『他言無用』のメンズチャットディ🎶 - 💑Wonderful days of MrsSugar💘

今日はただのお喋り会と言う集まりで、ライモン君は“絶対に行くからな”とわざわざ連絡してきました。ライモン君が一番楽しみにしている土曜日です。

彼が誰よりも素に戻れる日なのです。此処に来た時以外は、何時も特別大使と言う肩書がついて回りますが、それでも以前の継承権放棄前よりも、自由にはなったのですが...。やはりもっと若い時に、セージ君達と付き合いが有ったのが、決められた人生を送るのに抵抗を感じ始めていたようです。

そして、ストレスから心臓発作を起こして、たまたまミントさんが居ると聞きつけ、あれこれ手をまわして、VIP会員になって入院と静養でやってきましたら、セージ君にも逢えたのです。それからの回復ぶりが驚くほど順調でした。

やはり過度のストレスが、先天的な心臓病につながった様なのです。セージ君が結婚もしていてびっくりでしたが、その様子に刺激されて決められていた、婚約者数人が居たのですが、すべて解約して継承権放棄手続きをして、その後大学時代の仲良しだった女性と付き合い始めて、結婚したのです。

ライモン君の国は又特別で、西欧諸国とは中立国で金融関係の国としては、信用のある国なので静養所メインの、会員制の病院の国交問題でも役にも立つので、大使館を設立して特別大使になりました。

なのでサイクルクラブで皆と集まった時だけが、本当にもっと若い時のように、ほっとして楽しめる時間なので、とても大事な時間なのです。
サイクルクラブ内では、誰もが平等で上下関係も無し、中で話されたことは暗黙のうちに『他言無用』になっています。

時には愚痴も出る時などがありますが、他に漏れる事はありません。
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アルフィ《ねぇ、もうこの中はこのままで良いのかい？中途半端にしか、片付いていないような気がするんだけれどなぁ。皆の自転車を組み立てたりはまだしないのかい？

セージ《まだしないよ。乗りたかったら組み立てて、外に乗りに行くのは自由だけれどさ、皆でロードに出て行くのはまだ先だよ。アルフィの自転車は倉庫に入れっぱなしなの？みんなは？

エルダー《俺はばらして家に置いてあるよ。手入れだけはしてあるから、組み立てれば直ぐに乗れる様にはなっているよ。でもロードバイクで通勤するほど遠くないし、セージと同じにアニーと一緒に徒歩出勤だよ。

ライモン《僕はもう忘れてしまったから、ばらしてバッグに入れているから、又組み立てを見てもらいながら一からやり直しだよ。大使館へ持ち帰りはしないよ。

住まいもまだホテル内の大使館と同じフロアだからね。

シムノン《俺も倉庫に入れっぱなしだよ。何時でも出してくれば良いからね。セージは家に置いていたよね。

アルフィ《セージは家では乗っている時あるのかい？

セージ《ううん。オブジェになっているよ。でもさ、観ているのも楽しいからね。壁に寄せて置いてあるよ。部屋があまり狭くならないようにしてね。

軽いけれど倒れてSugarが、怪我しても困るからね。

アルフィ《脅かさないでくれよ。セージが言うと有りそうで怖いよ。本当に俺たち位なら、倒れてきても直ぐに支えられるだろうけれど、小さい子供や女性が居るところでは、止める時も気を付けないとだよね。

前に知り合いが塀に持たせてかけて止めて置いたら、倒れて歩いていた女性が、吃驚して転倒して怪我したそうだからね。レース用ではないロードバイクだから、少し重かったらしいけれどね。考えたら本当に俺達には玩具でも気を付けないとね。

セージ《凄い判ってんじゃぁないか！　アルフィ見た目のチャラさとは違って、凄く常識人だね。その差が面白いよなぁ。人ってそれぞれ、素になると外で見た時の見た目と違う場合があるから面白いよな・笑

シムノン《そうだよなぁ。親しくなったら又更に違う人格が見えてきたりしてな。俺なんて結構怖いって言われるんだよな。目つきが鋭いからなのと、愛想もないしね。

仲の良い友達には笑われるんだけれどな。“何時もしかめっ面している様に見える”って言われるんだ。そんな気はないんだけれどね。

エルダー《強そうに見えて良いんじゃぁないの？変な奴に絡まれなくてさ。俺なんて最近は無くなったけれど、女と間違われてナンパされた事もあるんだぜ。

子供の時は完全に女の子だって思われたりさ。だから父親にボクシングは習ったよ。父親は学者だったけれど、学生の時はボクシングやっていて、大会とか出場してトロフィ貰った事もあったそうだよ。

だからおれも小さい時から、身を守れるように教わったんだよ。

ライモン《えぇ、皆凄いねぇ。男らしい事が出来るんだなぁ。僕はダンス以外乗馬が出来るくらいかなぁ？テニスやゴルフもやるけれど、後は見るだけかな。

一般ではF1なんて人気あるし、ロードレースも人気あるよ。僕も見るだけは見ているけれど、一応体が弱いという事で、あまり色々はやらなかったんだ。

パーティでのマナーや、語学や外交関係の勉強もしたかな？だから普通の友達はあまりいなくて、パーティに行ったときに年下だったけれど、セージや同年齢では大使館員で来ているワイスとカールが、他国人だけれど小さな近隣国の弁護士と財務関係の仕事していたから、此処に大使館作った時に、各国の領事としてきたんだよ。

だから、僕は凄く助かっているんだよ。まぁ僕が病弱でもあるという事で、代理の大使が居るからね。中途半端に責任が無い場合もあるけれど、まったく自由でもないんだ。

セージ《病弱だとか言ってるけれどさぁ、俺には信じられないよ。まぁストレスって言うのは怖いけれどね。ライモンは１０代の頃から、俺と出逢った時には、すでにかなり女好きだったからなぁ。

ミントにプロポーズして、思いっきり降られたのに、懲りずに時々プロポーズしていたんだぜ。合間に結構見た目も悪くないし、女の子にもモテていたしね。
性格変わったよね？あの頃は結構生意気で、ひとを選んで付き合っていたようだしさ。
何故か俺には寄ってきて、仲間に入れられたんだけれど...。
どちらかと言うと悪い事は、頼みもしないのに教えられた気がするよ。

アルフィ《セージはさ、かまいたくなる雰囲気があるんだよ。結婚しているってわかっていても、機嫌悪い顔するけれど可愛いんだよ。

かなりしっかりしているし、“最近急に大人の男っぽくなった”って、聞いているけれど、やっぱり歳下の弟みたいな感じがするよな。男の子っぽくてさ。

ライモンもそう言う事なんだろう？　ミントさんって、セージのすぐ上のお姉さんだろう？奇麗で華やかで魅力的だよなぁ～。ライモンが好きになったのが判るよ。

明るい感じでさ、付き合ったら楽しそうだよね。残念だったね。もう子持ちだものね。あの夫婦も仲がよさそうだしね。
パートナーの薬剤師のスコットは、生真面目な勉強家って言う感じだよね。そう言う人が好みのタイプだと、ライモンは“残念でした”ってタイプじゃない？

あの夫婦はどうやって知り合ったんだろうね。

セージ《スコットは、俺の寮のスーパーバイザーだったんだよ。１年間一緒だったんだ。何だったかのイベントの時ミントが来て、ミントの方が彼を気に入って、付き合い始めたんだったかな？

スコットも勉強が忙しくて、付き合いが途切れがちで一旦別れたのに、偶然此処に来て再会したんだぜ。もう一気に火がついちゃったみたいでさ...。縁があったんだろうね。

エルダー《残念だったな。ライモンは今もまだミントさんが好きだって言っていたよな？
子持ちでも気持ちは変わらないって言ってたよな。でも、君も好きな人と結婚したんだろう？

ライモン《そうなんだけれど...。ミントさんは別物なんだよ。妻も僕がミントさんを今も好きなのは知っているよ。彼女はスペシャルなんだよ。

でも最初はセージとミントさんが姉弟だって思わなかったんだよ。別々に出会って仲良くなってから、セージのお姉さんだってわかったんだよ。２人は似ているのかもね。

エルダー《あぁ、結構似ている時あるよね。俺もミントさんをよく知らないんだけれど、何の時だったか似ているって思った事あったよ。アニーに言ったら“そうなのよね。ちょっとした表情とか、やっぱり姉弟だわって思う時があるのよね”って言ってたよ。でもずっと好きってのは、恋しているというより憧れているんじゃぁないのか？

ライモン《そうなのかもね。ファンみたいな感じかもしれないよね。遠くから見ていても、ドキドキしたのはミントさんだけだからね。

だからセージと仲良くなったわけでは無いから、よく判らないけれど２人ともが、僕の好きなタイプなんだろうね。セージはなんだろう？きっと弟的な感じで気に入っているんだろうね。只の友達とも違う感じがするんだよ。