『美と筋肉の為の食事講習会』へ出席しなくちゃぁね。

冬休みはまるまる休みが多かったのですが、２月になったら久しぶりの『美と筋肉の為の食事講習会』へ 積極的に“出席をするよ”とセージ君は言い始めました。

今までも結構出席していましたが、少し義務的に出したが、今度は結構真面目に出るつもりのようなセージ君です。 今年の冬休みは、部屋でのトレーニングも、以前と違って軽い有酸素運動や、ストレッチが多かったような！

以前チラッと聞いた時には、筋肉の付き方を変えるという話でした。結構筋肉質でもあるので、理想の体型にするには、年齢も成長は止まったので、食事内容を変えても筋トレすると、筋肉はついてしまうので、エクササイズ程度の軽い物に変えて、食事内容も変えないとならないらしいのです。

チーフトレーナーのカイザーさんと、チョコチョコ話していたのは、その方法の話だったようです。カイザーさんも知り合いなどに、確認したり、アドバイスしてもらったようです。

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MrsSugar《そういえばいつの間にか以前よりも筋肉はついているけれど、細くなったわねぇ。背が伸びたからかとおもったんだけれど、筋肉を落としていたのね。

セージ《そうだよ。自分なりに調べてやったんだけれど、きちっと健康に今後もキープしたいから、カイザーに聞いていたんだよ。ウォーキングスタイルも大事だそうで、俺が歩いているのをビデオで撮って、カイザーの知り合いの研究者に観てもらったんだよ。

MrsSugar《わっ！そうだったの？それでお返事が来たのね。何ですって？

セージ《大体は俺が気を付けている事でいんだけれど、ウォーキングを少し治せばよいらしいんだ。それは講習会の後のマリーさんのウォーキングトレーニングで治せば体にも良いらしいよ。

Sugarのも聞いておいてもらったからね。

MrsSugar《私のウォーキングスタイルなんて、ビデオで撮ったことないでしょう？

セージ《部屋の中歩いているのを俺が動画で撮ったんだよ。それを渡したんだ。運動も俺も少しずつ減らしても良い年齢だからね。

なんでも過ぎるのは良くないんだよ。俺も今数年がピークだからね。

MrsSugar《あらっ、もうそんなだったかしらね。私にはずっと変わらないままに見えていたわ。

セージ《25歳だからね。初めてSugarと出会って、９年経ったんだよ。Sugarこそ全然変わらないで、可愛いくて魅力的だよ。おしゃれなドレスを着ていなくてもね。

だから俺もパートナーとして見劣りしないように、気を付けないとってね。

MrsSugar《セージはマリーさんやローズさん達プロのモデルさんが見ても“直ぐにランウェイを歩けるようなオーラがあるわ”って言ってたわ。

結婚してさらに良くなったって言ってたわ。後はウォーキングトレーニングしたら、セルフィーユとエルダー君と３人は一緒にショーに出たい男の子だって言ってたわ。

頭も程よく小さくて...。

セージ《あぁ、あの２人は顔小さいからね。俺はあそこまで頭小さくないよ。

MrsSugar《でもね、全身のバランスが良いそうよ。人目に付きやすいというのも大事なことだそうよ。
そうであって、洋服も見せる技術も居るんですって...。

セージ《へぇー。只生まれつきイケメンで、スタイルが良いのが歩いていれば良いのかと思ったよ。それなりに技術がいるんだな。そう甘い世界はないよな。

MrsSugar《そうそう、セージ位の年齢になって、やっとゴージャスな服が着こなせるんですって！世界的なブランドの質を生かせる年齢ってあるのよね。

日本がバブルの時に、高校生とかが高級ブランドのバッグや小物持っていたけれど、あれはいかにも無知でマナーが悪いのを見せつけたようなものだわ。

セージ《ふっ！大事な人としてのマナーなどの教育がされていないんじゃぁないの？あっ、ゴメンSugarの国の事馬鹿にした。

文盲はいなくて誰でも日本語なら、読み書きができるんだよね。“ホームレスみたいな人が、新聞読んでいるって何時かニュースに出た国だよ”って、クリスから聞いたよ。義務教育の良さだよね。

MrsSugar《そうね。でも大事な教育が間違っているような気がするわ。最近TV見ていると、色々な問題をテーマで話しているけれど...。

国内から間違った都市開発で、継承しなくてはならない文化を軽視しているし、ペパーテスト重視ですしね。

セージ《ま、それはどこの国にもあることだけれどね。確かに特殊な文化の国だともいえるよね。それが嫌な人がSugarみたいに、外へ出てくるんだね。広い世界の現実を見て、考えて行こうとする力は、あまりないかもね。

MrsSugar《口では色々言っていても、実行するのは大変な国かもね。足引っ張る人が多ければ、できなかったりね。辛い事や残酷なことを直視する力がないのかもね。

でもね、こうして海外で暮らして、日本に帰ると良い所ばかり見えるんですけれどね。でもその良い所って言うのが、デジタル化した一見なんでも最先端という、小さな事ばかりなのよね。

健康な人が、皆廃用症候群になっているわ。お金の管理も、ゆるくなっていたり、計算も暗算できなくなったり、昔心配したようにおバカになって行ってるわ。

だから、オレオレ詐欺とかに、もう何年も経つのに、引っかかるのよね。ま、好みもあるから、こんな話ここでしか言えないけれど...。

セージ《やっぱり、そう思うのはSugarは日本も好きなんだね。

MrsSugar《そうよ。外国人観光客が行く地方の農村だとか、昔ながらの文化が残っているところは、私も行きたいわ。低空飛行している時に見える田畑の景色は、本当に美しいしね。

でも風光明媚なところに原発があって、トラブった時の対処が出来ていなくって、地震の被害を最も受ける場所に原発が遭ったりね。

MrsSugar《結局は最先端が活用できるのはほんのわずかで、ほとんど人力で助け合ってじゃぁない？高学歴が邪魔して、能力を発揮できなかったりね。

セージ《ま、ほかの国も歯がゆい事は沢山あるんじゃぁないかな？この国みたいに、結構独裁的に徹底している所も特殊だけれどね。ただ、皆自分で選んでここへ来た人ばかりだからね。

嫌だったらいつでも出国してよいけれど、二度と入国は出来ないんだよね。患者の命守るためにはね。一般人や研究所院でさえ、VIP患者がどんな人か知らないだろう？

MrsSugar《セージはライモン君だけ知っているわね・笑

セージ《そうだよ。アイツときたら、まさかのVIP入院患者だとはね。ミントがいる事だけはしっかり調べていたんだぜ。まだ、ミントが大好きとか言っちゃってさ。

あれだけ、ミントに馬鹿にされているのに、あいつはMなのか？ミントはSみたいだから，相性は悪くないのかも？　

MrsSugar《それで、もしかしたら、セージはライモン君の弟になったかもって言われているのね・笑

MrsSugar《ねぇ、このゲームこれでお終いなのかしら？カナダはまだ終わっていないわよね。それにセージはバハマとかメキシコの方は何度も行っているのに、入れていないのね？

セージ《あぁ、別にそれほど魅力的ではなかったからね。家族が行ったから一緒に行っただけで...。退屈なところだよ。ライモン達とはそこで、出会ったんだけれどね。

若かったよなぁ～。馬鹿な事ばかりやって...。

MrsSugar《あらっ、そうなの？安心したわ。セージは良い子過ぎて、思春期の特権おバカなことは何もしないで来たかと思ったわ。

人はそういう事も大事だと思うわ。なんでも比較して、考えて成長するもんだと思うのよね。だからって、人を陥れるようなことするのは良くないと思うけれど...。

まだセージはもっと遊んでも良い年齢ですものね。だから、サイクルクラブの集まりは大事にしてほしいわ。浮気だけは、絶対に嫌ですけれど...！

セージ《そんな事は絶対にするわけないだろう。Sugarに嫌われたくないからね。もっと俺の事好きになってほしいしね。あぁー冬休みもう終わるからね。

教室も楽しいし、やることはいくらでもあるんだけれどね。もっといっぱい愛してほしいしね。

MrsSugar《あらぁ～私十分セージの事愛しているわよ。Tu es l'homme le plus charmant que j'ai jamais rencontré.Je t'aime et je t'aimerai pour toujours.

セージ《Ma vie a beaucoup changé depuis que nous nous sommes connus.
Je suis très impressionné.J’ai besoin de ton amour.

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セージ君はまだまだ言い足りないようですが、足りないくらいで言葉を飲み込みます。気が済むまで言ってしまうと、うっとうしくなり嫌われそうだからです。

それは遊びで少し付き合った女の子たちが、あまりにも求めすぎるので、数回のデートで辟易とした事が何回かあるからです。 MrsSugarには過去の事は何も言っていませんでしたが、ライモン君の元婚約者候補の一人が、ペラっと喋ってしまったのです。

ライモン君は当然激怒。それが引き金にもなって、ライモン君は大公継承権放棄して、病気も理由の一つにして、この国に大使館設立してやってきました。

そして、元学友の中で気が合う女性を妻に迎えたのです。　おしゃべりな元婚約者候補の女性は、たしかその前の事は知らないことなので、セージ君は生まれて初めて肝をひやしたのです。

セージ君の初めての経験の相手は15歳の時に、貴婦人のような品の良い美しい中年女性です。夫が居ない夏休みの間の、午後のひと時に恋の仕方のレクチャーを受けた事は，多分ライモン君にも分かっていないでしょう。

まるで、映画の中のような出来事でした。 貴婦人の気まぐれな火遊びに、セージ君を相手に選んだ事は、多分セージ君が話さない限り、絶対に誰にも知られないひと夏の秘密なのです。

そんな経験も有ったので、凄い歳の差のあるMrsSugarにも、何の抵抗もなかったのでしょう。

                                               Storyteller @Sugar