、全く違う世界で、暮らしている人達が居るって、吃驚したよ。
ライモンの国にも、そういうところがあって、何とかしようと思っても、なかなか大変らしいよ。彼の国は、又金融関係や、精密機器を扱っているから、信用問題もあるんだってさ。
貴金属の廃品を扱っているのは、スラムに近い場所の人の、仕事にもなって居るそうだからね。精密機器の部品の材料で、売れるんだそうだよ。
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セージ君とアレンさんの話を聞きながら、アルフィ君はロードレースバイクの本を観ながら、何時か落ち着いたら、買いたい自転車を物色中です。
只の自転車と思っていたら、色々な用途によって、素材やその他機能の違いも有って、サドル一つ選ぶのも大変ですし、結構おくが深いスポーツでもあると知ったのです。
カッコ良いだけでなく、格闘技みたいな激しい競り合いも有って“遊びで乗る以外にあまり深みにはまらない様に、趣味以外は大反対”と、セージ君は言われた意味も最近は結婚して、守る人が出てきたら納得です。
Storyteller@Sugar
