まだ冬休み中ではありますし、急ぎでは無いと言いながらも、検査データーの整理とか
アルフィー君の仕事は、現場も良く知っていて、それでいて事務作業もする仕事をこの
部屋でやる事になりました。
ちょっと席を外しても、この教室なら誰も見た事やその他を他に漏らす事はありません
し、決まった人しか出入りしません。
ですから、特にシークレット業務は此処でやる事になったのです。外から見ても若い男
性研究者ばかりで、大学院生の為の教室に見えますし、作業も身近な細々した事の研究開発している様にしか見えません。
なので、アルフィ君への連絡も、直接上司になるアレンさんがやってきます。シムノン君の所も直属のチーフがやってきます。
💕～～～～～～～～～～～～～～～～～～💖
アレン《最初は倉庫のファイル箱に入れてある、今までの検査データーを見て、間違いが無いかチェックして、纏めてきちんと資料として作り直してほしいんだよ。
PDFを圧縮して放り込んであるんだよ。
アルフィ《数十年にわたって重要データを保存するための、保存形式ストレージ技術の開発をしたんだけれどな。ランサムウエアや災害からの保護出来るメモリーチップに移し変えるんだろう？
シムノン《ま、俺も似た様な関連作業もやるからね。ただ俺の場合は教授の扱う色々な情報収集などが中心だけれどね。どちらも此処のVIP会員関係だから、本当にシークレット作業なんだよ。
アレン《ま、はた目からはお前達みたいに若いのが、重要な内容の作業をやって
いると思わないだろう？
間は大方モリアーティは判っているから、俺などが居ない時など聞くことが有れば、聞いてみると良いよ。ターナーが何時も居られない時があるからな。
ターナーが居れば、大体なんでも知って居っるよ。
アルフィ《ターナーは、頭良いんだなぁ。呑気そうに見えるけれど、外科のオペレーションのスペシャリストだって言うのに、他の事も精通しているんだ。
結構性格は大まかなのにな？見かけによらないもんだよなぁ...。
シムノン《ターナーは外科一般だし、総合医療医でもあるんだろう？でも本当の専門は血管外科で、彼の場合は脳も心臓もやれる外科医なんだそうだよ。
あんな感じだけれど、やたらに器用だし、勘も良いんだろうね。
アレン《たまたま研修医の時にシカゴだったっけなぁ、救急専門病院へ行ったから、もう検体には不自由しない位だったそうだよ。
精神も体力もずば抜けて無いとやっていけないそうだよ。半年くらいで研修は終わりみたいなんだけれど、あいつは終わった後３か所くらい回ったらしいよ。
アルフィ《その時何処かで、脳神経のマロウや、麻酔のリンデンと出逢って、気が合ったので、此処でパワー・トリオドクターになったんだってさ。
シムノン《パワー・トリオって、ロックバンドじゃぁないのか？『Cream』とか、『The Police』とかさぁ。ま、良いんじゃぁないの。カッコよいバンドだしぃ。
でも、さも研修には最適な感じがするよな。ニュース見ても、今の時代でも、銃がら
みの事件も多いようだしね。
わざわざ検体とか探さなくても、結構荒っぽい治療もするそうだから、臨床例も見た
り、関わったりしたのが、役に立っているようだよ。
アレン《ここでも、初期の頃は普通に総合病院だったから、救急のヘリも北から、外科のオペも多かったそうだからね。そのままやってたら、今頃此処は医療崩壊していたかもな。あっという間に国中感染しちゃってな。
早々と、会員専用だったから、サナトリウムって事にしちゃって、研究する時間が取れ
る形式に変えたんだよ。
アルフィ《教授の判断力は凄いからね。話して居ても、解り易く端的に話すから俺達若い者でも理解しやすいし、即質問もして良いって言うからね。
あれは有難いよな。速攻知識が得られるし、もっと知りたかったら、自分で勉強する
気になるしね。
シムノン《結果聞きっ放しや、本も読んだだけじゃぁ無く、自分の中で消化して吸収出来るからなぁ。昔は俺はやたらに本を読んで、判った様な気がしていたんだよ。
本当は、本など読みっぱなしではなく、もっと考えてみないとならないって、此処に来
てしみじみ思ったよ。普段は何気ない会話で済ませていたんだけれど、そうじゃぁないんだよな。
アレン《で、気が付いて勉強しだしたら、結構知る事が面白くなったら、名前は勉強ってあまり魅力的じゃぁない言葉だったのが、凄く楽しくて面白く成って来ただろう？そうなると、頭に良く入るんだよ。
アルフィ《そうそう、結構人間は知りたがり屋なんだよな。だから、ゴシップ欄などが人気が有るんだろうね。特に知りたいジャンルが違えば、仕事などに役に立つし、エンタメのジャンルだと芸能や有名人のゴシップだったりね・笑
あれは好みの有名人だと、読んじゃったりするからね。Ahahaha、、、。くだらないと思いながらも、正直楽しめるじゃない。
シムノン《あはっ！確かに、知ったからどうと言う訳じゃぁないのにな。王室ニュースなど、何処まで本当か、でっち上げか解らないけれど、世界中が注目しているからね。
女王陛下はついに、愛する夫の元に行ってしまったけれど、やっとゆっくり２人で過ごして居るだろうね。天国があったらね。
アレン《ま、そんな世の中だから、此処の会員はそrなりの有名人だったり、ニュースの元になりうる地位や立場の人が多いし、国際問題が起きて大変な事になったら、必要な知恵を持った人関係が主だから、個人情報が洩れては不味いのさ。
ストレスも多かったりするから、体調不良から本当に病気になったりね。だから、そんな時は此処へ治療しつつ、養生しに来るんだよ。
場合に寄っては、本格的なオペが必要だったり、その後のリハビリなども必要だったりするし、その様な状態だと、知られては不味い場合もあるからね。
アルフィ《国際問題が絡んでくるからね。だから、そう言う立場の人は、精巧なメデカルデーターが記録された物が入っている、ブレスレットが必要なんだよ。
早期発見するためにね、ちゃんと変だと知らせてくれるんだ。だから、その辺で最近売られるようになった物とは違う物なんだよ。
壊さないと、絶対に腕から外れないように出来ているのさ。
シムノン《セージはお気楽で、のほほんとした奴だと思っていたけれど、此処の大学に入って当たりだったんだな。しかし、此処を選んだ動機は不純だな。
入試も有って、入ってからもかなり大変で、ドロップアウトする者も多いって話の大学なのに、でもやってのけたんだから、恐るべし愛の力だな。
でもやっぱり、馬鹿なのはそれが恋愛感情だって、知らなかったってとこだよな。一応何年かしたら、流石に何だか変って気が付いたそうだけれどね。
💖～～～～～～～～～～～～～～～～～～💕
打ち合わせが終わった後は、此処でだから出来る雑談もして、アレンさんも気分転換も
して戻って行きました。
口で言うよりも根気がいる仕事の様ですが、自分のペースで、アルフィ君はメディカルファイルが、体験から見て、変だったら再確認して、正しく編集し直しです。
医療ミスが無いように、チェックし直しなのです。人のやる事ですから、勘違いも有るでしょうし、AIと違うのは簡単により分けずに、体験から来る何か変と言うのを見逃さない事ですね。
Storyteller@Sugar
