Cafeでお茶飲みながら、主任検査技師のアレンと、アルフィ君が打合せを済ませて、外に出るとライモン君がひとりでぼんやり時間を楽しんでいました。
アレンさんはライモン君と逢うのは、凄い久しぶりなのでちょこっと言葉を交わし始めました。サイクルクラブで、出逢ってもあまり話す事は無い間柄なのです。
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1・ライモン《あっ、こんにちわ。久しぶりですね。海外研修お疲れ様でした。
アレン《おっ!本当に久しぶりだなぁ。大使館は落ち着いたかい?何かと忙しいんだろう?
ライモン《まぁ、持病のおかげで、代理がいるので…。気分転換したいときは、図書館へ行くと言って、こうして暫く自分時間を楽しんで、戻るんですよ。
サイクルクラブが、広い部屋に移動するのが決まったそうなので、又お会いできるのが楽しみです。
アレン《そうかい。特に誰と話し合う訳じゃぁ無く、皆勝手に自分の話したい事しゃべっている感じだけれどな。
君も話したい事あったら、もっと勝手に話せば良いんだぜ。
ライモン《皆の話聞いているだけでも、かなり楽しめていますよ。皆明るくて…。本当に仲間内と言う感じで、いいなぁ~って思うんです。
アルフィ《ねぇねぇ、アレン! あれ、ライモンじゃぁないか。こんなところで逢うなんて、珍しいね。
あっ、クラブルーム移動決まったって連絡言ったよね。
ライモン《はい、セージから連絡もらいました。ただ“詳しい事は又”で終わりだったんですけれどね。
アレン《あいつも結構、連絡などの時は、要点のみだったりするんだよな。君も長い付き合いだろうから、判っているだろうけれど...。
アルフィ《引っ越しは管理人達がやってくれるから、終わったら整理だけ自分たちでやれば良いんだよ。次に行く時にかたづくかな?
アルフィ《でも、時間があったら出てくると良いよ。誰かは出てきているんだからさ。俺も以前は、結構気を使っていたんだけれど、何時からか、居直ったら一人で出ていけるようになったんだよ。
最初はアレンにくっついて行っていたんだよ。君はもうセージは子供の時から知っているから、気にならないだろうけれど...。
ライモン《えーと、セージの何かが気になるんですか?彼は僕の結構お気に入りの後輩と言う感じですが…。
全く媚びる事はなくて、結構生意気な事言うんですけれど不思議と不快ではないんですよ。通常穏やかで明るいし、でもハッキリした意思を持っていて流されないですよね。
ですから、付き合いやすいですよ。怒ると凄く怖いんだけれどね。滅多にない事だし!
アレン《お前座って話せよ。滅多にこうして話す事ないだろう?お前は大体毎週行っているんだろう。
ライモン君行きたいときに行けば良いし、セージ居なかったら呼びつければ良いんだよ。遠慮はいらないからね。あそこは皆平等なんだぜ。
セルフィーユ《あのぉ、良かったら、お茶持ってきましょうか?ライモンさんお茶飲んでいませんよね。珍しい顔ぶれで…。
ライモン《あっ、いりません。ありがとう。
アルフィ《一応俺達打合せ済んで、お茶も飲んだし、教室に戻らないとだからね。此処でお茶飲んだら、腰上げる気が失せちゃうからね。
アレン《又分かったような事いって...。とっくにまだ仕事戻る気は無いだろうが。アルフィも慣れると、もう意味のない話勝手にしゃべりたい奴だからね。
アルフィ《いいじゃぁないか。プライベートでの知り合いなんだから…。最近分かったんだよ。クラブの仲間の集まりは、しゃべった者勝なんだってね。
皆自分勝手だから、全く聞いて居ない時も多いからね。秘密の話も何もなく、聞いてないから、覚えても居なかったりも多いからね。皆変人の集まりなんだよ。
ライモン《Ahahaha、、、、。ホントだね。だから聞いているだけでも笑えるんだよね。セージなんて、かなり変人だともいえるからね。
昔はそこが可愛かったんだけれどね。
アレン《今は可愛くなくなったのかい?俺は今でもあいつは時々凄く可愛いなぁって思うんだよ。
そう言うと、セージは“もう俺は子供じゃない”って怒るんだけれどな。今だってSugarさんが一緒だと、一生懸命夫をやっているって感じるんだよな。
アルフィ《それって、疲れるんじゃぁ無いかい?何時も背伸びしているようでさ。ま、家で2人でいる時は又別だろうけれどな。
でも面白いよね。人は色々な面を持っていてさ。相手によって、違う顔を見せて居たりするんだろうな。
ライモン《あぁ、そうですね。素の自分って、なかなか出せないですよね。でも多分セージは一番演じて居ないんじゃぁないかな?
前はSugarさんの国の習慣が違い過ぎて、嫌われたく無いから大人の紳士を演じていたかも…。
アレン《大人の紳士ねぇ。俺は一番最初に、セージと出会っているんだけれど、やんちゃ坊主って言う感じだったよ。15~6歳だったと思うけれど…。
ライモン《僕たちがパーティ仲間だったから、悪い事結構教えたかもしれないんですよね。何れ覚えるからとかってね。
でも、今はセージをかなり頼りにしているし、彼と話すとなんだかホッとするんですよ。なかなか逢う時ってないんですけれどね。
僕も素の自分で話せる数少ない年下の友達なんです。
アレン《じゃぁ、逢えてよかったじゃぁないか!土曜日は出て来れば、他の奴らも皆信用できるのばかりだから…じゃぁ俺も仕事しないとなので、またな。
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アレンさん達は、それぞれの職場に戻って行きました。ライモン君も、話をしたことで、ガス抜きが出来たようで、大使館へ戻って行きました。
戻れば何かと、一応大使の顔をしないとならないのでしょう。サイクルクラブのメンバーは徐々に親しくなっているので、ライモン君はとても楽しみなのです。
Storyteller@Sugar