新しいお茶の試飲です。

休みの前に教室の皆はクリス君から、美味しい紅茶をもらいました。知り合いが紅茶つくりをやっていて、新しいブレンド茶を作ったのだそうです。

皆で飲んで、感想を聞きたいと言うお茶です。少し香りが強いお茶レスが、リラックス効果抜群だと言うのです。なので、今日はさっそく新年初の試飲会です。

リラックス出来たら、病気知らずです。仕事に集中して、キッチリやっている時もリラックス気分の時が有りますから、不思議ですね。

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MrsSugar《美味しいお茶を作って居る知り合いがいるなんて、良いわねぇ。お茶は毎日のみますしそれが美味しかったら、最高だわ。

でもま、私は何時もリラックスしていますけれどね。セージは、仕事忙しかったりすると、好きな事でも緊張するでしょう？

セージ《うーん！どうかなぁ？気が乗ってきたら結構良い気分で、楽しくやっているような気がするんだけれどな。

教室では仕事だからって緊張は、余りしないような気がするよ。多少もしムカつく事が
有ったとしても、仕事だからね。それくらいは当たり前だろうしね。

MrsSugar《あらっ、そうなの？かなり割り切りが良いのね。確かに働いてお給料もらっているんだから、少しは不愉快な事は有りかもね。

一時の事でしたらね。私も昔はそう思って居たわ。どうしても嫌だったら止めて、違う
職場で働けば良いし！ってね。

セージ《俺もそう思うんだ。家庭が一番で、良い家庭を気づくための手段として働いて、生活費を得るんだって思って居るんだ。

仕事をパートナーに選んだ人は、ターナー先輩みたいに一人でいる事だね。両方とも巧
くは出来ないと思うんだ。両方ともそれなりに...になるんじゃぁないかなぁ。

俺はSugarが楽しそうに暮らしているのが、大好きだからね。時々意地悪される時が有ると、緊張するけれど...。

MrsSugar《嫌な感じ！私意地悪婆さんみたいじゃぁ無い？　悪いけれど、私時々セージを構うのって、凄くワクワクするって解ったのよ。

ミント達が教えてくれたのよ。”セージがドギマギ返答に困った顔していると結構可愛いわよ“ってね。私は一人っ子ですから、そんな経験無かったんだけれど...。

セージ《あれはね心臓に悪いよ。悪戯だって解って居ても、なんとなくドキッっとする時があるよ。別に何もしていないんだけれどさ。

やっぱり、俺はSugarに嫌われたくないからね。女心は、コロッと変わるって言うから
怖いよ。俺はミント達姉を３人見てきたからね。鍛えられているはずなのに...。

MrsSugar《ま、そんな事言っちゃって、みんなセージの事凄く愛しているじゃぁない。良いお姉さんだと思うわ。

歳離れているから、猶更可愛いんじゃぁ無いのかしら。Mumは年齢的に複雑な気分でしょうけれどね。でも率直で良い方だと思うし...。

セージ《あぁ～あれね。離れて居るから滅多には合わないし、ミントやマル達はSugarの味方だからね。

NanもSugar贔屓だから、むしろ逢っても居ない時から、良く理解していて吃驚したよ。ミント達も、誰かが年中Nanには連絡しているみたいだからね。

MumはDadと２人でイチャつけるから、大した問題では無いと思うしね。

MrsSugar《それは少し違うんじゃぁ無いの。息子って凄く可愛いそうよ。Mumの立場からしたら、皆が良いようにするには、Dadと仲良くが一番良いって思って居る
のよ。

DadとMumはとても仲良くて、愛し合っているんでしょう？セージは特に愛の結晶だわ。

セージ《まぁね。そうでなくちゃぁ俺の立場が無いよ。大体クランとマルの双子を
産んだ時に、２人居るからもうこれで、お終いって思ったのに、１０年後に気を許した
らミントが産まれたそうで、又忘れた育児のやり直しだったそうだよ。

で本当に“男の子でなくて残念でした”と思ったら、男以上に気が強い女でさ、やれやれ
って思ったんだって！　

流石にもうお終いって思ったら、高齢出産で俺が出来て“きっと又女の子でしょう！”って誰も期待などしていなかったら、早産で男の子って言うんでMumは焦ったらしいよ。

“元気なら良いけれど男の子は小さい時は弱いし、高齢出産だし、責任重大だし”って、
結構気が強い割には責任感じてかなりのプレッシャーだったそうだしね。

で、早産になってしまって、もう死ぬほど緊張したお産だったけれど、帝王切開しない
で、小さかったからストンって産まれたんだって...。俺って親孝行だよな。

MrsSugar《ま、呆れた。お産てそれで亡くなる人も少なくないのよ。でも、冷たい言い方だけれど、それも考えての妊娠でしょうからね。

ただ、男性は良いわよね。痛くもかゆくもなくて...。でも、Dadは本当にセージが自慢の息子みたいね。丁寧にご挨拶されて、緊張したわ。

ジェントルマンになる教育はお爺様がしっかりしたので、妻を不幸にするような事はな
いと思いますが“何かあったら、直ぐに相談してください”って...。

セージ《うちはさ、誰であっても長子が成人したら家を継ぐんだよ。１５歳になったら成人として財産分与されるし、後を継ぐんだよ。

でも俺が男でも、もうクランが後継ぎって決まってから、俺は生まれたから、長男の役
目は有るんだけれど、後継がなくて良いから、自由なんだよ。

MrsSugar《でも、本当に私との結婚、誰も反対しなかったと言うよりも、即決するとは思わなかったわ。Nunは心理学者ね。

本当に、お付き合いはOKしたけれど、セージの計画通りに結婚と言われても、私しな
かったと思うわ。

若いセージにはわからないでしょうけれど、幸せになるにもパワーが要るもんよ。特に私は嫌な思いして、バツイチになったんですから、突然の別居だったけれど、解放されたって思ったわ。

MrsSugar《セージとは楽しくお付き合いするだけで、十分だと思ってしまったの
よ。正直に言うと、何て言うかポプリさんも一緒に居たし、勢いでOKしちゃったわ。
タイミングが良かったって言うか...。まだ、元気があったのね。

セージ《俺は断られたら、又間を開けてprofession tryだって、思って居たよ。他に考えられなかったもの。初対面の時から、あんなに楽しく話をした人っていなかったもの。

だから、アルバイト伸ばしたし、帰る時には入学案内と申し込み書もらって帰ったんだ。入るのに試験もあるし、大学生活も結構大変だって、偶然出会ったアレンから聞いたんだ。

MrsSugar《ねぇ、このお茶凄く香りも良くて美味しいわね。お喋りになってしまうわ。そうそう、それも又偶然よね。

アレンはまだ学生で、夏休み中でしょう？よく出逢ったわね。

セージ《出逢ったと言うか、捕まったって言うか...。アレンが居た教室を通り抜けるとCafeに戻る道がかなり近くなるって解って、戸も空いて居るから何回か通り抜けたんだ。
人が居る時もあったんだけれど、ちょこっと目顔で挨拶してね。

でも、アレンが居た時には“おい、坊主通り抜け一応禁止だぞ！”って捕まってね。で、
俺もとぼけて“事務所に入学願書もらいに行くんだから、通らせてよ。近道なんだよ”
って言っちゃったんだ。

本当に見学に来ている人が居たからね。咄嗟に言ってしまったんだ。で、少しお喋りし
て、“入れても勉強ばかりで大変だけれど、まぁ自分で選んだんだから、楽しめよな”
とか話したんだ。

で、俺もそれで、結構本気になって来ちゃってさ！

MrsSugar《セージ結構単純で、ハマるとノリやすいものね。なかなかそれがハマ
らないみたいですけれどね。

穏やかで明るい感じだけれど、実は凄い拘りやで、絶対に妥協できないって言う頑固さ
もあるものね。結構個性が強いかな？

セージ《何とでも行ってくれよ。俺は妥協はしたくないんだ。協調はする場合はあるけれどね。微妙に違うだろうけれど、妥協すると後で後悔するような気がするんだ。

MrsSugar《難しい所ね。特に親しかったら余計にでしょうね。私はその時の気分で少しでも嫌なら“NO”ですし、嫌でなかったら“OKよ”だわ。

気分て理屈抜きで結構当たるのよ。よく考えて妥協した結果“oh no!”って少なく無いん
ですもの。で、バツイチになったのよ。

まさかOnly a good person on the outsideだとは思わなかったわ。こういうのって結婚してみないと解らないでしょう？
ギャンブルみたいなものね。今は大分違うでしょうけれど、日本ではバツイチ女性は、
周囲から良い目で見られないですからね。親族からもよ。

セージ《それが不幸な結婚であっても？Sugarは幸せでは無かったのに我慢したの？

MrsSugar《そうね。日本は『Women have no home in the three worlds』って祖母から言われたのよ。“女は子供の時は親に従い、結婚したら夫に従い、歳を取ったら子に従わなければならない”って言う事よ。

今でも場合によっては、それが残って居るかもね。

セージ《何て酷い話だね本当に？で、Sugarの結婚はそうだったの？

MrsSugar《ま、近い事は遭ったわね。ラッキーだったのは、仕事が出張が多くて、ほとんど家にいない人だったのよ。

そのうちセージが知りたければ、話す時があるかもだけれど、楽しい話ではないからね。もう記憶はかなりセージの愛が上書きされて、忘れてきているわ。

セージ《大丈夫だよ。バツイチだって別に珍しい事はないし、俺はSugarだったから、付き合いたいと思ったんだし、結婚もしたんだよ。

妥協はしないで、選んだ人だし、自分の物にしたら、俺は何でも大事に時間をかけてカスタマイズはするかもしれないけれど、どうやら俺がSugarにカスタマイズされた気がするよ。このお茶は本当にリラックス効果満点だね。

Sugarの事少し解って来たよ。今のSugarは此処に家があるし、国の俺のmanor houseはSugarの家だよ。そこで暮らしたかったらいつでも暮らせるからね。

あぁ～俺が最も馬鹿にしていた恋する男と同じに、女々しくグズグズ考えてるのは、本当に自己嫌悪に陥るよ。でも、そういう不安を持つったり、何かとドキドキしたりが、本気の恋らしいからね。

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いつも明るいMrsSugarですが、過去には辛い事も有って、バツイチになったのです。セージ君は、少しはずっと以前に少し話を聞いていましたが、話す事で嫌な思い出が消えてくれたらいいなと思ってはいます。

でも、自分が出来るだけ愛を注いで、楽しい思い出つくりをしたら、きっと嫌な過去は忘れていくのではと思って居ます。

好みに拘る質ですから、多くは望みませんが、気に入ったものは一生ものと言うのが、彼の考えです。なんでも手をかけていますから、代わりの物は無いのです。

ただ、自分がそうであっても、嫌われてしまうのは怖いし、悲しい事だと時々不安になるのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Storyteller @Sugar