エルダー君達が部屋を見に来ました。

朝に連絡が入り、今日はエルダー君とシムノン君が部屋を見に来たいと言ってきました。シムノン君が独身寮のフラットを出て、セミデタッチ（２軒長屋スタイル）の家か、セージ君の家のようなコテージ風の家を借りようか、考え中なのだそうです。

将来も考えたら一人ならゆったり目の家を借りたいと思っているそうです。それで、まずエルダー君宅（セミデタッチ）の部屋を見て、それからセージ君の家を見に来ました。。

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エルダー《わりぃな！せっかくゆっくりしているところに...。“日曜日だけれど、今は冬休み中だから曜日は考えなくて良いか！”って思ってさ。

うちは今日都合が良かったから、そのままセージが都合悪くなかったら...ってね。俺もセージの家は見てみたかったんでね。おい、この家も靴脱げよ。

シムノン《あっ！ごめん。Sugar今日は都合悪くなかったかい？気長に探さないと、良い家は空いてないっていうからね。

この家が“コンパクトだけれど、悪くない”って工務店の人が言うからさぁ。Sugarのデザインした家だっていうしね。

MrsSugar《２人とも、靴脱がなくても、カバーがあるから、そこに出してあるでしょう？それかぶせれば靴のままでよいわよ。靴紐結ぶの大変でしょう？

セージ《なんだよエルダーの内も、靴脱ぐようになっているのかい？土足で暮らすよりも、ずっと衛生的で掃除も楽だからね。床に落とした物も食べられるしね・笑

シムノン《汚ったねぇなぁ。セージそういう所小さい時と変わらないね。どういう育ち方しているんだよ。

セージ《うるさいなぁ。そんな事覚えてはいないよ。余計な事言うなら、もう帰ったら...せっかくのTime to whisper loveが減っちゃうだろう。

エルダー《そうだな。セージは控えめだから、休みの日は心置きなくTime to whisper loveだろうからな。大体Sugarさんだって、もうすっかり慣れてきたんだから、どこでだって言いたいときは言えばよいんだよ。

MrsSugar《むふふふ、セージはセージの考えもあるんだと思うわ。はい、椅子に座って！

シムノン《ありがとう。あっ、お茶はもうエルダーのところで飲んできたから、いらないよ。また今度ごちそうしてくれたらうれしいな。

セージ《誰が又今度なんだよ。勝手に決めるなよ。

エルダー《キッチンとか見せてくれる？セージが少し手を入れたとか言ってたよな？

MrsSugar《どうぞ好きに見て頂戴。特に掃除などしていませんけれど...。

エルダー《キッチンはオーブンが別についているんだ。これはよいよなぁ。最初からついていたのかい？
うちは、オーヴンはあるんだけれど、こんなに大きくないんだよな。

シムノン《バスルームもバスタブがあるんだね。いいなぁ～。エルダーのところのバスタブよりも広くないか？スペースもあるから、ちょこっと洗濯したものは干せるよな。

セージ《そうだよ。結構手洗いで済む物も多いからね。大物だけランドリールームに行けばよいだろう？

エルダー《そうだよなぁ～。ふぅ～ん。

エルダー《なぁ、此処の棚とかセージがつけたのかい？いいねぇ。スパイスとかは棚の上が良いよな。同じ台の上だと、結構汚れちゃうんだよね。

セージ《そう小さい棚だから、頭ぶつけないしね。測ったんだよ。Sugarにも届いて、俺が使う時に頭などぶつけないような大きさとかね。

シムノン《このスペースあれば、洗面台おいても良いよな。セージ達は、洗面などはどうしているんだい？

MrsSugar《キッチンのテーブルの上で、椅子に座ってやっているのよ。キッチンにシンクが2つあるでしょう？小さいほうは、洗面や歯磨き、うがいなどに使っているのよ。

エルダー・シムノン《それも良いね！座っていろいろ身だしなみを整えられるのは良いよな。メイクはしないけれどね・笑　他人の家見に行くのって、悪くないよな。

MrsSugar《多少は参考になったのかしら？ここは2人で暮らすには、ちょうどよい位の広さよ。これでも、以前よりも少し広くなったのよ。

壁を動かして、奥のベッドルームは天蓋付きのベッドを置いたんで、今よりも広かったんですけれど、セージは天蓋付きベッドは好きじゃぁないって、頂きものなのに、倉庫に入れちゃったのよ。

ほしい人が使ってもよいしってね。私気に入っていたんだけれど...。

セージ《気に入りすぎて、年中中に閉じこもってごそごそやっているからさぁ。不健康だよ。暫くは使っていたんだけれどね。

エルダー《いいじゃぁないか、天蓋付きは暖かいだろう？

シムノン《でもまぁ、此処では今は温暖化の影響か、昔みたいに天蓋付きベッドは必要ないだろう。
俺もここへ来てからは、普通のベッドで、広々とした感じで気に入っているよ。

エルダーの家も天蓋付きベッドじゃぁないだろう？北欧風のインテリアで、明るくてよい部屋だったよ。此処もまた悪くないよね。

MrsSugar《工務店に頼んでおけば、どこか空き屋を探してくれるんじゃぁない？皆一息ついたから引っ越しが始まるかもよ。

自分の持ち家でなければ、好きな雰囲気の家に引っ越したくなったりするみたいよ。私が移民したての頃はそうだったわよ。

セージ《あれっ、あの家は最初からSugarの物だったんじゃぁなかったっけ？

エルダー《そうなの？2階で暮らしていて、あとから奥の倉庫にしてあった土地を立て替えて、2階建ての家にしたんじゃぁなかったっけ？

MrsSugar《手前のCafeのところも花壇作ったりしたし、奥は古くはないしっかりした倉庫だったからパティオを作って、上に増築して、その内Cafeの2階をブティックにして、私の住まいを奥の2階にって考えていたのよ。でも考えていただけでね。

そうしているうちに、マルベリーが臨時講師？でやってきて...。良い部屋が見つからなくて“奥の部屋を貸しても良いわよ”っていうことになったのよ。

そうしたら、ミントたちが私が構わなかったら女姉妹で、一緒に暮らすからセージに貸してくれないかと言う話になって、ボディガード兼ねて、セージが独立したのよ。

シムノン《なんだよ。悪い虫がつかないように、ボディガードだったんじゃぁないのかい？そのボディガードが手を出しちゃったら、どうしょうもないじゃないか！

エルダー《セージとしたら、大好きなSugarさんと同じ屋根の下で、ラッキーだっただろう？でもまさかセージも大好きなSugarさんだけれど、それがどんな大好きかまだ気が付いていなかったんだよな・笑

セージは遊び以外で、ガールフレンドを作ったことなかったので、恋と愛の違いが判らなかったって言うからね。実は最初からひとめ惚れだったと思うのさ。

セージ《なんだよ、みんなして俺の事馬鹿にして、笑いの種にして...。ブツブツ、、。
皆だって、初恋の時は、よくわからなかっただろう？偉そうに言っているけれどさぁ。

エルダーなんて、もう幼稚園の時から、周りは女だらけだったって聞いたぜ。

エルダー《さて！あまり邪魔してもだから帰ろうか...。Sugarさん休みの時にお邪魔しました。よかったらうちにも遊びに来てください。

アニーも喜ぶとおもうんですよね。

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1時間くらいの滞在で帰っていきました。シムノン君はかなり迷っているようですが、それぞれの良さがあるので、迷います。

早い目に工務店には頼んでおいて、空きが出るのを待つのが良いと分かったようです。今のシングル用のフラットも、なかなか良い部屋ですが、趣がないといえばフラットは仕方がないですね。

玄関には、管理人がいつも待機していますから，用心はよいでしょうが、この国には多分犯罪とは縁遠いと思うのですが...。                     　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　  Storyteller@Sugar