事務的な連絡しか無かったのですが、突然シムノン君のPCにDrターナーからプライべートメールが来ました。何と“ロードバイクを送ったから、もう直ぐ到着するから...以上報告”と言うものだった。
そう言う話はしていたけれど、もう直ぐ到着と言うのには吃驚です。
多分医療器材に紛れて送ったのかもです。皆は最悪の状態も時々考えて心配しているけれど、本人はかなり余裕？それとも、大変かもしれないけれど、サイクルクラブの仲間の大部分は教室のスタッフなので、気にかけているのかもです。
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エルダー《あれぇ、今皆が休憩しているの、知っているのかなぁ？シムノン今の状態送った？のかい。
時々メールで送っているだろう？そんな事して、拙くないのか？って思てたんだよ。
セージ《嘘だろう？オペ中とか、何か重要会議中の時とか有るんだろう？資料とかのやり取りだけしているのかと思ってたよ。
ターナー先輩が居ない間は、スペシャルワークだろう？結構気抜いているんじゃぁないのか？良いのか？
フランツ《ターナーが頼んでいったんだよ。みんなの様子時々遅れ！ってね。此処は皆若いし、留守の間の事は心配しているんだよ。
モリアーティや俺に“頼んだぜ”って言っていったけれど、此処は皆若いし、スタッフが入れ替わったし、大きな引っ越しの後で、以前とはやはり違うからな。
アルフィ《技術面の責任者にされた、モリアーティも気を使ってくれているけれど、以前の教室メンバー程、人間関係が深まってはいないからな。も少しと言う時に引っ越しだったしね。
土曜日は休みだけれど、セージやエルダーは病院の車いすその他のメンテが一杯だろう？疲れて居ないかも気にかけているんだよ。
２人共見かけより頼まれごとになると、きっちり仕事しちゃうだろう？そんな事で、夫婦仲まで悪くなるカップルも少なくないからね。
モリアーティ《そうそう“私と仕事とどちらが大事なの！キィー ”なんてなる女性は少なく無いだろう？特に毎月のシ―ズンや、メノポーズの時とかさ。
シムノン《結婚すると特に深くかかわってくるだろう？不思議な事にGFの時とは又違うようだしね。
エルダー《うちは問題ないと思うよ。確かに今メンテ関係が、恐ろしく忙しいけれどね。まさかのあんなに溜まって居るとは思ってはいなかったからね。
キャスターに油も差して居なかったり、ネジが飛んでいたりで、管理人も早くに此方に来ていた人が居るだろうになぁ。
セージ《住居やその他のメンテや色々雑用が多いんだと思うよ。住居も暮らしてみてから、不都合が出て直してほしいとか、研究所の機器類も不安定だったりね。
でもま、俺も多分エルダーも適当にやっているからね。内容は緻密な事やっているからか、他は大雑把なんだよな。
モリアーティ《俺はセージ夫婦の事は判らないけれど、お前まだ若いから気が付かないで、仕事の犠牲にSugarさんにストレス与えているとか無いか？多くの医療関係者や、研究者が独身が多い原因だからな。
理解してくれていると思っていても、ただ我慢していたと言うのは多いからな。
アルフィ《そうそうセージなんてヤバそうだからなぁ。ネクラな奴より明るく心配なさそうな人の方が、問題有りだったりするんだよ。周りも大丈夫だろうと思っちゃってね。
シムノン《おいおい、驚かすなよ。セージは最近やっと落ち着いてきた所だそうだからね。でも、今母親が来ているから、嫁姑問題は気になっているようだからね。
エルダー《そんな事より、ロードバイクは何処に届くんだろう？組み立てなどしないとならない状態で来るんだろうね。軽い物だろうけれど、バラけていないと嵩張るからね。
セージ《そうだね。早くに必要で急ぎのメンテは済ませてしまおうぜ。クラブルームがゴチャゴチャなのは嫌だしね。
直ぐに乗り回せないだろうけれど、並べて眺めたいからね。元々Sugarのプレゼントは黒だったけれど、シルバーのを持ち帰ろうかな？家で眺めているのも悪くない。
フランツ《オブジェかよ。そう言う奴が居たよな。
エルダー《あっ、オブジェも良いなぁ。俺もシルバーがいいなぁ。どんな服にも似合うだろうしな。早くコースが出来て走れると良いよな。スピードさえ出さなければ、適当に外走っても良いんだろう？
セージ《ヘルメットが無いから、ゆるゆるでしか走れないからな。その内落ち着いたら、ヘルメットなど注文しなくちゃぁね。
でも、此処は車が走っていないし、よっぽどでない限り自転車事故はないんじゃぁな
いの？
モリアーティ《おいおい、その甘い考えが良く無いんだぜ。俺は乗らないからわからないけれど、ロードバイクって乗るだけで危険そうじゃぁないか？
普通の人はなかなか自由に乗り回す事は出来ないって聞いたぜ。必要な時はその前に、サイクルクラブで組み立てていた、シティバイクがあるって言うから、それ借りれば良いだろう？
リハビリ用にも使うって言っているそうだからね。ターナーはそう言う風に盛り上がる事の方を心配しているんじゃぁないのか？
アルフィ《そうそう、やりそうだよね。バイク組み立てたいからって、残業までして来ている仕事を終わらせて寝不足状態で、ロードバイクに乗ったりして、有り得ない事故で怪我したりってね。
ターナーが居ない時に、信用していない訳では無いだろうけれど、怪我して誰かがオペするなんてなったら！ってね。
シムノン《うんうん、考えそう。それも過去に大怪我しているセージとか、エルダーは結構無謀な事やりそうな気がするな。エルダーはとりあえず止めるだろうけれど、自分も誘惑に勝てなくて、ぶっ飛ばしたりってね。
セージ《失敬だなぁ。俺は既婚者だぜ。特に一度大きなけがして、甦ったんだからSugarの老後はしっかり看て、最後の時まで俺が看とるんだからね。
そこまでは責任もって暮らさないとだよ。一人になってしまったら、好き放題やって過ごすかもだけれどね。
でも、出来るだけ元気に長生きして、幸せに暮らしたいと思っているからね。
今は超高齢者が沢山居るだろう？うちの祖母なんてもう直ぐ１００歳だぜ、でも見守りは必要だけれど杖ついて歩いて居るし、少しはサポートが必要だけれど、自立している方だと思うし、頭も俺よりも冴えているようで、ありゃぁ魔女だよな。
エルダー《ま、明日の事は判らないから、今一番幸せだと思う事をやって暮らすさ。その内なんて、俺も事故に遭ってからは思うようになったぜ。だから、自分でも信じられない位、妻との暮らしを大事にしているよ。
別れは突然やって来りするからね。でもほぼ元に戻れて良かったよ。始めて真剣にリハビリもやったからね。その経験が有るから筋肉美大会に向けて、筋トレもしてるんだ。
フランツ《あれは、驚いたものなぁ。まさか絶対有り得ないと思っていた、この国で他国民が狙われたテロが有って、セージが助けに飛んで行って、庇った人のパニックで助けに行ったセージを蹴り倒したから、的がセージになってしまってなぁ。
エルダーのとっさの止血が良かったから、心肺停止だったのが、元に戻れたなんてな。あの時は最新医療とその後の事を考えての東洋医学も取り入れた処置で、回復が早かったそうだからね。
俺もそれ以来、100％の安全は無いと思うようになったよ。セージが関係ないのに、助けに行ってしまったなんてな。
セージ《危ない！って思ったら勝手に体が動いちゃったんだよ。エルダーが即止血してくれたのも吃驚だよ！
エルダー《俺も何も考える間もなく、体が動いたんだよ。ま、本当にロードバイクは気を付けて、のろのろ走るからな。余計に怖そうだけれどネ・笑
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一番無茶しそうな2人に注意喚起するためにも、Drターナーはメールを送ってきたのでしょう。バイクも送って来たのは、暫くは組み立て作業などして、大人しく過ごすだろうと...
とても勘が良いDrターナーですからね。2人の考えそうな事の予測が経ったのでしょう。バイクをいじっている時は、リラックス効果もあるでしょうからね。
Storyteller@Sugar
