今日は教室内の当番は、年長のフランツさんとモリアーティさんと2人が、居残り当番です。若いスタッフが居ないと教室内がやたらに静かで、部屋の気温も下がった感じがします。
モリアーティさん達が一緒になって、結構経ちますが席も離れていますし、2人だけでゆっくり話す時は殆どありません。なので、同じ年齢の30歳台は何となく雑談です。
これから、コミュニケーションが取れていないと、若い世代を何かと導き育てないとなりません。
💕~~~~~~~~~~~~~~~~~~💖
モリアーティ《ターナー達は無事に帰国かと思ったら、少し伸びたようだな。でもまだみんな無事な様だし、いい加減今のうちに帰国して欲しいよな。
フランツ《あぁ、何処を移動中かはよく判らなかったりする時があるから、資料などだけは送って来るけれど場所がよく判らないのは、解ると皆が心配するような所に行っているんじゃぁ無いかと思うんだ。
直接戦場とかでなくても、かなり近くの難民が沢山居る所とか...。だからのオーダーが入ったんじゃぁないかな?
モリアーティ《それは多分そうなんじゃぁ無いかと思うんだ。行ったチームが外科が専門だろう?最もオペが多く、感染症も状況が解らない地域とかね。
下手したら研修でなく、もろ実習になっていたりな。何処も医療関係は足りないんだからな。奴らもそう言う所を見たくて行くだろうしな。
フランツ《ま、皆結構冷静だから、限よく切り上げて帰国するだろう。だからのオーダーじゃぁ無いかと思うんだよ。戻ってきても特別室に軟禁状態になって、ガラス越しに報告や、ミーティングじゃぁないか?
3週間くらいはって言っていたからな。感染したら2週間くらいとか言っていたけれど感染してズレて発症もあるからな。
モリアーティ《イヤらしいウィルスだよなぁ。感染実数が解っては居ないからなぁ。解った数だけの発表だからね。本当はもっと多いかもしれないし、同じ国内なのに感染者がいっぱい居る地区と、少ない地区とあるからな。
結局は直す薬その他は無くて、重症者は入院してエクモを使って、結局は本人の体力次第だろう?
フランツ《風邪などと同じだろう。熱下げて休養をしっかり取って、体力の付く物食べてよく寝てだよな。
人災説が出たり、嫌なうわさが広がって、体力はあっても精神がデリケートな人が、異常行動起こしたりするんだよな。
問題行動起こすには、体力が無いと起こせないからな。感染もしない体力があるんだよ。なのに、どうするべきか考えたり、自分をコントロールできないんだろうね。
モリアーティ《無責任な言い方だけれど、少々能天気さのある人が安定しているんだろうね。能天気だけではなく、考える力も無いと困るしな。
そう言えば『食事講習会』には出席したかい?
フランツ《あぁ、毎回ではないけれど出ているよ。基本此処は徹底した管理で、出来るだけ薬は使わずに病気を治しているんだよ。
一人一人、体調不良を直す食事があるそうだからね。体質その他調べて...。
モリアーティ《理屈では自分で出来れば、入院する必要は無いんだけれど、なかなかなぁ。特に此処の患者は特別な環境で、ストレスが溜まる仕事をハードにやって、具合が悪くなった人ばかりという感じだろう。
此処みたいなところに避難しないと、治療が出来ないのだよね。それでも落ち着いてきたら、多少は仕事などの連絡などもしないとならないようだしな。
フランツ《国にとって居てくれないと困る、賢い人達ばかりと言ってよい人なんだろう。偉い人にはなるもんじゃぁ無いよなぁ。
モリアーティ《リヴェール教授など、一度も体調不良になって居ないそうだよ。徹底して自己管理しているのが、もう生活習慣だそうだからね。
医者の息子だったのが良かったんだろうね。Drローソンもな。お爺さん?そのもっと前から医学者だそうだからね。
モリアーティ《君の家は家業は何なんだい?医療関係なんだろう?
フランツ《いや、造船会社なんだよ。親族みんなね。で、俺と従弟が工学部に進んだんだけれど、エネルギー関係を学ぶためにね。
で、俺が今一つきちんと方針が決まらなくて、大学が終わたら幾つかの国の大学院へ行ったりウロウロしたんだよ。
会社は従兄弟が継いでくれることになったので、俺は好き勝手に出来たのさ。
モリアーティ《俺は医療機器の製作会社だから、医工学へ進んだんだけれど、ロボットをやろうかな?と思ってね。でももっとリアルな仕事は、患者に近い仕事と思って、電動義手などの開発をしようかとね。
で、勉強会でドイツに行った時にリヴェール教授と出逢って、此処の大学院生になったんだよ。
フランツ《そうか、此処の卒業生以外は皆直接教授とっ顔見知りになって、話した結果此処へ移住して来たりしているんだな。
此処も大学はセージ達が最後で、学生の募集はしなくなったからな。大学院生は取っていたようだけれど、後は医療関係機器などのメーカーから、出向してきている人から、職員希望者を取ったりだね。
モリアーティ《まぁ特殊な方針で経営しているから、よく理解出来て居る人で無いとね。他から比べたら激安年俸だしな。
プラスアルファが有るのは、その後から付いてくるから、研究費もかなり聞いてくれるし自分好みのスタイルでの勤務が出来るし、言う事無しだよ。
フランツ《そうそう、何だかの形で職員の係累と深くかかわって居たりになるんだよな。俺の実家なども関係ないようだけれど、病院船やプライベートの船など作らせてもらっているからね。
VIP患者の身近なリタイアした患者が、飛行場の無い国などに暮らして居たりするからね。結構元大物何ているそうだよ。
モリアーティ《そう言う大物はリタイアしていても、影の大物でさ、通俗的世界からは関わらない暮らしを望むんじゃぁないのかな。
でも元気なら、絶対に情報はしっかり集めて世界の動きを見ているだろうね。一寸映画みたいだけれど、けっこう物語は真実に近いものがあったりしてね。
フランツ《で、今回の新しいプロジェクトは、かなり手が込んだ事をやろうと言う事だね。見た目と動きだけではなく、指先の感覚などもなるべく感じたいと言う義手だろう?
腕1っ本無くても、胸や肩、首などの骨、筋肉などの人口電力など使って作動するものだね。きっと軽ければ良いと言うものではないだろうし、質も肉感が有る物と言うのも脳に取って必要なんだろうね。
モリアーティ《そうだよ、教授達が言うように、人の体には、不要なものは一つもないんだろうな。筋肉だけでも日頃あまり使っていないけれど、鍛えれば役に立つ筋肉がいっぱいあるらしいしね。
面白いと言えば凄く面白い仕事になりそうだよな。超人的な動きが出来るプロスポーツ選手などは、トレーニング中に新しい動きから新筋肉の動き発見するんだろうね。
セージは又“脳、脳”と言いだすだろうね。脳の働きにはかなり興味があるようだからね。“巧く脳をだませるテクニックって...”ずっと考えて居るみたいだからな。
ミラーセラピーから、ドハマリしているみたいだからな。内臓などが病んでしまったのが、何で他の所の不調になるのかとか、結局脳の誤作動も少なく無かったりだからね。
💖~~~~~~~~~~~~~~~~~~💕
彼らのだべりも、人の体などの事になると、結構ワクワク気分で話してしまうようです。常識から飛び出して、これも有るかもとか、何か代替があれば、何とかなるのではとかの話になります。
ただ、年齢分経験値があるために、若い時ほど自由な発想にはならなくなっているようですが...。セージ君位若い人のとんでもない考えが、刺激を受けたり新しい開発の元だったりするので、リヴェール教授の若い学生や、若者と雑談するのが、楽しい気分だと言うのがよく判ります。
Storyteller@Sugar