セカンドカントリーに移動したら...

今年ももう10月中旬です。まだ日にちが決まってはいませんが、年明けになるか、年内になるか判りませんが、セカンドカントリーに移動の日が近づいてきています。

皆待ち遠しいような期待感や、此処を離れるのが寂しいような落ち着かない気分では有ります。
やはり10年も暮らすと愛着も有ります。特に此処で、色々な人との出会いが有りましたので、猶更なのかもしれません。

未来の事を想うと安全性などは、ずっと優れているようですし、きちんと計画立て街作りをしているので、此処よりも洒落た街なようです。
今日はそんな事その他あれこれを、MrsSugarはセージ君と話したりしています。

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MrsSugar《とりあえずは、シェルターでは無く外の家で暮らすのよね。ロッジ風の此処の外の家みたいなシンプルで、こじんまりした家でしょう？

セージ《そうみたいだよ。地下に食糧庫などが有って、何かあったら、その地下から地下道に入れて、そのままシェルターに移動できるようになっているんだってさ。

MrsSugar《地下シェルターと言っても、遠浅の岩礁になって居る下に、シェルターが有って、天井は太陽光線が届くんですってね。
水族館の中みたいなシェルターだそうね。面白そうね。魚など泳いで居るのが見られるのかしら？

セージ《廊下などは観られるところが有るとは聞いたけれどね。天井では無く壁面画みたいだよ。

MrsSugar《引っ越しして、世の中が落ち着いたら、旅行に行きたいわね。
この間TVでみたら、ヨーロッパや北欧は自動車は廃車して、自転車
で移動が凄く増えたんですって！

セージ《あぁ、オランダとかベルギーとか、北欧もだってエルダーが言っていたよ。オランダあたりは、もうかなり進んんでいて、飛行機もグンと減らして、フェリーと自転車にどんどん変えて居るらしいよ。

あの国は凄く進んでいるんだよね。教授の親しい人が居るから、かなり色々聞けたようだからね。

MrsSugar《そう言うのが、即実行して、目に見えたら皆やる気になるわよね。此処の人達も素晴らしいけれどね。決断も早いし、皆根性が座ってると言う感じよね。自立していると言うか、良いリーダーが居るのね。

MrsSugar《此処もほとんどの人がワクチン接種も済ませたし、此処で開発したワクチンは、副反応も軽くって良かったわね。
少しだるかっただけで、前のワクチンみたいに、高熱が出た人は今の所居ないそうですものね。

セージ《あぁ、そうみたいだよ。まだ全員が終わったわけではないみたいだけれどね。以前のウィルスワクチンとは違って、今回のは新株のウィルスワクチンだそうだからね。

色々な説があるけれど、2種類打っておけばOKと言う事なんだろう？こう言う感染症に関しては、俺の方が色々な人に逢っているだろうから、この中で感染者が出たら、即アウトと言う事だろうね。

最高に気密性が良い中に居るんだから、換気やその他は出来るだけ機能の良い装置を使っていると言ってもね。
良ければ良いほど、デメリットも大きいと言う欠点があるだろうからね。それで、皆トップ役員は、最近はミーティングばかりしているみたいだよ。

MrsSugar《情報を集めて、研究しているのね。こういう事に関してはまったく詳しい事など判らないものね。
出来る事と言ったら、楽しく過ごして、免疫力アップするくらいね。

セージ《あぁ、だから今日は何時かハネムーンに行った時の事考えようよ。俺はSugarが好きな旅行スタイルで、全然構わないよ。

自転車で、アムステルダムが良ければ、それでも良いし、デンマークでも良いし、ハネムーンだから、フォーマルな旅行でも良いしね。

MrsSugar《セージはポッシュなパティとか子供の時からで慣れているでしょうけれど、私はきっとずっとだったら、疲れちゃうかもしれないわね。
海外で暮らした時は、ホテルではフォーマルな服でパーティでしょう？

セージ《多分、ノーネクタイは無いから、俺は一応スリーピースを持っていくけれどSugarは女性だから、フォーマルな感じの服なら良いんじゃぁないの？

アクセサリーとか、レースの手袋とか小物で、らしくすれば良いと思うよ。Sugarが持っている手首までのショートのレースの手袋は、たしかどの服にでもOKだったはずだよ。ほら、同じ感じで編んだレースのストールとかを、合わせれば良いんだよ。

MrsSugar《自転車での旅も魅力的ですしねぇ。アントワープも写真で視たら、凄く素敵だったわ。あぁー元気だったら旅行と言うのも良いわねぇ。
セカンドカントリーの方が此処よりも、フェリーで何処かの国まで近いんでしょう？

セージ《ボーゲンセ、デンマークのボーゲンセが確か近いんだよ、多分。そこまで病院船のフェリーで行くんだよ。道が有れば自転車でも行ける位に近いって聞いたよ。

MrsSugar《そうなの！私全然違う場所に有るって思いこんでいたわ。日本から飛行機で行き来したんだけれど、約11時間半の直行便があるのよね。
でもこの国に来るには、其処から長距離バスで、指定の小さな飛行場に行ってヘリで迎えに来てもらったのよ。

その後、一時帰国でセージ達と日本での1泊ツァの時は、直行便に乗れたのよね。今でも直行便は少ないみたいだけれど...飛行機事情も随分変わったようですしね。

セージ《ヨーロッパからは来やすいんだよ。でも初めて此処へバハマの方から此処へ来るのは逆回りで来たんだよ。初めてのコースだったよ。
普段はロンドンからバハマに行くには、北大西洋を飛んで、10時間くらいで行けるからね。

MrsSugar《日本は太平洋が真ん中の地図ばかりなので、凄い遠く感じるけれど、セージ達の国は真ん中が北大西洋の地図なのよね。
だから意外と近かったりしてね。昔ね、サンフランシスコに行った時、ブラジルの航空機で、ブラジルから日本へ行く人が、凄い時間がかかるので、機内食も食べずに、座席でぐったりい死んでいたわ。

セージ《長時間乗ると疲れるからなぁ～。やっぱり10時間くらいが限界かな？
Sugarはロンドンまで旅行で来た時は直行便だったんだろう？

MrsSugar《そうそう、10時間ちょっとだったかしら？忘れちゃったわ。私飛行機乗ると、時計は現地時間にして、直ぐに現地時間に合わせて寝ちゃうのよね。
そう言えば、そのブラジルの航空会社のパイロットは、お国柄なのか、凄い雑な着陸で、ドーン、ドーンってバウンドして、着陸したのよ。
ま、南の国などもそうだったけれど、バスやタクシーの運転も、かなり乱暴だったわ。

でも、周辺国事情も考えると、以前のような感じで、旅行が出来るのは何時の事かしらね。

セージ《まだ誰にもはっきりした事は言えないだろうね。良いじゃぁないの、今俺は幸せだし、全てが思い通りになる時なんでないだろうからさ。
今こうして、休みの日にゆっくり旅行話が出来るだけで、俺は満足だよ。

Sucre Nous ne partirons pas avant de mourir.
J’ai entendu dire que les cygnes seront avec la même personne pour le reste 
de leur vie, mais nous sommes les mêmes.

MrsSugar《Sage, tu es un si gentil mari que c’est trop pour moi.
Il m’a toujours dit qu’il est gentil et sincère et qu’il a un amour merveilleux.

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今日の休日は、1日中ゆっくりと、本を読んだり、話をしたりお茶を飲んだりの休息日を過ごしました。
世界では色々な問題も起きていて、今年はまだ安心できる状態ではないでしょう。

此処ではもうすでにシェルターの中で暮らしているので、一応セカンドカントリーに移ったら、エコ暮らしをしながら、外での暮らしが出来る予定で、楽しみにしているのです。

もし、何だかの災害が有ったとしても、練りに練った計画で作られたシェルター内に入るだけです。
それも、リヴェール教授達が、約半世紀近く計画して、力を合わせて今の国が必要になると準備した結果です。

流石伝統を守る暮らしの教授達が中心ですから、シェルターも予定では、手入れしながら数世紀は持つ物として作りました。それから先は、Drターナー世代からセージ君達世代へ引き継ぎます。
そして、セージ君の甥の此処で生まれたチビッコ達世代は、きっちんと引き継いで行けるように教育する予定です。可哀そうな気もするかもですが、今後生き抜いていくには覚悟が必要な環境になる事でしょう。これは大昔から繰り返してきた、地球の決まり事で、自然現象ともいえるのです。

知恵のある人は進化して、色々工夫しなければなりません。その為の方法として、意図的に自分たちが変化して過去に巧く戻るのが良いのでは？と言うプロジェクトの国なのです。

もっと科学を発達させて、最先端技術など駆使した世界と、過去に戻る道を選ぶか、どちらかの道を選ぶことになるでしょう。

　　　　　　　　　　　　Storyteller@Sugar