最近相談事が多いようです

今日は又色々な顔ぶれでCafeに集まりました。結構真面目に話しているようで、お茶は後でと言う事です。Drターナー達からの連絡や、救命救急士達からの報告その他の内容からの話がテーマです。

一見今コロナや新種は収まってきている様なのですが、余り楽観視は出来ないと言う報告です。感染後の状態の悪さや、一応完治したかのような人達が、その後循環器系の不調が出てきたり、Drホッブスがチラッと言っていた、結核菌に感染した人などが、まだわずかではありますが、増えてきていると言う話などです。

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ライモン《僕の国では大感染はしないで済んだのですが、以前お伝えしたように感染して、治った患者に病人が少し増えてきているとの報告なのです。

もう一つは、不妊手術する若者が増えて来たようなんですよね。子供が欲しい人ばかりでなく、欲しくないカップルも増えて来たようなのです。

Ｄrローソン《それは、前から耳にした事はあるよ。南半球の方の国では、まだ衛生管理が徹底して居なくて、避妊手術の後に感染症で、死亡する男女が少なくないそうだよ。

ルネ理事長《まったく困ったものですね。治療薬は何も無い病が増えてきたねぇ。

モーリス学部長《此処の国は神経質すぎると笑われて居ましたが、手洗いやうがいや消毒などは、皆が今ではもう生活習慣として行っていますが、一般的に他の国では結構緩いですよね。
　
パルム事務室長《清潔であることには、意識は個人でかなり差がありますからね。

Drフリップ《毎日入浴したからって、必ずしも清潔が保たれて居るとは言い切れませんからね。外出後の手洗いなどは、あまりしていないとか...。

マスクの着用は確かに効果あるかもですが、我々西欧人は言葉を発する時に、何語であっても口を大きく動かしますし、鼻が高かったり骨格上の状態で、マスクするのはかなりズレてしまって鬱陶しいですからね。

カッセル事務官《そうそう、それは有りますね。こちらの研究所では開発していないのですか？

リヴェール教授《えぇ、それは気が付いていましたが、完全にロックダウンしていますから、この中ではマスクは医療従事者が必要な時にだけなんですよ。

でもそれは考えて置いても良い事なので、コンペでもしましょうか。掲示板にポスターでも直ぐに貼りましょう。

リヴェール教授《やはりそうですか、ネットで見ていて東洋人、特に日本人はマスクがかなりフラットに顔に隙間なくされていると思っていたのですよ。

我々西欧人は顔の凹凸が大きいし、国外に行った時にマスクしましたが、年中マスクがずれるのを直しましたが、話す時の口の動きが違うのですね。

パルム事務室長《そうそう、日本語など東洋人の言葉は、口や舌をあまり動かさないで話しますから無表情に見えますし、マスクがずれる事無く会話出来るのですね。

モーリス学部長《又、今は花粉症や、黄砂その他が大陸の方から日本海方向に飛んでいますしね。マスクはなかなか外せないでしょう。

大気汚染なども、風の向きに寄ってかなり濃度が違いますからね。黄砂などは体に害がある物質が含まれていますから、循環器などへの影響が出るでしょうから、マスクはかなりの予防になりますね。
　
リヴェール教授《目なども悪くなるでしょうしね。皆慣れてしまっているのか、余りニュースには出ない様な気がしますが、今年はかなり酷いようですから、きっと国はちゃんと対策は考えているでしょう。

ライモン《国に寄って、其処ならはでの病等もあるでしょうし、それでも昔よりは何処も衛生状態は良くなりましたね。

僕の国は病気対策はかなり力を入れるようにしましたが、最先端科学などは、金融や貴金属、精密機器を扱っていますので、ネット環境は一般的には広げて居ません。

送れているかもしれませんが、人間関係は人との接触も多いので、悪く無いですよ。人の目が前より更に多くなった暮らしで、犯罪発生率が減りました。街には花など植物を多く植えたりも、犯罪は減りました。

Drローソン《そうですね。此処でもプランテーションを作り、その他も隙間が無く色々植えて、皆で手を掛けるようになり、知り合いが増えてかなり良い感じになりました。これも大事な事ですね。

まぁ鎖国状態になり過ぎない様に気を付けたいかもしれませんが...

モーリス学部長《プランテーションは、早くからルネ理事長が手を付けていてくださったので、結構一気に皆を巻き込みましたね。患者用のハーブ園もあるんですよ。

病室の窓部分が大きめで、海中が見える病室は人気ですね。

パルム事務室長《そうですね。評判が良い様なら、もう少し工夫しても良いかもですね。

カッセル事務官《この国は予算を掛ける所が少し独特ですね。かなり費用が掛かるでしょう？

リヴェール教授《そうですね。職員達が皆年俸が少ないから、つましく暮らしていますよ。ですから、グルメで食べ歩きは有りませんが、良い材料を選んで、素材の味を感じられるような食事には拘っていると思いますよ。

インスタント物は殆どなく、手つくりを分け合ったり、ご婦人たちは集まって食事作り等したりですかね。自分達で作ると、目が満足するので、食べ過ぎは減りますしね。

ライモン《結局は健康な体が一番の財産ですね。僕は大人になってから不調が出て、持病持ちになったので、色々出来るのですが、制限されるものが少しあるだけで、凄くあったく何も無い人が羨ましく思います。　

ですから、今以上にならないようにするには、もうシッカリ予防しますよ。それまでは、頭では判っていても、理屈だけでしたからね。

Drフリップ《研修に出て行った人たちが、問題なく帰国してくれたら良いのですがね。又少し感染者が増えて来たところもあると言いますね。

彼らは安全な場所ではなく、更に新たな病や症状が出てきた場所に行って、結構研修と言うよりも、治療に参加しているようですからね。

もう待って居て、オペなど頼まれると断り切れない時があるようですよ。救命救急士も同じではないですか？此処の人達は優秀だって、知っていますからね。

カッセル事務官《僕達の国も、ライモン様がこちらに大使館を設立させていただいて、領事達も事務官として常駐させていただく事で、多くの知識を得られて、とても助かっているとの伝言です。VIP会員になれない者が沢山いますからね。

ルネ理事長《まぁ、患者を増やしたら、大雑把になりますからね。職員達の人数は、あまり増やせませんですし！少数優秀職員ばかりですよ。

若くてもマルチ人間ばかりですから、最低月一は持っているライセンスの職場に研修で出ます。実際に人手が足りませれば、お呼びがかかりますからね。

モーリス学部長《理事長は今はプランテーションのトップですけれどね。奥様も良く研究されていて、此処で出来る限り、良い作物が出来るように研究中です。

病気にならないようにも管理してですね。人の医者から、植物の医者までですね。
パルム事務室長《森林管理人の中に、植物の医者がいますからね。理事長は弟子なんですよ。僕もその又弟子で、食糧難も将来的に厳しい状況ですからね。

大きな国のように土地がありませんし、土地が有ればいくらでも研究して、方法を取る事が出来ると思うのですよね。

軍事費にお金かけたりする分、食糧問題とか幾らでも方法があるでしょうに,,,。

リヴェール教授《一見豊かそうに見える国も、有りますからね。その様な事をうらやむよりも、勉強に行き自分の国ではその知識をもとに、方法を見つける方が、豊かに暮らせるでしょう。

武器に使うエネルギーは別の所で使えば良いのですよ。と僕と仲間は学生の時の茶飲み話から始まって、実行に移したのですよ。貧しかったですねぇ。一生懸命お金を溜めてまずは土地を買おうと言う事で...。

又そんな話に乗ってくれた仲間が居たのが、運が良かったんですね。

ライモン《本当にDrターナー達は無事に帰国出来るのでしょうか？皆医療のプロですけれど、それでも感染して亡くなった人は少なくないでしょう？

Ｄrローソン《そうですね。十分注意はしましたが、何回も出て行ける訳ではありませんし、なるべく調べたいでしょうし、薄情な様ですが、此処までとラインを決めてと相手方にも伝えてありますけれどね。

ルネ理事長《予定は５月まででしたっけ？丁度オペに必要な最低人数１チームですね。でも、いざとなったら彼らはやり遂げてしまうと思いますよ。

只感染者のオペで無いと良いのですが、なんとも言えませんよね。勉強会、見学だけの約束ですが、それだけで終われないでしょう。

モーリス学部長《ですからね。其処はリヴェール教授がこれから行く先に事前に、電話を入れて居るんですよ。

こちらも居ないと困るメンバーなので...てね。入院患者にも協力してもらって...

Drフリップ《少々圧力掛けたんですね。あくまでも今落ち着いているので、勉強会と言う事でってね。

リヴェール教授《ま、現場の感染症から身の状況が、判りにくいですからね。技術はこちら方行った者の方が、上だと思いますよ。

まだ若造だと思われるでしょうけれど...。　興味を持っている者は知らないはずはないメンバーですからね。チームワーク抜群だから出来る事だと判るでしょう。

一人だけ優秀でも十分力は発揮できないでしょう。特に優秀な麻酔医が居ないと、複雑なオペは出来ないでしょう。

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その様な話ばかりでしたが、皆が案じているニュースが、多すぎるようになり始めてきました。もう最後を送り出したのが最後でしょう。

これからは、もう出さないつもりでいます。只もう皆が無事に帰って来てくれることを思って、何とか深入りし過ぎないような方法を話したりしています。

かなりリアルに放映している国のTV局も有りますが、やはり行ってみないと判りませんし、発症元の国が患者数その他を実際より少なく放映しているのかもしれません。実際には何処でも正確な数字は調べ切れていないでしょう。

                      　　　　　　　　　 Storyteller@Sugar