今日のターナー教室は、それぞれに自分の作業をマイペースでやっていて、珍しく静かな教室です。セージ君はやる事は幾らでも有るようなのです。
しかし気分転換には、違った種類の開発途中の物をやる事にしました。基本的な簡単なものは、もう提出済なのですが、新しくもう少し手の込んだ、リハビリ用のゲームソフトを作る事にしたのです。
そして、プライベートなソフトも考え中なようです。
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モリアーティ《よぉ、セージリハビリ用ゲームソフトはもう提出が済んでいるんだろう?まだ色々作るのかい?
確かミラーセラピーの補助に使うゲームなんだって?最初のとは違って、大きさはサングラス位ので、ソフトのチップを凄く小さくしたんだって? それの分は、玄関ホールのネームタイルに書かれてはめ込まれて居たぜ。
お前最年少でネームプレートの数が若手では一番多いんじゃぁないか?全然そんなタイプに見えないのにな!
シムノン《くすくす、、、。そう言うタイプってあるのかい?確かにセージは秀才タイプではないけれどね。どう見ても、呑気で明るい健康な青少年って感じだよな。
身贔屓する訳では無いけれど、馬鹿には見えないから、良いんじゃぁないの。
モリアーティ《ひでぇなぁ。俺はそんな風に思っているとは言っていないぜ。大体知らない人が見たら此処の学生って感じだよな。
まぁ、普通に入学してきたら、これから大学院ってとこだな。良いねぇ若くって!お肌もピチピチだぜ!
アルフィ《水泳選手って肌が綺麗なんだよな。普通はスポーツやると、埃や汗で肌が汚れるんだけれど水泳は肌を洗いながら泳いで居るんだもんな。
だから、俺は水泳をやろうかな?とも思っているんだ。でも只泳いで居るだけでは、筋肉はそう引き締まらないようだよ。
なぁ、セージ筋トレして、必要な筋肉を付けるんだろう?それもやめてしまうと、年齢と共に衰えるんだそうだよ。維持すると言うのが、意志強固でないとな。俺なんて筋肉着いたら適当にやったら、後はちゃらんぽらんになりそうだよ。
モリアーティ《そう言う所は、セージはもう日々の日課みたいに、トレーニング家でもやっているんだってな?
モリアーティ《それが出来るだけでも賢いよ。将来を考えてでだろう?年齢が行くほどに面倒になってくるんだよ。
子供の時に身に付けた事をずっと継続が、結果としては楽だと計算出来たんだからな。
セージ《煽てたって、何も出ないよ。大体家族からもバカっぽいって言われたから、大学は馬鹿にならない様に理工学部に入ったんだよ。そう聞くと利口に見えるだろう・Ahahaha、、、、。
モリアーティ《そう言っている所が、馬鹿っぽくみえるんだよ。まったくセージはまったくカッコつける事が無いんだなぁ。やたらに素直だったりするし、よくその歳まで騙される事もなく、すくすく育ったよな。
セージ《あのさ、モリアーティの方が、人を見た目で信じちゃぁいけないと思うよ。皆は俺を良い目で見てくれるけれど、そんなに良い性格とは自分では思うよ。
そうだ、まだ途中だけれど、リハビリ用ゲームソフト観てみるかい?この眼鏡フレームに決まったんだよ。ソフトはもう今使われて居る物だよ。まだ簡単なゲームなんだよ。
複雑なゲームなどが出来ない、脳障害がある人の物だからね。釣りのゲームにしてあるんだ。
モリアーティ《本当に普通のやや大きめな眼鏡フレームなんだな?これ掛けたらゲームが出来るのかい?何処にソフトが入って居るの?
セージ《フレームの横のスリットにmicroSDカードを入れるんだよ。軽くて小さいから使う人に負担は無いだろう?このmicroSDカードは又特殊で眼鏡も充電は必要ないのを、エルダーとフランツが開発したんだよ。
ダイナモも利用して発電するようになっているんだ。
モリアーティ《フランツたちも地味な作業をやっているんだな?特殊なっ開発のmicroSDカードは結局何年かかって出来たんだ?
コンパクト化する作業は性格暗くなりそうだよな。でもその開発のおかげで、これからおれがやる義手やその他の物の精巧な物が作られるんだよな。
関係ないようだけれど、この教室はかなり精密な研究をやっているんだよな。そう見えないけれどな・Ahahaha、、、。
モリアーティ《これさぁ、カード落としたら探すの大変だよな。ちょっとした隙間に入ってしまいそうじゃぁ無い?
セージ《そうだよ。だから、フランツとエルダーは、凄い気を付けて居たけれど、年中探し物していたよ。使いやすいピンセットなどから作り始めてね。
その時の道具があるから、ターナー先輩など最近は自分用の、ピンセットやメスなどのカスタマイズや、使った後の手入れは此処で自分でやるようになったんだ。
シムノン《オペのゴッドハンドはカスタマイズのゴッドハンドでもあるんだね・笑 まぁ両方とも手先が器用でないと、出来ない仕事だからね。
モリアーティ《あぁ、ターナーは縫物とかも凄く巧いそうだからな。学生の頃に寮で暮らしていた時は、ボタン付けや服の綻びなど直すのが巧かったって聞いたよ。
ま、外科のオペは人体の綻び直すようなもんだからなぁ...。
でもそんな繊細な事やるんだけれど、外科医は思い切りも良い決断力も居るからなぁ。そう言う性格していないと頭が良いだけでは、医学部は無理だね。俺血見るの駄目だし、検査も排泄物とか、粘液などの検査するだろう?あれもダメだな。
セージ《何で、医工学に入ったの?医が付いたら何処かで体内の中の色々を見たり関わったりの勉強はしたんだろう? ま、医学部の2年目くらいには、解剖学の授業も受けて、実習も一応やるだろう?
モリアーティ《だから、時には初めての時には倒れてしまう奴もいるそうだよ。一応俺は気分悪くなって暫くは食事がパンだけしか食べられなかったよ。
でも、文系には魅力感じなかったし、ロボットには興味が有ったんだよ。で、工学部に入ったんだけれど途中で、医工学に編入する事にしたんだよ。
ロボットも実際には、人体の事が解っていないと出来ないだろう?で気が付いたら、好きな先輩が人工関節とか、人工臓器は、心臓、肝臓、とかの研究開発を始めたのを手伝ったら、意外と仕事としては向いて居るかもってね。
セージ《俺も好きな事は趣味で、次に好きな事くらいを仕事にするのが良いってね。でもあんまり何の仕事をするか、あまり考えて居なかったんだ。
だから、此処の大学に来たいって決めた途端に、スキップして推薦状も貰えるように、気がおかしくなったって、家族に思われるくらい勉強する事になっちゃったんだよね。
スキップも特別待遇でさせてもらったしね。何だか試験に受かったら、特別に終了証貰えるって言う事だったのかな?
エッセイとか、面接とかは、もう行きあたりばったりでね。運が良かったのと、運命だったんだよ。落ちる気がしなかったんだ。
エルダー《此処の面接は此処を選んだ動機は?とか言う質問はしないからね。その場で“”君ならどう思う?って、聞いてくるからね。結構長時間の面接なんだよ。
シムノン《へっ、俺は違う学校で良かったよ。研修とその後は行ったIT企業から出向で来て、そのままスカウトされて、変わる事にしたんだよ。年俸は下がったんだけれど、誘って置いて低い年俸を堂々と言って来るのが、却って信頼できてね。
その他の精神的保証内容が悪く無いので、変わる事にしたんだ。後からミントが居るって判ったんだけれどセージまで居たなんてね。
Drマリアンヌが母親の友人と言うのも、安心感もあったしね。まさか姉まで、アートカレッジの講師になるとは思わなかったよ。尊敬している人が講師で来るそうなんだけれどね。
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モリアーティさんは、セージ君の開発品には興味があるようで、アイディア製品が発想元には苦笑いですが、自分にはない柔軟な思考力には、感心しているのです。
スケッチブックには色々なスケッチと、ギッシリ書き込まれていますし、ある程度まとまってくると、試作品を作ってしまうのも、見た目の呑気そうな雰囲気とは違い、実行力に優れているようです。
Drターナが以前チラッと“今から医学部に入っても良いのだけれど...”と言っていたのが解る気がしました。
今は嬉しそうにゲームソフト製作をしているようですが、どうやら公私ともの研究の様ですが、ルール違反ではありません。
Storyteller@Sugar